ポインセチア
- ポインセチアは、トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑性低木です。赤と緑が特徴的なポインセチアは、クリスマスの定番の植物として冬になると多くのお店で飾られ、街を彩ります。花屋さんや園芸店で鉢植えのポインセチアが出回るのもこの時期です。和名のショウジョウボクとは、真赤な花を猩々という顔の赤い妖怪に例えたことに由来しています。 ポインセチアの赤く色付いた花に見える部分は苞(ほう)で、その中央に小さく黄色に集まった部分が花です。花の周りの苞は生育期の夏の間は緑色をしています。日照時間が短くなると色づく性質のため、10月頃から短日処理という育成方法で段ボール箱などを被せ16時くらいから12時間真っ暗になる環境を作ってやると、12月頃に葉を赤くすることができます。 ポインセチアは冬に見かけることが多いため寒い季節の植物だと思われがちですが、実は熱帯の植物なので冬は室内で育てるのが適当です。室内でも暖房が切れた後に気温が低くなる場所では寒さで枯れてしまうため、夜間でも5℃以下にならないような場所を選びましょう。 ポインセチアは、日本では鉢植えで育てる事が多い小ぶりな植物ですが、原産地メキシコのでは、地植えで数メートルまで大きくなる野趣あふれる樹木です。日本でも沖縄など暖地では地植えで数メートルの高さに育ち、庭木として楽しまれています。


































