- カワヅザクラは、サクラ属の落葉高木。静岡県の河津町で発見されたのが名前の由来です。早咲き種で、関東では2月頃から咲き始めるので、サクラの代表として有名なソメイヨシノよりも1~2か月早く開花するのが特徴です。さらに、カワヅザクラはソメイヨシノよりも花色が濃いピンクをしていること、ソメイヨシノに比べて花期が長いことも特徴として挙げられます。 カワヅザクラは園芸品種ではなく自然交雑種。人によって改良され作り出された品種ではなく、自然に異品種のサクラ同士が交じってできたものです。オオシマザクラとカンヒザクラの交雑種ではないかと推定されています。 カワヅザクラは、関東ではまだ寒い早春の2月頃から開花し、春の訪れをいち早く報せてくれるサクラです。色も濃く明るいピンクであることも併せて人気が高く、最近では個人の庭や公園、街路樹などにも多く利用されるようになってきました。また、開花シーズンには、伊豆を始め、いろんな地域でカワヅザクラ祭りが開催されます。


































