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ニチニチソウの育て方|長く花を楽しむための切り戻しや突然枯れる原因

ニチニチソウの花を長く楽しむための育て方のコツをご紹介します。暑さにも強い光にもとても強く、さほど手入れをしなくても咲き続けるニチニチソウを夏のガーデニングに取り入れてみませんか。

目次

ニチニチソウの育て方|種まき

ニチニチソウ

スペースや必要な苗数によって1か2の方法があります。2は移植の手間がないので、手軽な方法です。

1.育苗トレーなどの箱にまき、本葉が4~6枚くらいになったらポットに移植、育苗し、市販されている程度の苗の状態になったら定植する。

2.ポット苗に2~3粒ずつまいて、本葉2~3枚くらいで元気なもの以外を間引き、育苗し、市販されている程度の苗の状態になったら定植する。

ニチニチソウの発芽適温は、20~25℃と高めです。気温が高くならないと発芽しないので、東京だと4月中旬以降くらい、目安としては八重桜が咲くころです。

ニチニチソウは嫌光性なので、種をまいたら必ず土をかけましょう。嫌光性とは、発芽に光を必要としない性質のことです。また、発芽までに10日ほどかかるので、その間、土を乾かさないように注意します。

本葉が6~8枚くらいになったら、芽先を摘芯(芽先を摘むこと)すると、そこから脇芽が生長して茎の数が増えて、低めでしっかりとしたバランスの良い株になります。

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ニチニチソウの育て方|植え付けと適した環境

ニチニチソウ

ニチニチソウは、日当たりと風通しの良い場所に植えましょう。明るめの半日陰なら栽培可能ですが、日照不足になると花付きが悪くなり、茎も間延びします。熱帯が原産の植物なので、強い光と高い気温が大好きな植物です。

ニチニチソウの根は直根で移植を嫌うので、何度も植え替えたりするのは避けましょう。ポットから植え替える時は、根を触らないようにして作業しましょう。

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ニチニチソウの土と肥料

ニチニチソウ

ニチニチソウは、水はけの良い土を好みます。連作障害が起きやすいので、同じ場所に植えないようにしましょう。鉢植えのニチニチソウは、花用の培養土で問題なく育ちます。

肥料

ニチニチソウは、花が次々と咲く分、肥料を必要とする植物なので、肥料は定期的に与えましょう。使用している肥料の説明書に記載してある使用頻度で与えてみて、咲き方や花数などの様子を見ながら適量を把握するのがよいでしょう。

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ニチニチソウの日々の管理

水やり

ニチニチソウは、原産が熱帯なだけあって、乾燥に強い草花です。ジメジメした土を嫌うので、土の表面をよく見て、乾いたらたっぷりと与えるようにします。

花がら摘みは必要?

日々草(ニチニチソウ)は、咲き終わると、ぽろっと自然に取れます。そのため普通の花のような、花がらつみは必要ありません。ただし、落ちた花がらをそのままにしておくと、水やりや雨水で葉っぱに花がくっついてしまい、そこからカビが発生してしまうこともあります。落ちた花は、こまめに取ると病気の予防になります。日々草(ニチニチソウ)の花が取れた後の茎にさやが残っていると種をつけるので、さやができたらカットします。

ニチニチソウの花びらは、咲き終わるとぽろっと自然に取れます。そのため普通の花のような、花がら摘みは必要ありません。ただし、落ちた花がらをそのままにしておくと、水やりや雨水で、葉に花がくっつき、そこからカビが発生してしまうことがあります。落ちた花は、こまめに取ると病気の予防になります。花が取れた後の茎にさやが残っていると種をつけるので、さやができたらカットします。

切り戻し

日々草(ニチニチソウ)は、茎が全体的に伸びすぎて姿が乱れてきたら切り戻しをします。定期的に切り戻しをすると、切った部分から脇芽が出て、きれいな姿を保ちます。この切り戻しを夏まで繰り返すと、たくさんの花がついた、姿のよい日々草(ニチニチソウ)に生長します。

ニチニチソウは、茎が全体的に伸びすぎて姿が乱れてきたら切り戻しをします。定期的に切り戻しをすると、切った部分から脇芽が出て、きれいな姿を保ちます。この切り戻しを夏まで繰り返すと、たくさんの花がついた、姿の良い株に生長します。

剪定する位置

線の下に小さな脇芽ができています。切り戻すときは、線の部分で剪定します。

線の下に小さな脇芽ができています。切り戻すときは、線の部分で剪定します。

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ニチニチソウのトラブル|病害虫

比較的病害虫には強く、手間のかからない草花ですが、アブラムシ立ち枯れ病に気を付けましょう。アブラムシは窒素分の多い肥料を与えすぎると、発生することがあるので、肥料の与えすぎに注意します。また、取れた花は、まめに取り去っておくのが病気の予防になります。

ニチニチソウが突如枯れた!!

他のニチニチソウの苗に比べて、葉の雰囲気がおかしく、ある日突然枯れた!……こんな経験はありませんか? 原因はおそらく「立ち枯れ病」です。簡単に言ってしまうと、土中の中にいる菌にやられてしまったことで枯れてしまった可能性が高いです。

枯れたニチニチソウの対処法

菌による病気で枯れてしまった苗は、すぐに抜き取って処分します。放置して他まで感染することを避けるため、早急に対処したほうがよいでしょう。

どうすればニチニチソウの立ち枯れ病を予防できる?

1.水やり

菌系の病気は、梅雨のような高温多湿の時期に多く発生します。そのため、常に土が湿っている状態にしないことが大切です。基本的には「乾いたらたっぷり」を心がけます。

2.土は新しい土を使う

プランターに植える場合は、使いまわしの土より新しい土を使いましょう。

3.風通し良く

株と株の間をぎゅうぎゅうにしすぎると、どうしても蒸れやすくなります。風通し良くして、葉に水がかかっても、すぐに乾くような状態にするには、株と株の間は適切な間隔をあけたほうが健康な苗になります。

4.花がらはそのままにしない

ニチニチソウの終わった花は、ぽろっと落ちます。落ちた花は、こまめに捨てましょう。そのままにして、水やりの水で葉にくっついてしまう状態が多くなると、病気にかかりやすくなります。

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ニチニチソウの冬越し

ニチニチソウは、本来は多年草の植物ですが、日本の冬の気温には耐えられないため、日本では10月くらいまでの一年草として扱われています。ただし、ハウスなどで管理すると、翌年開花させることも可能で、2年目になると前年の枝は木化します。

日々草(ニチニチソウ)は、本来は多年草の植物ですが、日本の冬の気温には耐えられないため、日本では10月くらいまでの一年草の植物です。ただし、ハウスなどで管理すると、翌年開花させることも可能で、2年目になると前年の枝は木化します。

暑さと強い光に強く、初夏から秋まで咲くニチニチソウ。育て方のコツをつかんで長くたくさんの花を楽しんでください。

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