縁起のいいカラスウリ!花や実の季節、育て方、キカラスウリとの違い

山田智美

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カラスウリをご存知ですか?カラスウリの花や実の季節や特徴、育て方、カラスウリとキカラスウリとの見分け方、カラスウリが縁起がいいと言われている理由、英語の名前など、カラスウリについてたっぷりとご紹介します。

目次

カラスウリとは?カラスウリ基本情報

学名:Trichosanthes cucumeroides 科名、属名:ウリ科カラスウリ属 分類:つる性多年草 カラスウリの特徴 カラスウリは日本の山野に自生するウリ科のつる性多年草です。山野でも街中でも見かけます。多年草なので毎年同じ場所で見かけます。つるを伸ばし、周囲の樹木に絡みついて大きくなります。  秋になると赤く熟した果実をつるからぶら下げるように実らせます。カラスウリはこの実が有名で、花はあまり印象に残らないようです。カラスウリの花は、日が暮れると開花し、朝には閉じてしまう一夜花です。真白なレースのような不思議な花を咲かせます。  カラスウリは雌雄異株ですが、花の見た目には雌雄の差はほとんどありません。  カラスウリの名前の由来 カラスウリの名前はカラスが食べるからだと言われていますが、鳥がこの実を食べているところを見たことはありません。  またはカラスウリの葉が大きく生育旺盛なので、絡みついた木を枯らしてしまうことから、枯らす瓜がカラスウリになったという説もあります。

  • 学名:Trichosanthes cucumeroides
  • 科名、属名:ウリ科カラスウリ属
  • 分類:つる性多年草

カラスウリの特徴

カラスウリは日本の山野に自生するウリ科のつる性多年草です。山野でも街中でも見かけます。多年草なので毎年同じ場所で見かけます。つるを伸ばし、周囲の樹木に絡みついて大きくなります。

秋になると赤く熟した果実をつるからぶら下げるように実らせます。カラスウリはこの実が有名で、花はあまり印象に残らないようです。カラスウリの花は、日が暮れると開花し、朝には閉じてしまう一夜花です。真白なレースのような不思議な花を咲かせます。

カラスウリは雌雄異株ですが、花の見た目には雌雄の差はほとんどありません。

カラスウリの名前の由来

カラスウリの名前はカラスが食べるからだと言われていますが、鳥がこの実を食べているところを見たことはありません。

またはカラスウリの葉が大きく生育旺盛なので、絡みついた木を枯らしてしまうことから、枯らす瓜がカラスウリになったという説もあります。

カラスウリ(烏瓜)

  • カラスウリ(烏瓜)は秋に卵型をしたオレンジ色の果実を実らせる、ウリ科の多年生つる植物です。カラスウリ(烏瓜)の花は雌雄異株です。夜になると開き翌朝には閉じてしまいます。白い花の縁は糸上に裂けていて、レースのように花びらの周りに広がります。開花期は夏、7~9月くらいに咲きます。 カラスウリ(烏瓜)は根が特徴的で、塊根を成します。冬は地上部が無くなり、翌春また、この塊根から芽吹きます。通常山野や藪を好みますが、街中でも見かけます。生育旺盛で、夏の生育期にはフェンスや他の樹木に絡みつき、繁茂します。非常に強健で、地面に着いた枝からも発根し増えていきます。 カラスウリ(烏瓜)の果実は、熟すまではグリーンに薄い白の縦じまが入っています。秋が深まるにつれ、模様はなくなり濃いオレンジ色へと変化していきます。カラスウリ(烏瓜)は特に秋に熟す果実の中の種子が個性的です。種子の形状が打ち出の小槌に似ていることから、縁起物としてお財布に入れておくと良いとも言われています。  

 

