エリシマム
- エリシマムは80種ほどの原種がヨーロッパを中心に分布するアブラナ科の草花です。種類によって一、二年草と宿根草があり、草丈も矮性から高性まで様々です。 英名のウォールフラワーは、城壁の石と石の隙間のような場所でもよく育つことにちなみます。分類が変わったため、以前の分類のチェイランサスの名で流通することもあります。 エリシマムの花は、アブラナ科らしい4枚花弁の十字形の小さな花が集まり、春から初夏にかけて開花します。優しい色合いから発色の良い色まで花色が豊富で、複色のものも多く、中には咲き進むにしたがって花色が変化する品種もあります。咲き方は、ストックのような花穂が長いものやバーベナのような丸めのものまで品種によって異なります。 楚々とした雰囲気の花は様々な草花と合わせやすく、花色も豊富なので、同じ時期に咲く草花との組み合わせ次第でいろいろな雰囲気を演出できます。 この図鑑では宿根草タイプのエリシマムについてご紹介します。