- サンシュユ(山茱萸)は、春に黄色い小さな花を咲かせ、株全体を鮮やかな黄色に染めるミズキ科の落葉高木。春に咲く花木類の中では比較的開花が早く、周囲の木々が芽吹く前か芽吹きだした頃が開花時期のため、黄色に染まった木はとても目を引きます。花は、黄色い小花が30個ほど集まって直径2~3cmくらいの小さな花序を形成します。 春一番に黄金色の花を咲かせることから「春黄金花(ハルコガネバナ)」とも呼ばれています。 秋にグミの実に似た真っ赤な実をつけ、その実が珊瑚のように見えるため「秋珊瑚(アキサンゴ)」の別名もあります。 サンシュユ(山茱萸)は中国と朝鮮半島が原産で、江戸時代の中頃に薬用植物として日本に渡来したと言われています。写真のように花の季節に前年の赤い実が残っていることもあります。赤い実は、滋養強壮などの生薬として広く使われてきました。 日本では黄色の小花、赤い実、薄茶色の幹肌が好まれ、観賞用の花木として庭木や公園樹木、切り花に多く用いられています。花のあとに芽吹く葉も美しく見ごたえがあります。