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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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シュウカイドウ

  • シュウカイドウは、シュウカイドウ(ベゴニア)科の多年草です。山野の落葉樹の下など、半日陰で湿り気があるような場所で群生しているのを見かけます。楚々とした山野草らしい風情のベゴニアの仲間です。 シュウカイドウは大きな葉の間から茎を伸ばし、その先にうつむくように小さなピンク色の花を咲かせます。いくつにも枝分かれしてその先に花を付けるので、花飾りのような趣があります。耐寒性が強く、地上部が枯れても球根の状態で越冬します。秋に葉腋にできるムカゴが地面に落ち発芽するので、気が付くと群生しているというようなことがあります。 シュウカイドウという名前は、その花の色が春に咲く花木のカイドウ(海棠)に似ていることから、秋に咲く海棠という意味に由来します。左右非対称のハート形の葉が印象的で、この葉の形から「片思い」という花言葉も付けられています。

キンモクセイ

  • キンモクセイは、秋に甘い香りを漂わせながらオレンジ色の小花が開花するモクセイ科の常緑樹です。庭木としての他、公園や街路樹としても利用され、甘い香りのする花は秋の訪れを知らせてくれるような存在です。キンモクセイのオレンジ色の小花をいっぱいにつけた姿は、日差しを受けると名前の通り金色に輝いて見え、秋の風物詩となっています。 キンモクセイという名前の由来は、金色を思わせるようなオレンジ色の花を咲かせること、木肌が動物のサイ(犀)に似ていることによります。名付け親は、植物学の父と呼ばれた植物学者の牧野富太郎博士で、学名にも Makino の名があります。また、遠くまで香りが届くことから古くは「千里香」とも呼ばれていました。 キンモクセイの花は食用にもなり、原産地・中国では花を砂糖漬けやシロップ、リキュールなどに利用します。中国茶の桂花茶(けいかちゃ)は、キンモクセイの花を乾燥させたお茶です。

ススキ

  • ススキは、イネ科の多年草。日本の秋を代表するような植物で、中秋の名月にもススキを飾るのが習わしとなっている他、秋の七草のひとつである尾花(オバナ)とはススキのことを指します。 草丈1~2mほどまで大きくなり、晩夏から秋にかけてすっとした細い葉と茎の間から穂を出します。秋の終わりになると種子を風に乗せて周囲に飛ばします。種子と地下茎で増えるので、次第に群生していきます。 ススキは、日当たりの良い、開けた場所を好みます。秋になると河原や線路わきの土手などの開けた場所で、群になって生えているのを見かけます。冬になってもほぼ草姿を変えずにドライフラワーになるので、その様子を枯れススキと呼び、季語にも使用されています。 ススキは身近な場所で見かける野草ですが、斑入り葉の品種や、あまり大きくならない矮性種など園芸品種も作られています。

ギンモクセイ

  • ギンモクセイは、秋に香りの良い花を咲かせるモクセイ科モクセイ属の常緑高木。金木犀よりも少し早いか、ほぼ同じ時期に開花します。また、1つの季節に2~3回繰り返し花を咲かせたり、冬に開花したりすることもあります。 ギンモクセイの木は、表面が灰褐色でザラザラとしています。木肌を動物のサイ(犀)の肌に見立てたこと、白や淡い黄色の花を咲かせることが名前の由来とされています。樹高は3~10m、葉は長さ7~15cm程、表面に光沢があり、縁や先端に小さな鋸歯があります。 ギンモクセイの花は、花径3~4mm程度、花びらが4つに分かれています。花色は、白や淡い黄色、黄色、黄橙色と変異が多いのが特徴です。ギンモクセイという名前から、白い花を咲かせるイメージを持たれがちですが、花色は純白ではありません。金木犀と比べて白に近いという程度です。花には芳香がありますが、金木犀ほど強い香りではありません。 ギンモクセイは、中国からベトナムにかけて自生しています。中国名で「桂花」や「木犀」といい、お茶やお酒の香り付け、木材などに使用されています。