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カラスウリの花咲く季節と咲く時間

カラスウリの花咲く季節 カラスウリの花の咲く季節は夏です。関東では6月頃から見かけ始め、9月の終わりにはほとんど見かけなくなります。  カラスウリの花は、ちょっと変わった形状をしています。花びらは5枚、それぞれの花びらの外側は糸のように裂け、真白なレースを広げたような美しさです。  カラスウリは雌雄異株ですが花の見た目には雌雄の差はあまりありません。カラスウリの雌雄を花だけで区別をするのは難しいかもしれません。強いて言えば、雌株に比べて雄株の方が花数が多いので、花数で大体の見当を付けます。  カラスウリの花の咲く時間 カラスウリの花は日が暮れてから開花し、朝には萎れてしまう一夜花です。宵闇の中に浮かび上がるカラスウリの花は、青ざめたように白く美しく妖艶で、突然視界に入ってくるとどきっとします。  一夜限りで萎れてしまう花と聞くと、どうしても見たくなるのは人間の性です。ただし、夜道を闇雲に歩いても出会えるわけでもありません。どうしても見たい場合は日中のうちにつぼみを探しておいて、日が暮れたら確認しに行くのがよいでしょう。わざわざ足を運んでも後悔しないくらい、美しい花が見られます。

カラスウリの花咲く季節

カラスウリの花の咲く季節は夏です。関東では6月頃から見かけ始め、9月の終わりにはほとんど見かけなくなります。

カラスウリの花は、ちょっと変わった形状をしています。花びらは5枚、それぞれの花びらの外側は糸のように裂け、真白なレースを広げたような美しさです。

カラスウリは雌雄異株ですが花の見た目には雌雄の差はあまりありません。カラスウリの雌雄を花だけで区別をするのは難しいかもしれません。強いて言えば、雌株に比べて雄株の方が花数が多いので、花数で大体の見当を付けます。

カラスウリの花の咲く時間

カラスウリの花は日が暮れてから開花し、朝には萎れてしまう一夜花です。宵闇の中に浮かび上がるカラスウリの花は、青ざめたように白く美しく妖艶で、突然視界に入ってくるとどきっとします。

一夜限りで萎れてしまう花と聞くと、どうしても見たくなるのは人間の性です。ただし、夜道を闇雲に歩いても出会えるわけでもありません。どうしても見たい場合は日中のうちにつぼみを探しておいて、日が暮れたら確認しに行くのがよいでしょう。わざわざ足を運んでも後悔しないくらい、美しい花が見られます。

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カラスウリの実と種を紹介

カラスウリの実の特徴 カラスウリの実は秋が深まってから色付きます。10月から11月頃です。落葉樹が葉を落とし始めた頃、木からカラスウリの実が下がっているのを見かけるようになります。  カラスウリの実は長さ5~7㎝程度のたまご型で、色付く前はグリーンに薄っすらと縦に縞模様が入っています。熟すに従い縞模様は消え、段々とオレンジ色に色付いていき、最終的には朱を混ぜたような赤へと変わっていきます。  この色付いたカラスウリの実は、つると一緒に乾燥させると、秋の風情を感じさせる美しいドライフラワーになります。カラスウリをドライフラワーにするなら、風通しのよい半日陰に数日吊るしておくようにします。中に果肉が入っている実は腐りやすいので、しっかり乾燥させないとカビが生えてしまいます。  カラスウリの種の特徴と縁起がよい理由 カラスウリは種も特徴的です。中心部は盛り上がったように厚みがあり、そこから3方向に突き出した突起があります。この形状が大黒様のお腹のようで縁起がいいとか、打ち出の小槌のようだからという理由で、お財布に入れておくと金運が上がると言われています。  他にもカラスウリの種を麻袋に入れて誰にも知られないように床下に隠しておくと、お金持ちになれるという言い伝えもあるそうです。秘密裏に床下に隠すというのが何とも背徳感があってわくわくします。  また、カラスウリの種はその形が結び文のようだということで、玉章(たまずさ)という別名もあります。(結び文とは、おみくじのような結び方をした手紙のことで、古くはラブレターに使われた結び方です。玉章というのは、この結び文のことを指します)

