ピラカンサ
- ピラカンサとは、トキワサンザシ、タチバナモドキ、カザンデマリなど、冬に色鮮やかな実をつけるバラ科トキワサンザシ属の常緑低木の総称です。 ピラカンサは、春の終わりから初夏にかけて、小さな真白な花を枝いっぱいに咲かせ、秋から冬に、枝をしなるらせるほどたくさんの果実を実らせます。花は直径5mm程度、色は白で、枝の先に円形に小花を集めて咲かせます。わずかに甘い香りがあり、蝶や蜂が蜜を求めて群がってきます。実は秋が深まった11月ごろから色づき始め、年末には枝がしなるほどびっしりと実っている様子を見かけます。年が明けてもきれいな色の実が枝に残っていることが多く、2月頃まで観賞することができます。あまり手をかけずともよく結実するので、庭木として人気の樹種です。葉の密度が高く常緑で、枝には細かいトゲがあることもあって、防犯効果が期待できる生垣としても利用されます。


































