ハーブの保存方法|種類ごとにコツや使い方を紹介
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ハーブを上手に保存して、長く楽しみましょう。ハーブの種類ごとに、常温・冷蔵・乾燥保存の方法と保存したハーブの使い方を紹介します。
目次
ハーブの保存方法を種類ごとに紹介
ローズマリー

- 保存方法:常温、冷蔵、冷凍、乾燥、オイル漬け
ローズマリーは、爽やかな香りの葉が魅力のハーブ。料理の臭み消しや香り付け、掃除やリラックスタイムのお供など、使い道の多さが魅力です。
常温保存方法
摘んだローズマリーの枝を水に挿しておくだけ。水挿しで発根するほど丈夫なハーブなので、この方法で長く楽しめます。10日以上そのままにしておくと発根が始まり、葉の香りが薄れていくため、早めに使い切るようにしましょう。
冷蔵保存方法
ローズマリーの枝を1時間程水に浸けて吸水させた後、根元から先端までを湿らせた新聞紙やペーパー類で包んで、ジッパーバッグに入れて野菜室で保存します。冷えすぎると葉が黒ずんでくるので、数日中に使い切りましょう。
冷凍保存方法
ローズマリーを洗って水気を拭きとり、1回に使う分ずつラップで包んで、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。使用する際は凍ったまま調理するので、先によく洗っておきましょう。ブーケガルニや料理の香り付けなど、枝ごと使用するレシピに有効です。1か月を目安に使い切るようにしましょう。
乾燥保存方法
ローズマリーの枝を不織布バッグなどに入れてから天気の良い日に数日干して、カリカリに乾燥したら密閉できる容器に入れて保存します。湿気が入らないように管理すれば、数か月楽しめます。
オイル漬けの作り方
洗ってしっかりと水気を切ったローズマリーを唐辛子と一緒にオイルに浸けておくだけ。オイルに香りが移るので、パスタやオイル煮などに使用できます。フレッシュのローズマリーで作ったものは、2週間程度で食べきるようにしましょう。オイルはオリーブオイルにこだわることなく、菜種油やグレープシードオイルなど、お好きなもので作ることができます。
▼乾燥ローズマリーの作り方
▼ローズマリーの使い方
ミント

- 保存方法:常温、冷蔵、冷凍、乾燥
ミントは、清涼感のある香りが魅力のハーブ。料理やハーブティーに使用します。
常温保存方法
摘んだミントを、グラスや空き瓶に挿しておくだけ。水挿しで発根するほど丈夫なハーブなので、この方法で長く楽しめます。10日以上そのままにしておくと発根が始まり、葉の香りが薄れていくので、早めに使い切るようにしましょう。
冷蔵保存方法
ミントを水に浸けて吸水させてから、切り口に保水性のあるペーパーを巻いて上からラップで包み、ジッパーバッグに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。1週間から10日程度、葉にハリがあるうちに食べきるようにしましょう。
冷凍保存方法
ミントの葉を摘み取り、洗って水気を拭き取ってから1回に使う分ずつラップで包んで、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。使用する際は凍ったまま調理するので、先によく洗っておきましょう。
乾燥保存方法
ミントの葉を摘み取り、不織布バッグなどに入れてから天気の良い日に数日干して、カリカリに乾燥したら密閉できる容器に入れて保存します。
ミントビネガーの作り方
ミントの葉を洗って水気を拭きとり、保存容器に入れたら、好きなビネガーを注いで冷暗所で保存します。2週間程度経ったらミントの葉を漉して出来上がり。シロップや砂糖を加えてソーダで割って飲んだり、ドレッシングや肉料理の浸けダレにしたりと使用できます。
▼おかずになるミントのレシピ集
▼ミントの使い方百科
バジル

