自然光がふりそそぐ憧れのサンルーム。設置方法や活用の仕方をご紹介
森野陽子
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サンルームでの読書やランチタイムは癒しのひととき。植物にとっても、あたたかなサンルームは心地の良い場所です。暮らしを1up快適にするサンルームについて紹介します。
目次
サンルームとは
住まいの庭に面してせり出した、全面ガラス張りの室内のことをサンルームといいます。フランス語ではコンサバトリーと言われ、植物を育てる温室としても使用されていました。
欧米では建物の1部として取り入れられていますが、日本ではリビングの開口部につなげるエクステリアメーカーのものが多いでしょう。住まいを建てた後に設置するケースで、大規模な住まいの改築は大変だけれど、手軽にもうひとつ部屋の空間を増やしたいなどという要望にはぴったり。自然光がふりそそぐ第2のリビングにしたり、洗濯を干す場所として、子供の遊び場やペットの居場所としても使える便利な空間に。また、温室にすれば植物のお世話もしやすくなります。
サンルームを設置するときの注意点
サンルームは透明な箱なので、直射日光をまともに受けます。夏は温度が上がり、その場にいられなくなるほど。そのため、屋根や壁にカーテンを付けて、快適に過ごせるようにしましょう。サンルーム自体を設置する場所としては、北東か北西に建てるとよいでしょう。北西に設置すると、冬場は室内の奥まで光が差し込みます。
癒しの空間となるサンルームですが、設置費用には60~100万円ほどかかります。さらに固定資産税もかかるなど費用面では簡単にとはいきません。設置するときには、いろんなメーカーのものを比較して、慎重に決めましょう。
サンルームを温室にして植物を育ててみよう
サンルームは室内でありながら、屋外のような空間。日光を取り入れて風を遮ることができるので寒さに弱い植物を育てるにも最適な場所です。
観葉植物や洋ラン、多肉植物など鉢植えを置いてみましょう。それでも冬場に室内は10℃以下に冷え込むことをもあります。地面からの冷えを防ぐため台の上に置いてあげましょう。また、できれば温室用ヒーターを利用するなどして温度環境の管理を。湿度は60~80%に保つとよいでしょう。
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サンルームがあるメリットとは
サンルームがある何よりのメリットは、自然光の明るいお部屋ができるということ。何に使用するかはもちろん自由です。植物があふれる温室にしてもよし、趣味の絵を描くアトリエになったり、お友達を呼んでランチやティータイムを楽しむ場所にしたりと夢は広がります。
また、実用的な面からいえば、雨の日でも洗濯物を干すことができ、花粉やPM2.5といった粉塵からも衣類を守ることができます。床材を半屋外空間で使えるようなタイルやデッキにしておくと、ペットのグルーミングなどにも使え、掃除もしやすくなります。
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