コスモス

  • コスモスは、繊細な茎が風に揺れるように咲くキク科の一年草。秋空の中でそよそよと揺れながら咲くコスモスは、群生させると見栄えがします。 秋の花として有名なコスモスですが、開花時期は6月からのものもあり、夏にも花を咲かせます。コスモスの原産国はメキシコのため、暑さにも強い花です。環境に合えばこぼれ種でも発芽するため、日本全国で夏ごろから花が見られます。 コスモスの花はピンクをはじめ、赤、白、黄色など色合いが豊富です。最近では複色のコスモスも登場しています。咲き方も八重咲、花弁が筒状になったストロー咲きなど多種多様です。

マツバギク

  • マツバギクは、ハマミズナ科の多年草。葉がマツの葉のような形で、キクに似た花を咲かせることから「マツバギク」の名前がついていますが、南アフリカ原産の多肉植物で、春から初夏にかけて開花する花です。草丈低く、地面を這うように横に生長するので、グランドカバーとして使うことができます。また、花壇の縁や石垣、ロックガーデンなどに植栽すると、下垂して花を咲かせるので、花がこぼれ落ちるように咲く光景を楽しむことができます。

ハクモクレン

  • ハクモクレンは、別名ハクレン、ハクレンゲとも呼ばれている中国原産のモクレン科の落葉高木。街路樹、公園、庭園、寺院、個人のお庭など身近な場所にも植栽されています。 つぼみのときは銀色の毛で覆われ、3月~4月に白い美しい大輪の花を咲かせます。樹高は10~15mくらいになり、枝先に白い大きな花が開花します。 通常、モクレンというと紫色のモクレンのことをさすのが一般的で、紫の花はシモクレン、白い花はハクモクレンと呼ばれています。開花時期は同じ3月~4月ですが、ハクモクレンの方が若干早く開花が始まります。

ヒイラギ

  • ヒイラギは、葉の縁がノコギリの歯のようにギザギザしているのが特徴の常緑高木です。古くから鬼がトゲを嫌うとして鬼門に植える木としても使われてきました。 耐寒性があり丈夫な樹木で、山野に自生する他、公園や庭園の植栽としても人気があります。11月~12月に濃いグリーンの葉の脇から白く香りの良い小花を塊のように咲かせ、翌年の初夏に黒に近い紫色の果実を実らせます。 ヒイラギの葉は、濃いグリーンで光沢があり肉厚で対生します。ヒイラギの特徴ともいえる葉の縁のギザギザは、老木になると無くなり、縁は丸くなります。

ニチニチソウ

  • ニチニチソウは、初夏~秋の長期間開花するキョウチクトウ科の非耐寒性一年草。本来は多年草ですが、日本だと露地では越冬できないため、一年草として扱われるのが一般的です。ひとつひとつの花は3~5日の寿命ですが、新しい花を次々と咲かせ、毎日花が絶えないことから「日々草」と呼ばれています。 多湿に弱い性質がありますが、基本的には丈夫で真夏でも花を休むことなく開花し続けます。咲き終わった花が自然に落ちて新しい花が開花するので、花がら取りの作業が必要ありません。ただし、落ちた花は定期的に処分したほうが病害虫の心配が少なくなります。 ニチニチソウは、種類が豊富な草花です。ピンク、白、赤、紫、グリーンなど色幅が豊富で、最近は複色カラーのものもあります。また、一重咲きのほか、八重咲きや花弁の縁がフリルのように波打つフリンジ咲き、小輪種など、咲き方も豊富で毎年新品種が作出されています。

オジギソウ

  • オジギソウはマメ科の多年草。耐寒性が弱いため、日本では一年草として扱われていますが、沖縄や九州など、越冬して自生しているような地域もあります。葉に触れると、閉じて下を向く様子がおじぎをしているように見えるので、オジギソウと名付けられました。 オジギソウは、草丈30~50cm、暑さに強く、夏に大きく生育し、花を咲かせます。花はピンク色で、丸くふわふわとしたフォルムをしています。花の後にできる実は金平糖のようなフォルムで、サヤの中に種が入っています。葉は小葉が鳥の羽のように集まった羽状複葉で、指で触れたり、刺激を与えると閉じるという特徴があります。 オジギソウがおじぎをする理由は、動物や虫の食害から葉を守ったり、風や雨で弱るのを防いだり、夏の暑さに耐えるため、光合成の必要がない夜にできるだけ熱や水分の蒸発を防ぐなどの目的のためだといわれています。

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