- 保存方法:常温、冷蔵、冷凍、乾燥、オイル漬
バジルは、食欲を刺激するような香りが魅力のハーブ。イタリアンからエスニックまで、いろんなジャンルの料理で活躍します。
常温保存方法
摘んだバジルを、グラスや空き瓶に挿しておくだけ。水が落ちるのが早いので、2~3日で使い切るようにしましょう。
冷蔵保存方法
バジルを水に浸けて吸水させてから、切り口に保水性のあるペーパーを巻いて、上からラップで包み、ジッパーバッグに入れ、冷蔵庫の野菜室で保存します。葉にハリがあるうちに食べきるようにしましょう。
冷凍保存方法
バジルの葉を洗って水気を拭き取ってからキッチンペーパーの上に並べて、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。1か月程度で使い切るようにしましょう。
乾燥保存方法
バジルの葉を摘み取り、不織布バッグなどに入れてから天気の良い日に数日干して、カリカリに乾燥したら密閉できる容器に入れて保存します。
オイル漬けの作り方
洗ってしっかりと水気を切ったバジルをにんにく、唐辛子と一緒にオリーブオイルに浸けておくだけ。フレッシュのバジルで作ったものは、2週間程度で食べきるようにしましょう。
▼バジルの保存方法
パクチー

- 保存方法:常温、冷蔵、冷凍、乾燥、オイル漬け
パクチーは、コリアンダーとも呼ばれる独特の香りが魅力のハーブ。エスニックから洋食全般で使用できます。
常温保存方法
摘んだパクチーを、グラスや空き瓶に挿しておくだけ。水が落ちるのが早いので、1~2日で使い切るようにしましょう。
冷蔵保存方法
パクチーを水に浸けて吸水させてから、切り口に保水性のあるペーパーを巻いて上からラップで包み、ジッパーバッグに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存します。1週間~10日程度、葉にハリがあるうちに食べきるようにしましょう。
冷凍保存方法
洗って水気を拭き取ったパクチーを使いやすい大きさにカットし、キッチンペーパーを敷いた密閉容器に入れ、冷凍庫で保存します。時々容器をゆするようにすると、葉がくっつきません。1か月程度で使い切るようにしましょう。
乾燥保存方法
パクチーを食べやすいサイズにカットし、不織布バッグなどに入れてから天気の良い日に数日干して、カリカリに乾燥したら密閉できる容器に入れて保存します。
オイル漬けの作り方
洗ってしっかりと水気を切ったパクチーをにんにく、唐辛子と一緒にオイルに浸けておくだけ。フレッシュのパクチーで作ったものは、2週間程度で食べきるようにしましょう。オイルはオリーブオイルにこだわることなく、菜種油やグレープシードオイルなど、お好きなもので作ることができます。
▼パクチーの保存方法
タイム

- 保存方法:常温、冷蔵、冷凍、乾燥、オイル漬け
タイムは、ちょっと草っぽい香りが特徴のハーブ。他のハーブとの相性がよく、いろんな料理に使用できるのが魅力です。
常温保存方法
摘んだタイムの枝を水に挿しておくだけ。この方法で1週間程度保存できます。
冷蔵保存方法
タイムの枝を1時間程水に浸けて吸水させた後、根元から先端までを湿らせた新聞紙やペーパー類で包んで、ジッパーバッグに入れて野菜室で保存します。10日から2週間程度で使い切るようにしましょう。
冷凍保存方法
洗って水気を拭き取ったタイムを1回に使う分ずつラップで包んで、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。使用する際は凍ったまま調理するので、先によく洗っておきましょう。ブーケガルニや料理の香り付けなど、枝ごと使用するレシピに有効です。1か月を目安に使い切るようにしましょう。
乾燥保存方法
タイムを不織布バッグなどに入れてから天気の良い日に数日干して、カリカリに乾燥したら密閉できる容器に入れて保存します。湿気が入らないように管理すれば、数か月楽しめます。
オイル漬けの作り方
洗ってしっかりと水気を切ったタイムをオイルに浸けておくだけ。オイルに香りが移るので、パスタやオイル煮などに使用できます。フレッシュタイムで作ったものは、2週間程度で食べきるようにしましょう。オイルはオリーブオイルにこだわることなく、菜種油やグレープシードオイルなど、お好きなもので作ることができます。
オレガノ

