ナスの育て方 〜苗の植え方編〜
LOVEGREEN編集部
このライターの記事一覧
秋までの長い期間収穫できるナスの苗の植え方をご紹介します。艶々のナスの収穫が今から楽しみですね♪
目次
ナスの苗の選び方
ナスの苗の流通時期
4月に入るとナスの苗がお店に並びます。植え付けは、関東地方では5月の連休前後が最適です。
ナスの苗の種類は、とても多彩です。スーパーでよく見かける手のひらサイズのナスや20cm位の大きさになる長茄子、反対に5cm前後の小さな小茄子。他にも細長いものや白や緑色のナス、薄紫色のイタリア産のナスまで様々な品種があります。
漬物に向いているものや油と相性の良い品種など、お得意の料理に応じてナスの品種を選んでもよいですね♪
良いナスの苗の条件|葉の緑が濃く、厚みがある。
ナスの葉は、フワフワして厚みがあります。元気そうな濃い緑の葉をしっかり目で確かめましょう。 ホームセンターや園芸店で、葉をやみくもに触るのはNG。お店への配慮あるマナーを心がけましょう。
良いナスの苗の条件|節間がしまっている。
節間がしまっている苗は、しっかり太陽の光を浴びた元気な苗です。
良いナスの苗の条件|蕾または花が付いている。
今後ナスの花の下2本のわき芽を伸ばして整枝していきます。
(最初につく一番果は幼苗の負担になってしまうため、小さいうちに摘み取ります)
良いナスの苗の条件|病害虫が付いていない。
葉の裏に病害虫の卵が産みつけられていることがあります。
良いナスの苗の条件|苗の先端に勢いがある。
新芽がピンと立ったものは勢いのある苗です。
ナスの苗の植え方
ナスの苗の植え付け時期
さて、いよいよ苗の植え付けです。関東地方の植え付け適期は、ゴールデンウィーク頃が適しています。ぜひ連休を利用して、ナスの苗を植え付けましょう。
ナスはプランターで育てることができる?
ナスは、プランターでも栽培可能です。プランターで育てる場合は、直径30cm×深さ30cm以上の大きなものを用意しましょう。それより小さいと苗がうまく育つことができません。
ナスの苗の植え付けの手順
1.苗に充分な水分を与える。
バケツの中に苗ごと沈めて、しっかり水分を吸水させます。
2.プランターに苗と同じくらいの穴を開け、苗を軽く手で押さえ、根鉢を崩さないように植え付けます。
根を傷つけないように優しく扱いましょう。
3.苗の周りを少し凹まして、しっかり水が浸透するようにしましょう。
根が新しい環境にしっかりと活着するまで乾燥させないことが大切です。
4.小さめの支柱を立てて、麻ひもで誘引します。
強風でナスの茎が折れたりしないように苗から少し離れたところに支柱を立て、麻ひもで固定します。麻ひもはナスの苗を傷めないように、ゆるめに8の字にして支柱側で結びましょう。
5.最後に水をしっかり与えます。
植えたばかりの苗は、土に活着するまでに少し時間がかかります。その際、根が乾燥してしまわないためにも、植え付けから1週間位はしっかりと水を与えます。
6.寒冷紗に入るうちは出来るだけ中に入れて育てましょう。
日中はとても暖かいですが、日が暮れると気温は下がります。害虫対策だけでなく、寒さ対策のためにも初期は寒冷紗の中に入れると確実です。
弱っているナスの苗の対処方法
葉の緑が薄く、厚みがない。
原因
日ざしが足りなかったかもしれません。
対策
しっかり苗に日を当てましょう。
病害虫が付いている。
原因
風通しの悪いところ、密植状態で育てられた、もともと弱い苗だったことが考えられます。
対策
早速アブラムシ等の害虫を捕殺しましょう。まだ、初期の段階なので集中して取り除けば間に合います。
苗の先端に勢いがない。
原因
水が足りない状態だったのかもしれません。
対策
水をしっかり吸わせましょう。これで復活しない場合は、苗自体が弱っていると考えられます。
今回ご紹介したナスは、収穫が落ち着く夏以降に更新剪定をすることで、9月以降も引き続き収穫することができます。
お気に入りのナスの苗を選んで長い期間収穫を楽しんでくださいね♪
▼家庭菜園関連記事
関連ワード
今月のおすすめコンテンツ
「ナスの育て方 〜苗の植え方編〜」の記事をみんなにも教えてあげよう♪