- キングサリはヨーロッパ原産のマメ科キングサリ属の落葉樹です。房状の黄色い花が鎖(chain)にみえることから、「golden chain tree」という英名で呼ばれるようになりました。その英名を訳し、「金色の鎖の木」訳して「金鎖」と言われるようになりました。 5月頃、枝から垂れるように黄色い花が開花し、満開時は圧巻の風景で、姿がフジに似ているためキバナフジ(黄花藤)と呼ばれることがあります。フジのようなつる性ではありませんが、枝が柔らかいのでアーチやフェンスなどに仕立てることもできます。 ヨーロッパではラバーナム(Laburnum)の名で呼ばれ、イギリスのウェールズにあるボドナント・ガーデン(Bodnant Garden)の長さ55mに渡るキングサリのアーチ(Laburnum Arch)は有名な観光名所となっています。 キングサリは、種類によって樹高や花穂の長さが変わります。広く栽培されているものは花穂が20cmくらいのものですが、花穂が長いものだと60~70cmにもなるものもあります。 花が美しいキングサリですが有毒植物です。口に入れることのないように注意してください。