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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

ギョイコウザクラ

  • ギョイコウザクラは、緑のサクラとして知られる八重桜。サトザクラ(オオシマザクラを片親にして作られた園芸品種)の一種で、ソメイヨシノの見ごろが過ぎた4月中旬~後半に黄緑色の花が開花します。 「御衣黄」の名前は、花の色が貴族の衣服の「御衣」に使われる萌黄色に近いことに由来します。咲き始めは黄緑色、咲き進むにしたがって緑の色みが薄くなり、中心がピンクに染まります。 落ち着いた色の葉が花の開花時と同時に出るため、満開時が花だけのソメイヨシノとは一味違った趣があります。気温が安定してくる春爛漫の時期に開花し、散り出す頃は春がそろそろ終わりだと感じる時期になります。

ヤドリギ

  • ヤドリギは、ヤドリギ科ヤドリギ属の常緑性半寄生植物。高木の枝の途中に、30cm~100cmくらいの緑色の球体となって寄生します。冬の落葉樹に寄生している姿が有名ですが、常緑樹にも寄生します。 落葉期になると、高木の上の方の枝にグリーンの鳥の巣のような姿を確認できるようになります。公園樹や街路樹など、身近な場所で見ることができますが、他の建造物などが邪魔して見つけにくいようです。スキー場のように、真白なゲレンデと青い空ばかりの色彩の少ない場所では、ヤドリギの不思議なフォルムが際立ちます。 ヤドリギは2月頃に目立たない花を咲かせ、11月~12月に半透明の白やオレンジ色の実を付けます。枝の先に葉を2枚、Yの字に広げ、その先に直径1cm足らずの実を2つ付けます。ヤドリギの実の果肉は柔らかく、粘り気があるのが特徴です。実を食べた鳥が種の入ったフンを落とす際に、ネバネバとした果肉が枝に付着したり、フンがお尻から離れたいために枝にこすりつけたりするので、高木の上の方の枝で発芽するという仕組みで繁殖します。

イチョウ

  • イチョウは、イチョウ科イチョウ属の落葉高木。雌雄異株で、裸子植物であることで有名です。裸子植物とは、恐竜が地上を闊歩していたような時代に出現した植物といわれています。裸子植物は、種になる胚珠という部分が子房に包まれず、むき出しになっている植物のことです。 イチョウは、全国で街路樹としてよく使われています。秋に黄色く色づく紅葉の景色はとても見事で、イチョウ並木は秋の観光スポットとしても人気があります。実であるギンナンは秋の味覚として人気がありますが、実がなる季節はなんとも言えない匂いが発生するため、街路樹として植栽されるのは雄株が多いようです。 大手濠緑地には、大正12年に発生した関東大震災で一面焼け野原となった東京で奇跡的に生き残ったとして、今もで大切に育てられているイチョウの木があります。東京都の木として制定されていることでも知られています。

アキノキリンソウ

  • アキノキリンソウは、キク科のアキノキリンソウ属の多年草。本州、四国、九州の日当たりの良い開けた山野に自生している野草です。 花が咲くのは8月~10月、晩夏から秋にかけてです。草丈40cm以上に伸び、茎の先に花径1~1.5cm程度の黄色い花を10~17個程度咲かせます。セイタカアワダチソウの近縁種ですが、繁殖力が強くないのか、それほど広がって増えてはいません。 アキノキリンソウという名前の由来は、初夏に咲くベンケイソウ科の「キリンソウ」に似た花を秋に咲かせることによります。また、黄色の花を黄金に見立てた黄金草(コガネソウ)という別名もあります。アキノキリンソウ属の仲間は、黄色の小花を咲かせることから、 goldenrod (金の鞭)という英名があります。

サンショウ

  • サンショウは雌雄異株のミカン科の落葉低木。爽やかな香りは古くから香辛料として親しまれています。樹高は2~5m、葉の付け根に鋭い棘があります。 葉、花、実、木の皮まですべて薬味になり、葉は葉山椒、花は花山椒、実は実山椒と呼ばれ、ピリッと舌がしびれるような独特の辛味があり、ウナギの薬味など、さまざまな料理に利用されています。 サンショウの花は、4月~5月頃に黄色の小花が咲き、6月になると雌株には果実が実り始め、9月~10月に赤く色づきます。雄株は花は咲きますが、果実は実りません。果実を実らせるには、雄株と雌株の両方が必要です。

