キュウリとゴーヤのつる|切っても大丈夫?面白いつるの写真など

戸松敦子
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キュウリとゴーヤのつるに注目!家庭菜園で育てていると、色々なつるの伸び方や巻き方を目にしませんか。困った場所に絡みついてしまったつるは切っても大丈夫なの?そんな疑問にもお答えします。
目次
キュウリとゴーヤのつるって何?
キュウリ
明るい緑色をした、細くて先がくるくる巻いているものがキュウリのつるです。キュウリとゴーヤなどのつる性の野菜は、生長過程でたくさんのつるを伸ばして周りのものにつかまりながら、上に横にと大きく育ちます。
ゴーヤ
ゴーヤが栽培ネットにつるをからませて生長している様子です。ゴーヤは、キュウリより葉が小さくて柔らかく、その分つるも繊細な感じです。くるくると巻いたつるが絡みついている様子がとっても可愛いですね。
キュウリとゴーヤのつるは切っても良い?
キュウリ
キュウリとゴーヤのつるは、切っても問題ありません。苗売り場で売られている苗が、既に他の株に巻き付いていることもありますよね。
育て始めてからも、巻き付いて欲しくない場所にしっかり絡みついてしまっている時がよくあります。見つけたらつるを切って、伸びて欲しい方向に茎を誘引して麻ひもで固定しましょう。巻き付いているつるを切っても、また新しいつるが出て巻き付くので心配ありません。
キュウリのつるに注目してみよう
畑で見かけたキュウリのつるをご紹介!
キュウリのつるが真横にピーンと伸びて、隣のジャガイモにつかまれそうか様子をうかがっています。つるはくるくる巻き付く印象が強かったので、こんなに真っすぐ伸びることもあるのねと驚きました。
くるくる巻くつると一緒に、赤ちゃんキュウリが撮れました。何回育てても、こんな可愛い姿を見つけるととてもワクワクします。
一瞬、これは何?と思ったキュウリのつる。蚊取線香のような形をしていて面白くないですか!?
ゴーヤのつるに注目してみよう
畑で見かけたゴーヤのつるをご紹介!
ゴーヤのつるは、空に向かってのびやかに育ちます。まるでダンスを踊っているようなつるの姿がとても美しいですね。
ゴーヤのつるはとても繊細ですが、しっかりとネットに巻き付いていて、ちょっとやそっとのことでは離れません。
ゴーヤのつるが、ピーマンの葉っぱの先をつかんでいます。まるで手をつないでいるように見え、微笑ましいですね。ゴーヤのつるのシルエットは、昔の電話のコードみたいにも見えて、見れば見るほど不思議でよくできているなぁと感動します。
家庭菜園で野菜を育てよう♪
今回は、キュウリとゴーヤのつるに注目してみました。いつも食べている何気ない野菜の生長過程が見られるのは家庭菜園ならでは。畑に行くと、もちろん収穫も楽しいのですが、1週ごとに生長してぐんと大きくなる姿を見るのが嬉しかったり、つるなどの可愛い姿を見つけて癒されています。野菜の育ち具合を見たり、手入れをしているときは、無心になって自分と向き合える時間でもあります。家庭菜園っていいですよね。もっともっと楽しみましょう!
▼編集部のおすすめ
キュウリ(胡瓜)
- キュウリはつる性の植物で、そばにあるものに巻き付くように伸びて生長していきます。未熟果を収穫する野菜のため、関東地方では5月初旬に植えつけると、6月には収穫時期を迎え、代表的な春夏野菜の中では一番最初に収穫できる野菜です。種から育てても、収穫するまでの日数は2か月間位しかかかりません。果実の生長は著しく、1日で3cm以上も大きくなるため、採り遅れると巨大化してしまいます。 キュウリの外側の表面の白い粉のようなものは、ブルームといって乾燥や雨などからキュウリを守るために自然にできた物質です。最近のキュウリの品種は、このブルームがあまりない、艶々のキュウリが市場に多く出回っています。 キュウリの歴史は3000年ほど前と言われており、日本では1000年前から栽培されていたとされています。そんな歴史あるキュウリも、切り口が徳川家の葵の紋に似ていたことから江戸時代には大変不人気の野菜だったそうです。
ゴーヤ
- ゴーヤの正式和名は「ツルレイシ」といいますが、沖縄本島では「ゴーヤー」、宮古島では「ゴーラー」、八重山地方(石垣島や西表島など)では「ゴーヤ」、九州では「レイシ」「ニガゴリ、ニガゴイ」などと呼ばれており、本州などでは「ニガウリ」とも呼ばれています。 テレビ番組をきっかけに全国的に普及し、ゴーヤという名前で親しまれるようになりました。独特な苦味のあるゴーヤは、暑い地域の夏バテ解消のメニューとしても全国的に有名です。 ゴーヤのグリーンカーテン 家庭菜園としてゴーヤを育てる以外にも、つる性植物の特性を利用して夏の緑のカーテンとしても人気のゴーヤです。 ネットに絡ませてカーテンやシェード風に仕立てるゴーヤのグリーンカーテンは、緑の森の中にいるような気分を味わえるだけでなく、室温を下げる効果もあり、暑い夏を乗り切るための人気のガーデニングアイテムになります。