春から初夏の花壇や寄せ植えにおすすめ!「シレネ・カロリニアナ」
金子三保子
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シレネ・カロリニアナは春から初夏までたくさんの花を咲かせる一年草です。シレネ・カロリニアナの魅力と育て方をご紹介します。シレネ・カロリニアナは、1株で横に広がるように生長してたくさんの花を咲かせるので花壇や寄せ植えに使うと見事な植栽になります。這うように生長するのでグランドカバーにもおすすめです。
目次
シレネ・カロリニアナ
学名 | Silene caroliana |
流通名 | シレネ・ピンクパンサー、シレネ・スパニッシュフラメンコ |
科・属 | ナデシコ科シレネ属 |
原産地 | 北アメリカ |
形態 | 原産地では多年草ですが、東京だと一年草扱いです |
開花時期 | 4月~6月 |
シレネ・カロリニアナはとにかく1シーズンでたくさんの花を咲かせます。性質は、ほふく性(這い性)で横に広がるように生長しますが、上にも伸びるので1株でかなりのボリュームになります。
シレネの色の種類
最近は白花やマットなピンクなど、色の種類も増えてきました。
シレネ・カロリニアナを植える環境
シレネは様々な品種がありますが、全般的に日光を好むので、日当たりと風通しの良い所に植えます。地植えのシレネ・カロリニアナは、上にも伸びますが横広がりに生長するので、花壇の前側、コンテナ栽培の場合は鉢の脇やハンギングバスケットにも向いています。
シレネ・カロリニアナ育て方のポイント
1、水やりは乾いたらたっぷりと
シレネは性質が強いので、特にこれといった手入れをしなくても勝手に生長します。乾燥気味を好む性質です。地植えのシレネは、根付いてからの水やりは特に必要ありません。鉢植えのシレネの水やりは「乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと」与えます。
2、花がらをまめに摘みましょう!
花がらとは、終わった花のこと。花がらをそのままにしておくと、植物としては花を咲かすことより、次の世代を残すことが重要ミッションのため、種をつけることにエネルギーが回ります。それを避けるため、花がらをどんどん摘んで次の花を咲かせていきます。ちょっとかわいそうな気もしますが、花がら摘みをするとしないのとでは、ワンシーズンに咲く花数に差が出ます。
シレネ・カロリニアナ生長の様子
シーズン初めの4月頃のシレネ
初夏になると、急に花数が増えます!どんどん花がらを摘んでいきます。
1株でかなり広がります。花壇からあふれでるように咲く光景は見事です。横に広がるので、グランドカバーにもなります。
花がらをまめに摘むと6月ごろまで咲くので、春から初夏まで長く花が楽しめます。
とにかく強いシレネ・カロリニアナ
シレネは、こぼれ種でも増えます!
性質が丈夫で発芽率も良いので、1度植えると環境に合えば、こぼれ種でも開花することがあります。確実に来シーズンの種が欲しい場合は、一部花がらを摘まないで放置しておくとよいでしょう。ごまのような真っ黒い種ができます。
我が家でこぼれ種で発芽したシレネ
シレネ・カロリニアナは繁殖力が旺盛な草花で、時にはコンクリートの割れ目から発芽することも。
ある年は、三軒先の道路上のコンクリートの割れ目から発芽してしまったことも……どうやって種が運搬されたんでしょうか?これには驚きました。
シレネ・カロリニアナの苗の出回り時期
シレネ・カロリニアナは、1月~4月に苗が流通します。できれば早めに若い株を定植した方がたくさんの花が楽しめます。
シレネ・カロリニアナは、学名より流通名の「シレネ・ピンクパンサー」、「シレネ・スパニッシュフラメンコ」の名前で流通していることが多いです。
1シーズンでたくさんの花が咲く一年草のシレネ・カロリニアナ。花壇のフロント、寄せ植え、ハンギングに使ってみてはいかがでしょうか。
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