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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

フロックス・ディバリカタ

  • フロックス・ディバリカタは這性フロックスの一種で、春から初夏に白や薄紫の花が開花する宿根草です。開花時になると株元から花茎を伸ばし、茎先に複数の花が開花します。花は石鹸に似たほのかな香りがあります。横に広がるように生長しますが、這性フロックスのストロニフェラ種のようには広がらず、生長は比較的穏やかです。 透明感のある白や薄紫色の楚々とした花は、さまざまな色の花となじみやすく、野草的な雰囲気もあります。花期はさほど長くはありませんが、花付きが良く、春から初夏の庭を素敵に演出してくれます。

クリーピングタイム

  • タイムは、春~初夏に小さな花を咲かせるシソ科の耐寒性常緑低木(ハーブ)です。種類が多く、立ち上がり上に伸びる立性のもの(コモンタイム)と這うように生育する匍匐性のもの(クリーピングタイム)に分かれます。 一般的にタイムといわれているのはコモンタイムのこと。品種によって異なりますが、料理の他にも、花はサシェにも使うことができます。 一方、クリーピングタイムは、食用より観賞用に使われます。這うように生長する匍匐性のタイムで、草丈は5~10cmくらい。小さな花が集まって1つの丸い花になっていて、その花がカーペットのように咲き広がる姿は圧巻です。地面を覆うように横にどんどん広がって育つので、グランドカバーとして使うと雑草対策にも役立ちます。花壇の縁取りに植えると土の流出を防ぐことができます。寄せ植えやハンギングバスケットにもよく使われます。蒸れに少し弱い点がありますが、痩せた土地やロックガーデンでもよく育つ丈夫なタイムです。しっかり根付いていれば多少踏んでしまっても問題なく、草丈を低く抑えたい時は、時々かるく踏んであげると上にあまり伸びません。踏むと良い香りが漂います。

フロックス

  • フロックスはハナシノブ科の園芸品種がとても多い草花です。フロックス属は種類が豊富な植物ですが、園芸店で「フロックス」の名で販売されているのは、大きく分けると「一年草」と「宿根草」があり、それぞれ開花時期や草丈などが違います。 一年草のフロックスPhlox drummondiiの開花時期は、春から初夏です。花色がとても豊富で、最近はベージュなどのシックな色や、スターフロックスと呼ばれる星形の咲き方がユニークな品種もあります。上にも伸びますが、横に広がるように分枝しながら生長し、適切な手入れをすると一株でもたくさんの花が次々と開花します。 「宿根フロックス」の名で流通しているフロックスPhlox paniculataの開花時期は、初夏から秋です。株元からたくさんの茎を出し、まっすぐ茎を伸ばし、頂点に花をつけます。暑さに強く、植えっぱなしで毎年開花し、長期間開花し続けるため、初夏から秋の庭や花壇を華やかにしてくれます。以前は草丈が高いものが主でしたが、近年は矮性種も登場しています。 宿根系のフロックスは春に咲く種類もありますが、こちらの図鑑ではPhlox paniculataをご紹介しています。

マツバウンラン

  • マツバウンランは、春から初夏にかけて淡い紫色の花が開花する北米原産の帰化植物。日本では1941年に京都ではじめて確認され、現在は関東以西のいたるところで見かける一年草または二年草です。松葉海蘭という名は、葉が松葉のように細く、花がウンラン(Linaria japonica)に似ていることにちなみます。名前に蘭とありますが、蘭の仲間ではありません。 春のマツバウンラン 株元にはロゼット状に広がる多肉質の葉が密集し、冬の間は地面に張り付くような姿をしています。春が近づくと、株元から花茎を伸ばし、茎先に複数の小さな花が下から上に向かって咲き進みます。 こぼれ種で増えるほか、株元から走出枝を出して広がっていきます。繁殖力が旺盛で、雑草として駆除されてしまうことも多いようです。河川敷や線路沿いのような荒れ地でも、日当たりさえ良ければ繁殖し、群生します。すっと直立して伸びた茎先に咲く、淡い紫色の花が群生する姿は、美しく見ごたえがあります。 園芸用として市販されている植物ではありませんが、ある日突然、庭で開花することがあります。かわいい花ですが、広がってほしくない場合は、種をつける前に摘み取るか、発芽したものを整理するとよいでしょう。  

アッツザクラ(アッツ桜)

  • アッツザクラは、南アフリカ原産の半耐寒性球根植物。北太平洋のアッツ島原産と誤解されがちですが、アッツ島の原産ではありません。 アッツザクラの花は、春から梅雨前ごろまで開花します。花色は白、ピンク、濃いピンクがあります。草丈は5~15cm程度と低く、花も2~3cm程度と小ぶりなので、寄せ植えや花壇の縁取りなどに使いやすい花材です。 アッツザクラの球根は直径1cm程度と小さめです。球根の状態よりも、主にポット苗や鉢で開花した状態のものが流通しています。自然開花ではなく、特別な栽培方法で早く咲かせたポット苗が11月~4月頃に出回ります。花の咲いたポット苗は、寒い時期に屋外で管理すると傷むことがありますが、半耐寒性の性質のため、東京以西で強い霜に当たらなければ屋外で育てることができます。 和名はアッツ桜ですが、桜の花びらが5枚なのに対し、アッツザクラの花びらは6枚です。アッツザクラの花の特徴は、花の中心部に雄しべと雌しべが見えないというところです。これは花びらが曲がっていて、中心部が奥まっているので、中が見えない構造になっているからです。雄しべと雌しべは、花の中心部の奥に隠れるように存在しています。  