カラスウリの実の特徴

カラスウリの実は秋が深まってから色付きます。10月から11月頃です。落葉樹が葉を落とし始めた頃、木からカラスウリの実が下がっているのを見かけるようになります。

カラスウリの実は長さ5~7㎝程度のたまご型で、色付く前はグリーンに薄っすらと縦に縞模様が入っています。熟すに従い縞模様は消え、段々とオレンジ色に色付いていき、最終的には朱を混ぜたような赤へと変わっていきます。

カラスウリの実は長さ5~7㎝程度のたまご型で、色付く前はグリーンに薄っすらと縦に縞模様が入っています。熟すに従い縞模様は消え、段々とオレンジ色に色付いていき、最終的には朱を混ぜたような赤へと変わっていきます。

この色付いたカラスウリの実は、つると一緒に乾燥させると、秋の風情を感じさせる美しいドライフラワーになります。カラスウリをドライフラワーにするなら、風通しのよい半日陰に数日吊るしておくようにします。中に果肉が入っている実は腐りやすいので、しっかり乾燥させないとカビが生えてしまいます。

カラスウリの種の特徴と縁起がよい理由

カラスウリは種も特徴的です。中心部は盛り上がったように厚みがあり、そこから3方向に突き出した突起があります。この形状が大黒様のお腹のようで縁起がいいとか、打ち出の小槌のようだからという理由で、お財布に入れておくと金運が上がると言われています。

他にもカラスウリの種を麻袋に入れて誰にも知られないように床下に隠しておくと、お金持ちになれるという言い伝えもあるそうです。秘密裏に床下に隠すというのが何とも背徳感があってわくわくします。

また、カラスウリの種はその形が結び文のようだということで、玉章(たまずさ)という色っぽい別名もあります。(結び文とは、おみくじのような結び方をした手紙のことで、古くはラブレターに使われた結び方です。玉章というのは、この結び文のことを指します)

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カラスウリの芋とは?

カラスウリの根は、地下で球根になります。これをカラスウリの芋と呼ぶことがあります。球根と言ってもチューリップやヒヤシンスの球根のような形状ではなく、蓮根や赤くないサツマイモに似ています。

カラスウリの根は漢方薬に使用されているそうです。昔はカラスウリの根を煎じたものを飲んだり、塗布したりして利用していた地方もあったとのことです。

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カラスウリとキカラスウリの違いと見分け方

カラスウリの仲間にキカラスウリという植物があります。キカラスウリは、カラスウリとよく似た一夜花を咲かせます。花も葉もカラスウリより大きいのでよく観察すれば区別がつきます。

キカラスウリの実は7~10㎝と大きく、球形または広楕円形で、熟すと黄色く色付くのが特徴です。キカラスウリの種は平坦で打ち出の小槌のような形をしていません。金運とは無縁な形状です。

カラスウリとキカラスウリは、秋の熟した実を見れば一目瞭然で見分けが付きます。カラスウリとキカラスウリの見分け方を整理します。参考にしてください。

  • カラスウリの実:赤色、5~7㎝程度のたまご型
  • キカラスウリの実:黄色、7~10㎝程度の球形あるいは広楕円形

キカラスウリ

  • キカラスウリは東アジアに自生する、雌雄異株のつる性多年草です。キカラスウリはカラスウリに似た、とても特徴的なフォルムの花を咲かせます。キカラスウリの花が咲く季節は夏、夕方暗くなってから開き朝には萎れてしまう1日花です。キカラスウリの花色は白、5枚の花びらの先端がレースのように裂けて放射状に広がります。キカラスウリはこの変わった形状の花から芳香を漂わせ、蛾たちをおびき寄せます。 秋になるとキカラスウリは直径10~15㎝ほどの大きな球形、あるいはアーモンド形の果実を実らせます。最初は濃い緑色ですが、秋も深まり11月には熟して黄色く変化します。葉が枯れてしまった中にキカラスウリの大きな黄色の果実がぶら下がるように実っている姿は、ひと際目を引きます。

 

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カラスウリは食べられる?

