オリーブの剪定と摘果のポイント~オリーブに実がなりました!~
小野寺葉月
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オリーブを剪定したら虫がいた!
オリーブを剪定し、枝がスッキリすると、あれ? おや? というような虫食いの葉や幹を見つけるかもしれません。
幹の部分に直径8mmほどの穴が・・・何かいるの?
オリーブに虫食いがあったら
オリーブの幹に穴が開いている場合、オリーブアナアキゾウムシかカミキリムシの可能性が高いです。
オリーブアナアキゾウムシだと木の根元穴を開けるので、木の根元に木くずが落ちているはず。樹皮の表面にかさぶたのようなものがあったりする場合も、幹の中に虫が入っているサインの場合があります。カミキリムシ(テッポウムシとも呼ばれます)は木くずのような糞が穴の周りについてる場合があります。
今回は根元から1mくらいの所に穴がありました。どちらの虫でしょうか。それともただのウロのようなもの?
幹の中に幼虫がいる可能性がある場合、幹の中にノズルを入れて噴射するタイプの殺虫スプレーがあります。「カミキリムシ」「テッポウムシ」用と記載があるので、専用のスプレーを使用してください。今後も経過観察しておきます!
オリーブの実の摘果って?
オリーブの実が付いてきました。オリーブは自家受粉ができないので、近くに別種のオリーブを植えることで受粉し、実がなります。
小さい実が鈴なりです。実は、摘果することでより確実に大きな実を育てることができます。ひと房あたりに1粒あたり残して摘み取ります。摘み取る実は小さいものや傷のあるもの。綺麗な実を残しましょう。
オリーブの苗を植え付けてみよう!
オリーブの苗は植え付けた後しっかり水を吸うように、苗のまわりにダムをつくって水をたっぷり上げます。
植え付け方や水のあげ方、支柱の立て方など詳しい内容はこちら
オリーブの管理方法まとめ
◆オリーブの剪定適期は2月3月の休眠期
◆5月~10月の生長期は剪定してもすぐ伸びるので樹形が保ちにくい
◆剪定する優先順位はひこばえ、不要枝、内向き枝
◆幹の穴はカミキリムシかオリーブアナアキゾウムシ
◆幹の穴用のノズルがある殺虫スプレーを使う事
◆摘果はひと房につき1粒残す
剪定は植物をきれいに楽しむためには必要な知識です。剪定をするようになると、植物のことをおのずと観察するようになるので、きっとたくさんの発見があると思います。また、摘果することで大きい実が楽しめるようになるのもいいですね! 植物ともっと仲良くなって素敵なボタニカルライフを!
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