レンゲソウ

  • レンゲソウは、春にピンク色の花を咲かせるマメ科レンゲ属の越年草。原産は中国で、日本には古くに渡来しました。中国名は紫雲英、レンゲソウという和名は、花が咲く様子が蓮の花を連想することに由来します。ゲンゲ、ゲンゲソウという呼び方もあります。 レンゲソウは、長さ10~15cmほどの花茎に小さなマメの花を放射状に咲かせます。花の付け根近くは白く、花びらの先にかけてピンクは濃くなっていく花色が美しく、小さな花ながら見ていて飽きることがありません。葉は丸みを帯びた小葉が集まって、8~15cm程度、草丈10~30cm、横にほふくするように広がっていくので、花が咲く季節には群生している光景を楽しむことができます。 レンゲソウといえば、春のピンクの絨毯のような、満開の様子を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。マメ科の植物特有の根粒菌を根に共生させているので、土中の窒素を根に蓄えて土壌を肥沃にするという性質があります。この特性から、以前は休耕中の田畑を肥沃にする目的で植えられていました。また、花後はそのまま田畑にすき込んで緑肥としても使用されていました。化成肥料が使用されるようになった最近では、春に一面ピンクの絨毯のようなレンゲソウ畑を見かけることも少なくなりました。 レンゲソウから作られるレンゲ蜂蜜も有名です。春の田畑一面にレンゲソウが植えられていた頃は、レンゲソウは大切な蜜源でもありました。

ジンチョウゲ

  • ジンチョウゲは、香り高い花を咲かせる春の代表的な樹木で、春のジンチョウゲ、夏のクチナシ、そして秋のキンモクセイを合わせて三大香木と称されます。ジンチョウゲは、ジンチョウゲ科の常緑低木で、春先に小さな花が毬のような塊になって枝先に咲きます。花が白い品種を「シロバナジンチョウゲ」、花の外側が淡紅色になっているものを「ウスイロジンチョウゲ」と言います。ちなみに、葉の外側に斑が入っているものを「フクリンジンチョウゲ」と呼びます。 ジンチョウゲの特徴と言えば香り高い花。ジンチョウゲを漢字で書くと沈丁花で、花の香りが沈香(ちんこう)に似ていることと、十字型の花が丁子(クローブ)に似ていることに由来しています。ジンチョウゲは中国から渡来し、日本では室町時代にはすでに栽培されていたという記述があります。 ジンチョウゲの樹高は1~1.5mほどで、枝がよく分岐するので特に剪定をしなくても丸くこんもりとした樹形を保ちます。雌雄異株で、雄株と雌株があります。日本で流通しているジンチョウゲの多くは雄株なので、実を見る機会はめったにありませんが、赤いかわいらしい実を付けます。ただし、実は猛毒なので口に入れないように注意しましょう。

キンカン

  • キンカンは、ミカン色の小さい実がなるミカン科の常緑低木。冬から春にかけて、木一面に小さな実がつきます。実は、皮も含めて生でまるごと食べられます。皮の部分は柑橘類特有の香りがありほろ苦く、皮の内側は甘酸っぱい味がします。生食のほか、ジャムや甘露煮などさまざまな加工用としても利用されています。 キンカンは病害虫の心配が少なく、柑橘類の中では比較的栽培が簡単な樹種です。樹高は1~2mほどで、庭植え、鉢植えのどちらでも栽培可能です。夏に香りの良い小さな白い花が開花したあと果実が実り、2月~5月が主な収穫時期です。  

ユキヤナギ

  • ユキヤナギは、枝垂れるように生長した枝に、白やピンクの小さな花を無数に咲かせるバラ科の落葉低木。「雪柳」の名前から、花の開花時期が雪の降る冬に思われがちですが、桜と同じころの春に開花する植物です。枝垂れような枝ぶりが柳に似て、枝に雪のように咲く花が雪を連想させることから名前がつきました。生育が良く丈夫な植物なので、公園などの公共空間でもよく見かけます。 近年はピンクの花の品種や黄金葉の品種など葉を楽しむ品種もあります。花は切り花としても愛され、たくさんの枝ものが冬から早春に流通しています。

ニシキギ

  • ニシキギは、秋の紅葉が美しいニシキギ科の落葉低木。北海道から九州まで、日本各地に自生しています。秋の紅葉の美しさを「錦」に例え、錦木と命名されました。 ニシキギは、翼(よく)と呼ばれるコルク質の羽が枝についている特徴があり、落葉中の姿も存在感があります。 春から初夏にかけて、小さな緑色の花が開花し、秋には木にぶら下がるように実がつきます。真っ赤に染まる紅葉が美しく、刈り込みにも耐えて丈夫であることから、庭木や公園樹などに多く利用されています。また、枝ものとして生け花やフラワーアレンジの花材としても流通しています。

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