ミントが枯れた?原因と対処法を見つけて上手に育てましょう

山田智美

山田智美

このライターの記事一覧

公開日 :

ミントが枯れてしまったように見える時の対処法です。枯れる原因や、病害虫による被害とその対処法、予防法、植え替えや剪定のコツ、復活させる方法など。ミントの上手な育て方を紹介します。

目次

ミントとは?基本情報

ミントとは?基本情報

  • 学名:Mentha
  • 科名・属名:シソ科ハッカ属
  • 分類:多年草

ミントの特徴

ミントは明るいグリーンの葉と爽やかな香りが特徴のハーブ。ガムやキャンディなどのお菓子の他、歯磨き剤でも有名です。草丈20~40cm程度とコンパクトで、育てやすいのも特徴です。夏には可愛らしい薄紫色の花を咲かせます。

丸みを帯びた葉は見た目にも可愛らしく、お菓子や飲み物の付け合わせとしても人気です。スペアミントやペパーミントが有名ですが、アップルミントやパイナップルミントなどの品種もあります。

ミント

  • ミントは最もポピュラーなハーブのひとつです。ミントというと、すっきりとしたさわやかな香りを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、中にはアップルミントのようにほんのり甘くすっきりとした香りのミントもあります。品種は数限りなく存在し、毎年のように新品種が登場します。 ミントの利用法としては、アロマテラピーの他、サシェやポプリの材料にしたり、お茶や料理にも使うことができたりと様々な活用法があります。

 

目次に戻る≫

ミントが枯れる原因は?

ミントが枯れる原因は?

ミントが枯れる原因|病害虫

ミントは比較的病害虫の被害の少ないハーブです。ただし乾燥が続くと、ハダニの被害にあうことがあります。ハダニは最終的にはミントを枯らしてしまうこともあります。また、初夏や秋にアオムシなどに食害されることがあります。早期発見すれば被害が最小限に防げるので、虫くいの跡がないか、水やりをしながらチェックする習慣をつけましょう。見つけたら早期対処が肝心です。

ミントが枯れる原因|根詰まり

ミントは地下茎で増える多年草です。鉢植えのミントは何年も植え替えをしないでいると、鉢の中で根が込み合い、根詰まりを起こしてしまいます。根詰まりは、葉を落とすなど生育が悪くなる原因となります。

ミントが枯れる原因|夏

実はミントは夏の乾燥が少し苦手です。暑い夏を乗り切るために葉を落とすことがあります。あるいは雨が少なかったり、乾燥が続いたりなどの要因で枯れたようになることもあります。

ミントが枯れる原因|秋から冬

ミントは耐寒性があるので、冬でも外で育てることができます。冬にミントが枯れる一番の原因は「水のやり忘れ」が多いようです。

冬前に茎を根元で刈り込み、地上部分をすっきりさせた後も、鉢の表面の土が乾いたら水を与えましょう。冬の間は地上部分の生長が止まったように見えますが、春になると地際から新芽が芽吹いてきます。それまで水やりを忘れないようにしましょう。

目次に戻る≫

ミントにつきやすい害虫と対処法

ミントの害虫

ハダニ

ハダニはクモの仲間で、肉眼では確認が難しいくらい小さな虫です。ハダニは葉裏に生息して、葉の栄養を吸汁します。被害にあった箇所は色が抜けたようになるのでわかります。

ハダニの対処法

ハダニは高温乾燥を好むので夏の乾燥期に発生しやすくなります。ハダニの発生を防ぐためにはこまめな葉水が効果的です。葉の裏まで葉水をかけるようにしましょう。

ネキリムシ

ネキリムシは蛾の仲間の幼虫です。昼間は土の中に潜んでいて、夜になると活動します。株の根元や葉を食害します。

ネキリムシの対処法

日中は見つけることができません。夜間に株を観察するほか、木酢液などの幼虫が苦手な液体を土にかけると這い出して来るので見つけて捕殺します。

ヨトウムシ

ヨトウムシは蛾の仲間の幼虫です。夜間に活動します。葉から栄養を吸汁するので、被害にあった葉は白っぽくなります。

ヨトウムシの対処法

葉裏に潜んでいるので、葉裏を確認します。見つけ次第葉ごと摘み取って処分します。

ベニフキノメイガ

ベニフキノメイガは蛾の幼虫です。ベニフキノメイガの幼虫は春から秋にかけて3~4回発生すると言われています。ミント、レモンバーム、バジルなどのシソ科の葉が好きで、葉を食い荒らし、ひどくなると株自体を食べつくしてしまうこともあります。

ベニフキノメイガの対処法

初期に気づけば被害が広がることはありません。見つけ次第捕殺し、被害にあっている部分を切除してください。

 

目次に戻る≫

ミントがかかりやすい病気と対処法

ミントがかかりやすい病気と対処法

うどんこ病

うどん粉病は葉の表面に白っぽい粉をまぶしたように発生するカビです。ひどくなると枯死してしまいます。

うどんこ病の対処法

うどん粉病が発生している部分を切除して様子を見ます。ひどいようであれば薬剤を散布します。

灰色すす病

葉の表あるいは裏に白っぽい斑点が現れ、やがてグレーのカビが発生します。

灰色すす病の対処法

カビが発生している部分を切除して様子を見ます。ひどいようであれば薬剤を散布します。

目次に戻る≫

ミントを枯らさない病害虫予防

ミントを枯らさない病害虫予防

木酢液

市販の木酢液を散布する方法です。木酢液とは簡単に言うと、炭を作る過程で生じた煙を液体にしたもの。独特の燻製臭があります。

虫が嫌がるという特性から害虫忌避剤として人気があります。ただし、木酢液は忌避剤であり殺虫効果はないので、発生する前の予防として使用しましょう。また、すべての害虫に効果があるというわけではありません。

