ボンバックスとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

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植物名
ボンバックス
学名

pseudobombax ellipticum

英名
Shaving Brush Tree
和名
メキシコキワタ
別名・流通名
プセウドボンバックス
科名
アオイ科
属名
プせウドボンバックス属
原産地
中米

ボンバックスの特徴

ボンバックスは中米に自生する落葉高木で、原産地では樹高が20m近くに及びます。正式名はプセウドボンバックスですが、日本ではボンバックスの名で流通し、夏型の塊根植物として扱われています。徳利のようにふくらんだ株元には水分が蓄えられており、厳しい乾燥気候に耐えられるような構造になっています。

日本で販売されている苗は、大きく切り戻すことで丈を抑え、幹のふくらみを強調させたものです。 緑色の縦筋が不規則に通る幹は、年月とともにひび割れ、松の盆栽のように味わい深い風情をかもし出すようになります。

冬になると葉や細い茎をすべて落とし、丸裸になります。翌春、木質化した幹から赤味を帯びた新芽が芽吹き、葉の色は徐々に緑色に変化します。

ボンバックスの詳細情報

園芸分類 多肉植物、塊根植物
耐寒性 弱い
耐暑性 強い
花色 白、ピンク

ボンバックスの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
種まき
植え付け
植え替え
剪定
肥料
開花

ボンバックスの栽培環境

日当たり・置き場所

日当たりと風通しの良い場所が適しています。日光が足りないと徒長します。春から秋は屋外でも管理できますが、気温が10℃を下回ったら室内に取り込み、日当たりと風通しの良い部屋で管理します。

用土

水はけの良い土を使います。多肉植物・サボテン専門店での取り扱いの専用土や市販の観葉植物や多肉植物用の土でも栽培可能です。

ボンバックスの育て方のポイント

水やり

芽吹きが始まった春から夏の生育期は、鉢の表面が乾いたらたっぷり与えます。気温の高い夏場の水やりは、早朝に行えない場合は夕方以降の方が適しています。

気温が涼しくなってくる秋から徐々に回数を減らし、葉を落とした後はほぼ断水気味で管理します。

肥料

生長期に薄めた液体肥料、もしくは緩効性肥料を与えます。

病害虫

風通しの悪い場所ではカイガラムシハダニがつきやすくなります。

ボンバックスの詳しい育て方

選び方

塊根部にハリがあり、球形の幹が好みの形に仕上がっている苗を選びます。

剪定・切り戻し

思い切って幹を切り詰めると、丸い形に仕上がりやすくなります。葉や枝を落とし切ってしまう冬の前に、来年の姿を構想しながら切り戻します。年々、強剪定にも耐えるようになります。

植え替え・鉢替え

土を落として、黒くなった古い根を落としてから植え付けます。根詰まりすると生長が衰えるので、1~2年に1度は鉢増しします。

冬越し

ボンバックス 新緑

秋に落葉しますが、気温が高くなってくる4月半ばからゴールデンウィークの頃に新しい葉が芽吹きます。

冬の間も昼間はできるだけ日光を当てて管理します。塊根部と鉢の中の地温を上げるようにすると耐寒性が強くなります。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

種まき(実生)と挿し木で増やすことができます。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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