ラベンダーの剪定|時期と収穫、花後、切り戻しなど剪定の目的別にご紹介!

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金子三保子

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ラベンダーは「ハーブの女王」とも呼ばれ、園芸やアロマの世界で最も親しまれているハーブのひとつ。今回は初夏に開花するイングリッシュラベンダーやフレンチラベンダーの剪定について、剪定の目的別にご紹介します。

目次

ラベンダーとは?

ラベンダーはシソ科の多年草のハーブで花期は5月~7月。古くからラベンダーの花は、薬草として、また、香りを楽しむなど人々の暮らしの中で利用されてきました。「万能の精油」、「ハーブの女王」とも呼ばれ、アロマテラピーでは最も利用される精油のひとつです。

ラベンダーはシソ科の多年草のハーブで花期は5月~7月。古くからラベンダーの花は、薬草として、また、香りを楽しむなど人々の暮らしの中で利用されてきました。「万能の精油」、「ハーブの女王」とも呼ばれ、アロマテラピーでは最も利用される精油のひとつです。

ラベンダーは地中海沿岸が原産のため、高温多湿を嫌う性質に対応した手入れをすれば、毎年花を咲かせて楽しませてくれます。

現在ではたくさんのラベンダーの系統と品種があり、品種によって花の色や形、特徴の違うラベンダーが流通しています。

▼ラベンダーの種類、育て方と楽しみ方

 

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ラベンダーの剪定|収穫のための剪定

育てているラベンダーを飾るために剪定するのと、花を楽しんだ後の剪定では、剪定するタイミングが違います。  花を飾るためなら収穫する時間帯は、晴れた日の朝がベスト。できれば前日も晴れた日の方が、ラベンダーが濡れていない状態なので、特にドライフラワーにするにはおすすめです。

育てているラベンダーを飾るために剪定するのと、花を楽しんだ後の剪定では、剪定するタイミングが違います。

花を飾るためなら収穫する時間帯は、晴れた日の朝がベスト。できれば前日も晴れた日の方が、ラベンダーが濡れていない状態なので、特にドライフラワーにするにはおすすめです。

 

ドライフラワー、フラワーアレンジなど、飾るためにラベンダーを剪定したい時は、粒々が茶色くなる前の花の色が出てきてすぐ、もしくは少し咲き始めた時に剪定しましょう。そのタイミングで収穫すると、花が長く楽しめたり、美しいドライフラワーに仕上がります。

ドライフラワー、フラワーアレンジなど、飾るためにラベンダーを剪定したい時は、粒々が茶色くなる前の花の色が出てきてすぐ、もしくは少し咲き始めた時に剪定しましょう。そのタイミングで収穫すると、花が長く楽しめたり、美しいドライフラワーに仕上がります。

 

花が終わりの頃に収穫すると、花色が茶色くなり、きれいなドライフラワーにならなかったり、花がポロポロと落ちやすくなります。

花が終わりの頃に収穫すると、花色が茶色くなり、きれいなドライフラワーにならなかったり、花がポロポロと落ちやすくなります。

▼ラベンダースティックの作り方

 

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ラベンダーの剪定|花が終わった後の剪定

ラベンダーの花の終わりの目安って?

ラベンダーの花の終わりの目安は、花色が褪せて茶色くなってきた頃です。写真のようになったら、花の剪定をしましょう。

ラベンダーの花の終わりの目安は、花色が褪せて茶色くなってきた頃です。写真のようになったら、花の剪定をしましょう。

 

花を剪定してすっきりしたラベンダー  ラベンダーは高温多湿が苦手です。梅雨入り前くらいの時期に、終わった花の剪定を行い、風通しを良くして、梅雨と夏を迎えましょう。この手入れをすると、真夏の株の負担がぐんと減ります。

花を剪定してすっきりしたラベンダー

ラベンダーは高温多湿が苦手です。梅雨入り前くらいの時期に、終わった花の剪定を行い、風通しを良くして、梅雨と夏を迎えましょう。この手入れをすると、真夏の株の負担がぐんと減ります。

剪定する位置

花の咲いている茎を下にたどっていくと、新芽が確認できます。その新芽の上で剪定すると、次の新芽が伸びてきれいな株になっていきます。買ったばかりのラベンダーの鉢植えならこれで完了です。

ラベンダーの新芽って?

紫で囲った部分がラベンダーの新芽です。新芽は葉の上の両サイドから出て、これが次第に伸びて次の茎に生長して、やがて茎の先に花がつきます。

紫で囲った部分がラベンダーの新芽です。新芽は葉の上の両サイドから出て、これが次第に伸びて次の茎に生長して、やがて茎の先に花がつきます。

大きくなったラベンダーの株は、花後の剪定と同時に、蒸れて葉が傷んでいる枝や古枝を更新するとともに、梅雨対策として地面に寝てしまっているような茎を根元で剪定して、風通しの良い株に仕立てましょう。

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ラベンダーの更新剪定(強剪定)|株元が木化してきたら剪定してみよう

購入した年は必要ありませんが、ラベンダーを育てて数年もすると、かなりの大株になります。一度も切り戻しをしないと、株元は木質化して地面付近に葉がない状態になります。

購入した年は必要ありませんが、ラベンダーを育てて数年もすると、かなりの大株になります。一度も切り戻しをしないと、株元は木質化して地面付近に葉がない状態になります。

ラベンダーの植物分類は常緑低木のため、その年に出た茎は緑色をしていますが、次第に株元は木のようになっていきます。1度もメンテナンスをしないと、古い枝からは新芽が出にくくなったり、株が込み合いすぎて風通しが悪くなるなど、株が痛む原因になります。それを避けるため、「更新剪定(強剪定)」を行います。

ラベンダーの更新剪定(強剪定)のやり方

強剪定は全体的に行います。特に地面付近の土に密着していて傷んでいる枝、古い枝は優先的に根元で剪定しましょう。

その他の枝の切る位置は、それぞれの枝を下までたどり、新芽が出ている上で切り詰めます。新芽まで剪定してしまうと、枯れこんでしまう場合があるので注意しましょう。

最後に形を整えて完了です。

強剪定の時期は?

フレンチラベンダー  強剪定は株の生長が穏やかな秋~早春に行います。  同じラベンダーでも系統によって開花時期が若干違います。フレンチラベンダーは、ラベンダーの中では開花が早いので秋のうちに、イングリッシュラベンダーは2月~3月までに済ませます。

フレンチラベンダー

強剪定は株の生長が穏やかな秋~早春に行います。

同じラベンダーでも系統によって開花時期が若干違います。フレンチラベンダーは、ラベンダーの中では開花が早いので秋のうちに、イングリッシュラベンダーは2月~3月までに済ませます。

それを過ぎて剪定してしまうと、せっかくその年に咲く花芽を切ってしまうことになりますのでやめましょう。

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剪定のコツを覚えて来年も美しい花を咲かせましょう!

 

▼ラベンダーの育て方

 

▼ラベンダーの寄せ植え

 

 

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金子三保子

フラワーコーディネーター、フォトグラファー、ライター。 2022年6月、日東書院本社より「植物のきもち ~がんばりすぎないガーデニング」出版。 ギフトや装花などのフラワーコーディネート、自身でコーディネートした作品の撮影、雑誌や会員情報誌への提案など幅広く活動中。現在は植物に関する記事の執筆にも携わる。庭仕事はライフワーク。映画「余命1ヶ月の花嫁」ブーケ製作。

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