木酢液は希釈して使用します。最近では希釈済みの木酢液も市販されています。使用前に使用方法や注意書きを確認してください。

ニームスプレー

ニームとはインドセンダンの木のこと。ニームから抽出したニームオイルは天然の害虫忌避剤として人気があります。ニームオイルを希釈したものがニームスプレーです。

ニームスプレーは木酢液と同じく、定期的に散布を続けることで虫を忌避する効果があると言われています。ニームスプレーもまた、忌避剤であり殺虫効果はないので、発生する前の予防として使用しましょう。また、すべての害虫に効果があるというわけではありません。

使いやすいように希釈されたニームスプレーも市販されています。使用前に使用方法と注意書きを確認してください。

虫よけスプレー

飲食用にミントを育てる場合はできれば薬剤は使いたくないもの。それには常日頃から葉の様子に変化がないかチェックしましょう。虫よけスプレーなども日々の管理に効果的です。

 

目次に戻る≫

ミントが下の方から枯れてきた?植え替えと剪定のコツ

ミントが下の方から枯れてきた?植え替えと剪定のコツ

ミントの下の方の葉が落ちて枯れてきたように見える、それは根詰まりかもしれません。ミントの下の方が枯れてきたときの対処法を紹介します。

ミントの植え替え

鉢植えのミントの下の方の葉が枯れてきた原因として根詰まりが考えられます。ミントは地下茎で増える植物。数年植え替えをしていないと鉢の中で根がパンパンになり、生長できなくなってしまいます。また、古くなった土には栄養がなく、ひょろひょろと力ない姿にもなりがちです。

鉢植えのミントは1~2年に1度は植え替えをしましょう。根の周りの土をほぐして、新しい土に植え替えます。植え替え後はたっぷりと水やりをして、根が新しい土に早く馴染むようにします。

植え替えは真夏と真冬を避けた、気候の良い日に行うようにしてください。ミントへの負担を減らすためです。

ミントの剪定

ミントは上へ上へと伸びていくので、伸びすぎると下の方の葉を落とすことがあります。草丈を伸ばし過ぎたミントは徒長したような姿になります。適宜剪定を行ってください。

ミントが伸びすぎて下の方の葉を落とし始めたら、思い切って株元から3cmくらいのところで切り戻します。

この剪定を行うことで元気のいいミントを育てられる他、病害虫の被害も防げます。

 

目次に戻る≫

ミントの育て方注意点

ミントの育て方注意点

ミントを上手に育てて、たくさん収穫するための注意点です。

水やり

ミントは乾燥が苦手。かと言って加湿も根腐れを起こしてしまいます。ミントの表土が乾いて白っぽくなったらたっぷりと水やりしましょう。夏は朝と夕方も様子を見て、必要があれば水やりします。

葉水

ミントは乾燥するとハダニが発生しやすくなります。ハダニの発生を防ぐためにも霧吹きで葉に水を吹きかける、葉水を行いましょう。葉水は葉の裏にも吹きかけるようにするとハダニ対策に効果的です。

日当たり

ミントは春夏が生育旺盛なハーブですが、夏の強い日差しは苦手です。ミントを育てるなら、明るい半日陰で管理しましょう。明るい半日陰とは落葉樹の下や、午前中は日が当たるような場所のこと。夏に一日中直射日光が当たるような場所に置いておくと、葉を落としたりハダニが発生したりという原因になります。

目次に戻る≫

ミントは本当に枯れたの?復活方法

ミントは本当に枯れたの?復活方法

ミントが枯れたように見えてもあきらめないでください。いくつかの方法を紹介します。

水に浸ける

乾燥が続くと葉が萎れて、枯れたように見えることがあります。表土が白く乾燥し、ミントの葉が力なくだらりと下がっているような時は、たっぷりと水やりを行いましょう。鉢植えであれば、大きなバケツに土が浸るくらいの水を入れて30分ほど浸けておく方法もあります。

秋から冬

ミントは冬の間、地上部分の生長が止まります。冬前に茎を根元で刈り込みましょう。冬の間は地上部分の生長が止まったように見えますが、芽を出せる春を待っています。春になると地際から新芽が芽吹いてくるので、あきらめずにその時を待ちましょう。また、それまで水やりを忘れないようにしましょう。

目次に戻る≫

馴染み深く育てやすいミント。枯れたように見えても復活することがままあります。手で触れるだけで爽やかな香りを楽しめるミント。料理の彩り、お茶、デザートに飾っても楽しめます。ミントを上手に育てて、たくさん収穫してください。

 

▼編集部のおすすめ

 

LOVEGREEN(ラブグリーン)メールマガジン会員募集中!

関連ワード

今月のおすすめコンテンツ

「ミントが枯れた?原因と対処法を見つけて上手に育てましょう」の記事をみんなにも教えてあげよう♪

山田智美
山田智美

植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

このライターの記事一覧

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

  • Instagram
  • Facebook
  • LINE
  • Twitter

関連サービス

LOVEGREEN(ラブグリーン)メールマガジン会員募集中!

植物の悩みならLOVEGREEN(ラブグリーン)のQ&A

ミドラス