日野菜(日野菜かぶ)
- 日野菜は滋賀の伝統野菜で、かぶの仲間です。主に漬物用として利用され、漬け込むとピンクに染まることから桜漬けと呼ばれます。葉と2色の根の色合いが美しく、辛味と苦味をあわせ持つ味わいは、漬物以外にもサラダや温野菜、ローストなど、さまざまな料理に活躍します。 日野菜は一般的なかぶの見た目とは大きく違い、ほっそりした大根のような形をしています。土から出る部分が赤紫、土の下に埋まっている部分は白色になります。葉は立性で、茎や葉脈は美しい紫色。この色素が漬け込むとピンク色になる理由です。春の葉は明るい緑、冬は寒さに反応して深い紫色になり、どちらも美しい色です。 春の種まきは、桜の咲く頃で収穫は5月~6月。秋は8月下旬~10月に種をまくと、10月~12月が収穫時期です。