プリムラ・マラコイデス

  • プリムラ・マラコイデスは、中国原産の一年草のプリムラです。花粉が多く、株全体に粉がつくことから化粧桜(けしょうざくら)の和名があります。多花性で、株元から多数の花茎を伸ばし、小さな花が開花します。園芸品種も多く、花色や咲き方のバリエーションが年々増え、耐寒性を強めた品種も登場しています。花色が豊富でたくさんの花が咲くことから、春の花壇や寄せ植えに人気のある草花です。

ルピナス

  • ルピナスは、長い花穂が立ち上がるように咲く、マメ科の耐寒性多年草。藤(ふじ)に似た花が上向きに咲くことから、「登り藤(ノボリフジ)」「逆さ藤(サカサフジ)」の和名があります。 春から初夏に甘い香りを漂わせ、カラフルな穂状の花が開花します。空に向かって長い花穂を伸ばして咲き誇る群生風景は圧巻です。北海道などでは、ルピナスの群生地が観光名所となっている所もあります。 ルピナスの花色は、赤、ピンク、オレンジ、黄、青、紫、白など、カラーバリエーションが豊富です。草丈1m以上のものをはじめ、小さなお庭向きの矮性品種など、草丈のバリエーションもあります。本来の開花時期は春から初夏ですが、早咲きに改良された品種が冬のうちから苗として流通しています。 花だけでなく、明るい若緑色で手をひろげたような葉もルピナスの魅力のひとつです。うちわに似ていることから「葉団扇豆(ハウチワマメ)」の別名があります カラフルな穂状の花が咲き誇る姿は、春から初夏の庭や花壇をにぎやかにしてくれます。草丈も豊富なので、矮性種は寄せ植えの材料として使われます。本来は多年草ですが、冷涼で乾燥した気候を好むため、日本ではほとんどが一年草として扱われています。  

スパニッシュ・ブルーベル(釣鐘水仙)

  • スパニッシュ・ブルーベルは、春から初夏に青や白、ピンクのベル型の花を咲かせるキジカクシ科の球根植物。和名では釣鐘水仙(つりがねすいせん)と呼ばれています。近年、ヒアシンソイデス属に分類しなおされたため、ヒアシンソイデス・ヒスパニカという名になりましたが、今でもシラー・カンパニュラータと呼ばれることの方が多いかもしれません。 丈夫で水はけが良い場所なら、植えっぱなしで管理できる手入れが楽な植物です。庭や花壇、落葉樹の株元などに群生させると、開花時は幻想的な景色になります。 似た花として、イングリッシュ・ブルーベルHyacinthoides non-scriptaがあります。イングリッシュ・ブルーベルは、スパニッシュより楚々とした風情で花数が少なく、丈も低めで、ヒヤシンスのような香りがあります。園芸種のスパニッシュ・ブルーベルは、茎の周囲にぎっしりとたくさんの花がつき、香りはありません。 群生して咲くイングリッシュ・ブルーベルの幻想的な風景写真や映像を目にすることがありますが、近年、強健なスパニッシュ・ブルーベルとの交雑が進んだ結果、純粋なイングリッシュ・ブルーベルが減少し、自生地では保護の対象となっています。

プリムラ・ポリアンサ

  • プリムラ・ポリアンサは、サクラソウ属の西洋サクラソウの一種です。プリムラ・べリスなど、数種の原種のプリムラを交配して育成されました。 似た花のプリムラ・ジュリアンは、ポリアンサと原種のプリムラを交配して作られたものです。ポリアンサとジュリアンの違いは、ジュリアンの方がポリアンサより花が小ぶりで株も小型です。近年はポリアンサとジュリアンを交配した品種もあるため、見分けがつきにくいこともあります。 育種がとても盛んで、色や咲き方のバリエーションが増え、冬から春の花壇や寄せ植えの材料として人気の草花です。本来は多年草ですが、日本のような高温多湿の気候を好まないため、春までの一年草として扱われることがほとんどです。梅雨から夏の日差しや水はけを工夫すれば、夏を越し、多年草として育てることも可能です。

ナワシロイチゴ

  • ナワシロイチゴは、バラ科の落葉低木。野生のキイチゴの一種で、日本全国の野原、林縁、道端などに自生しています。つる性で地を這うように生長し、それぞれの節から茎が出て、茎の頂点に花や実をつけます。5月~6月に咲くピンクの花はとてもかわいらしい姿をしていますが、花びらが全開せず少し開いた先から雌しべが出ている見た目からか、あまり目立ちません。花後、赤くてキラキラしたキイチゴが実り、明るい緑色の葉と赤い実の色合いが足元を彩ります。甘酸っぱい実は、生食のほかジャムや果実酒の材料として利用できます。 環境に合った場所に植えれば放任で育ち、這うように生長するほか地下茎でも広がる繁殖力の強い植物です。    

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