- 保存方法:常温、冷蔵、冷凍、乾燥、オイル漬け
オレガノは、ちょっと甘みを感じる香りが特徴のハーブ。トマトや鶏肉との相性が良いので、イタリアンで活躍します。
常温保存方法
摘んだオレガノの枝を水に挿しておくだけ。この方法で1週間程度保存できます。
冷蔵保存方法
オレガノの枝を1時間程水に浸けて吸水させた後、根元から先端までを湿らせた新聞紙やペーパー類で包んで、ジッパーバッグに入れて野菜室で保存します。1週間程度で使い切るようにしましょう。
冷凍保存方法
洗って水気を拭き取ったオレガノを、1回に使う分ずつラップで包んで、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。使用する際は凍ったまま調理するので、先によく洗っておきましょう。ブーケガルニや料理の香り付けなど、枝ごと使用するレシピに有効です。1か月を目安に使い切るようにしましょう。
乾燥保存方法
オレガノを不織布バッグなどに入れてから天気の良い日に数日干して、カリカリに乾燥したら密閉できる容器に入れて保存します。湿気が入らないように管理すれば、数か月楽しめます。
▼収穫したオレガノを料理に使ってみた
セージ

- 保存方法:常温、冷蔵、冷凍、乾燥、オイル漬け
セージは、ちょっと草っぽい清涼感のある香りが魅力のハーブ。肉や魚の臭み消しの他、煮込み料理の香り付けで活躍します。
常温保存方法
摘んだセージの枝を水に挿しておくだけ。この方法で1週間程度楽しめます。
冷蔵保存方法
セージの枝を1時間程水に浸けて吸水させた後、根元から先端までを湿らせた新聞紙やペーパー類で包んで、ジッパーバッグに入れて野菜室で保存します。葉にハリがあるかどうかを目安に、1週間程度で使い切るようにしましょう。
冷凍保存方法
洗って水気を拭き取ったセージを1回に使う分ずつラップで包んで、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。使用する際は凍ったまま調理するので、先によく洗っておきましょう。ブーケガルニや料理の香り付けなど、枝ごと使用するレシピに有効です。1か月を目安に使い切るようにしましょう。
乾燥保存方法
セージを不織布バッグなどに入れてから天気の良い日に数日干して、カリカリに乾燥したら密閉できる容器に入れて保存します。湿気が入らないように管理すれば、数か月楽しめます。
▼セージの葉の使い方
レモングラス

- 保存方法:常温、冷蔵、冷凍、乾燥
レモングラスは、レモンを思わせるような清涼感のある独特の香りが特徴のハーブ。クセになる香りは、エスニックを始め、多くの料理で活躍します。
常温保存方法
レモングラスは丈が長いので、扱いやすい長さにカットして、水に挿しておきます。この方法で2~3日楽しめます。
冷蔵保存方法
レモングラスの枝を1時間程水に浸けて吸水させた後、扱いやすい長さにカットしてから、葉全体を湿らせた新聞紙やペーパー類で包んで、ジッパーバッグに入れて野菜室で保存します。葉にハリがあるかどうかを目安に、数日で使い切るようにしましょう。
冷凍保存方法
洗って水気を拭き取ったレモングラスを1回に使う分ずつラップで包んで、フリーザーバッグに入れて冷凍庫で保存します。使用する際は凍ったまま調理するので、先に洗っておきましょう。1か月を目安に使い切るようにしましょう。
乾燥保存方法
レモングラスを束ねて、天気の良い日に数日干して、カリカリに乾燥したら密閉できる容器に入れて保存します。湿気が入らないように管理すれば、数か月楽しめます。
▼レモングラスティーの作り方
▼レモングラスのハーブシロップの作り方
保存したハーブの使い方

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