ランタナ
- ランタナは、クマツヅラ科の半耐寒性常緑低木。樹高は30~120cmほどです。熱帯地方原産の花で、日本では小笠原諸島など暖かい地方に分布しています。本来は常緑ですが、冬の寒さや霜に弱く枯れてしまうことがあるため、一年草扱いされる場合があります。東京以西の暖かい地域では、屋外での冬越しも可能です。鉢花やポット苗が多く流通し、園芸用として楽しまれています。 ランタナの茎葉には細かいトゲがあり、葉に触れると表面がざらついていたり、茎もチクチクします。次々とわき芽を増やし、横にこんもりと広がって生長していきます。1mm四方の小さな花が一か所にいくつもひしめき合って徐々に花が咲きます。 咲き方がアジサイに似ていますが、全く別の科の植物です。咲き進むたびに花色が変わり、色のグラデーションが楽しめるため、別名で七変化と呼ばれています。蝶に好まれる植物として、バタフライガーデンの植栽にも用いられます。