ボンバックスの育て方|植物図鑑

植物名
ボンバックス
学名

Bombax ellipticum、Bombax ceiba

英名
Shaving Brush Tree、Red silk cotton tree
科名
キワタ科
属名
プセウドボンバックス属
原産地
中米、インド、オーストラリア

ボンバックスの特徴

グアテマラの国樹となっている中米ではポピュラーな高木です。生育期は6~8月。パキラに似ていますがポイントは幹(塊茎)。徳利のようにふくらんだ株元には水分が蓄えられており、原産地の厳しい乾燥気候に耐えられるようになっています。日本で販売されている苗は、大きく切り戻すことで丈を抑え、幹のふくらみを強調させたものです。 緑色の縦筋が不規則に通る幹は、年月とともにひび割れ、松の盆栽のように味わい深い風情をかもし出すようになります。 冬になると葉や細い茎をすべて落とし、丸裸になってしまいます。翌春、木質化した幹から、赤味を帯びた新芽が生えてくる姿には生命感があふれています。癒されるより、パワーをもらえる植物なのです。実生苗には自分で剪定して、好みの太い幹に仕立てていく楽しみがあります。2年目に思い切って幹を詰めると、丸い形に仕上がりやすくなります。

ボンバックスの詳細情報

園芸分類 庭木、落葉
耐寒性 弱い
耐暑性 強い

ボンバックスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花

ボンバックスの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりを好みます。

用土

市販の「観葉植物の土」が手頃です。種はさらに水はけのよい市販の「多肉植物の土」に植えます。

ボンバックスの育て方のポイント

水やり

春から夏の生育期には毎日たっぷり与えます。秋から徐々に回数を減らし、乾燥気味に維持してください。

肥料

最も成長の盛んな夏場、観葉植物用の置肥と液肥を併用します。本来が大木なので、成長スピードを見ながら調整しましょう。

病害虫

風通しの悪い場所ではカイガラムシハダニがつきやすくなります。水の与えすぎによる根腐れにも注意しましょう。

ボンバックスの詳しい育て方

選び方

球形の幹が好みの形に仕上がっている苗を選びます。幹が横倒しの状態で生育しているものはレアで、お値段もなかなか。育て方は一緒です。

植え付け

土を落として、黒くなった古い根を落としてから植え付けます。根詰まりすると成長が衰えるので、数年に一度は鉢増しします。

剪定・切り戻し

葉や枝を落とし切ってしまう冬の前に、来年の姿を構想しながら切り戻していきます。年々、強剪定にも耐えるようになっていきます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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