【植物の種に注目】モミジやカエデは新緑の季節も魅力がいっぱい!
金子三保子
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モミジの種
トゥデイズプランツ、今回ご紹介するのは「モミジやカエデの種」
モミジを含めたカエデの仲間たちが注目されるのは、美しく色づいた紅葉の時期が多いですが、春から初夏にも魅力がいっぱい。
まずは春の4月頃、線香花火みたいな小さな花を無数に咲かせます。とても小さくて正直地味な花ですが、近づいてよく見てみると、なんともかわいらしい花の形をしています。
花が終わった初夏の5月。とてもユニークな形をした種が木に無数にぶら下がっている様を見ることができます。この形を「プロペラ」と表現する人もいれば、ドラえもん世代は「タケコプター」と言う人もいます。
このプロペラ状の種のことを専門用語で「翼果(よくか)」と言います。これが夏の間、木にぶら下がって、少しずつ乾燥して茶色くなった頃、風に乗って木から旅立ち、プロペラのようにくるくると回転して着地した場所で発芽していくという仕組みです。植物たちの子孫を残す力はすごいものです。
▼植物の種についてご紹介しています
茶色くなる前の種が見られるのは初夏から夏。赤いものもあればグリーンのものもあります。
こちらは都内でも街路樹としてよく使われているトウカエデの種。
トウカエデ
青葉と種の優しい色あいが見られる新緑のモミジやカエデ。散歩のときに探してみてくださいね。
▼イロハモミジについて詳しくご紹介しています
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