カラスウリの赤く完熟した実はシロップや蜂蜜漬けにして食べられるそうです。

子供の頃に、生のカラスウリの果実を食べようとしたことがあります。舐めると少しだけ甘みを感じますが苦くて食べられたものではありません。体が拒絶反応を示すくらいの苦さですから、生食には向きません。

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カラスウリの育て方

カラスウリの植え付け、用土 カラスウリは日当たりのよい半日陰を好みます。強い直射日光を避けられるような場所で管理しましょう。または、上部にはしっかりと日が当たり、株元は日陰になるような場所も向いています。  カラスウリは山野の落葉でふかふかになったような土壌に自生しています。腐葉土を漉き込んだ、肥沃な土壌が向いています。  鉢植えのカラスウリは市販の園芸用培養土で問題なく育ちます。  カラスウリの水やり カラスウリは乾燥が苦手です。鉢植えのカラスウリは、表土が乾いたらたっぷりと水やりを行います。地植えのカラスウリは降雨に任せます。  カラスウリの肥料 秋の結実後に腐葉土をたっぷりと混ぜ、来年の為に肥沃な土壌を作りましょう。  カラスウリの育て方のコツ カラスウリは種からでも育てられますが、開花、結実には数年かかります。  また、カラスウリは雌雄異株です。カラスウリの実を楽しむのが目的であれば、雌株と雄株を近くに植え付ける必要があります。

カラスウリの植え付け、用土

カラスウリは日当たりのよい半日陰を好みます。強い直射日光を避けられるような場所で管理しましょう。または、上部にはしっかりと日が当たり、株元は日陰になるような場所も向いています。

カラスウリは山野の落葉でふかふかになったような土壌に自生しています。腐葉土を漉き込んだ、肥沃な土壌が向いています。

鉢植えのカラスウリは市販の園芸用培養土で問題なく育ちます。

カラスウリの水やり

カラスウリは乾燥が苦手です。鉢植えのカラスウリは、表土が乾いたらたっぷりと水やりを行います。地植えのカラスウリは降雨に任せます。

カラスウリの肥料

秋の結実後に腐葉土をたっぷりと混ぜ、来年の為に肥沃な土壌を作りましょう。

カラスウリの育て方のコツ

カラスウリは種からでも育てられますが、開花、結実には数年かかります。

また、カラスウリは雌雄異株です。カラスウリの実を楽しむのが目的であれば、雌株と雄株を近くに植え付ける必要があります。

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カラスウリの英語の名前

カラスウリの英語の名前を紹介します。  英名:Japanese snake gourd(ジャパニーズ スネーク ゴード) 英名の由来はわかりませんが、スネーク ゴードとは熱帯アジアの国や地域で食用にされるヘビウリという野菜のことです。このヘビウリもカラスウリ属の仲間です。ヘビウリの実はヘビのように長く、曲がった奇妙な形状をしています。花はカラスウリによく似た花を日中に咲かせます。

カラスウリの英語の名前を紹介します。

  • 英名:Japanese snake gourd(ジャパニーズ スネーク ゴード)

英名の由来はわかりませんが、スネーク ゴードとは熱帯アジアの国や地域で食用にされるヘビウリという野菜のことです。このヘビウリもカラスウリ属の仲間です。ヘビウリの実はヘビのように長く、曲がった奇妙な形状をしています。花はカラスウリによく似た花を日中に咲かせます。

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カラスウリの魅力は伝わったでしょうか。夏の夜、一夜限り咲く花の美しさ、秋に色付く実の可愛らしさ、さらにそのままドライフラワーにすれば冬まで楽しむことができます。つるを丸く編んでから乾燥されば、カラスウリのリースも作れます。

カラスウリの魅力を知って、もっと身近に感じてください。

 

 

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山田智美
山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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