クリスマスの花24種。ギフトにおすすめの切り花、鉢植え、ドライフラワー
山田智美
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クリスマス花と言えば?クリスマスの頃に見かける花、プレゼントしたい花や鉢植え、リースやスワッグにおすすめのドライフラワーなど。
他にもクリスマスに花を贈る理由からクリスマスフラワーと呼ばれる花について、クリスマスに飾りたい花、贈りたい花を紹介します。
目次
- クリスマスに花を贈る意味
- クリスマスに贈りたい花の色と意味
- クリスマスフラワーといえば?
- クリスマスに人気のヤドリギ
- クリスマスギフト!花束やアレンジメントに赤い花3種
- クリスマスギフト!花束やアレンジメントにクリスマスの白い花3種
- クリスマスギフト!花束やアレンジメントにクリスマスのグリーン3種
- クリスマスのリースやスワッグにおすすめ!ドライフラワー8種
- クリスマスに贈りたい花の鉢植え3種
- クリスマスと名前につく花3種
クリスマスに花を贈る意味
クリスマスは本来イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教のお祭りです。キリストの誕生日とされている12月25日がクリスマスです。キリスト教圏では、クリスマスを迎える前夜の12月24日をクリスマス・イブと呼び、家族や親しい人とご馳走を食べてゆっくりと過ごします。
現在の私たちの生活でも、クリスマスの前夜であるクリスマス・イブには家族や友人、恋人など親しい人とプレゼントを贈り合い、ディナーを食べて特別な日として過ごす習慣が定着しました。
クリスマスは一年の最後を彩る大きなお祭り。キリストの誕生を祝い合い、親しい人へ一年の感謝の気持ちを伝えるイベントです。クリスマスには永遠を象徴するリースを飾り、さらにテーブルや室内も花やキャンドルで飾ります。
クリスマスに花を贈る意味は、生命を感じる色鮮やかな花を贈って一年の感謝を伝え、共に幸せであることを祈り祝い合うためです。
クリスマスに贈りたい花の色と意味
クリスマスのイメージカラーと言えば赤とグリーン、白それからゴールド。
クリスマスに贈る花や飾る花も赤、グリーン、白、ゴールドがメイン。クリスマスの花の色にはちゃんとした意味があります。クリスマスに贈る花の色の意味を紹介します。
クリスマスに贈りたい花の色|赤の意味
クリスマスに赤を多く見かけるようになるのは、赤はキリストの血を象徴する色だからというい理由です。神の子であるイエス・キリストの体内に流れる血は、愛と生命を象徴します。クリスマスには赤い花や赤い実が多く流通するようになります。
クリスマスに贈りたい花の色|グリーンの意味
クリスマスは北半球では冬です。この寒い冬に枯れることなくグリーンの葉を保ち続ける常緑樹は永遠の象徴とされ、神聖視されてきました。クリスマスに飾られる青々とした針葉樹のリースは、終わることのない永遠を象徴して作られています。
クリスマスに贈りたい花の色|白の意味
白は雪の色です。クリスマスのイベントが発祥したヨーロッパの北の方の国々では、12月25日には一面真白な雪景色となります。穢れのない純白の雪を象徴する色として、クリスマスには白い花が好まれます。
クリスマスに贈りたい花の色|ゴールド(金色)の意味
クリスマスにゴールドが好まれる理由は、ベツレヘムの星の色だからです。イエス・キリストが生まれた時に空に現れ、東方の三賢者をキリストのもとに導いたとされている星です。クリスマスツリーの一番上に飾る星のオーナメントも、このベツレヘムの星を象徴しています。クリスマスには染色した金色の枝や実が出回ります。
クリスマスフラワーといえば?
クリスマスの頃になるとよく見かけるようになる花の名前はポインセチア。一部ではクリスマスフラワーとも呼ばれています。クリスマスを象徴するような花の正体に迫ります。
クリスマスフラワーといえばポインセチア!
- 植物名:ポインセチア
- 学名:Euphorbia pulcherrima
- 英名:Poinsettia
- 科名:トウダイグサ科
- 分類:常緑低木
- 花期:11月~1月
ポインセチアはトウダイグサ科の常緑低木。メキシコ原産の植物です。ポインセチアの花弁のように見える部分は、実は花びらではなく苞というがく片が変化したものです。
ポインセチアは1825年、当時のメキシコ大使であるポインセット氏によってアメリカに輸入されました。ポインセチアという名前の由来もここからきています。アメリカに輸入されたポインセチアは、冬にグリーンの葉と真赤な花をつけることからクリスマスフラワーとして人気が出たようです。
私たちがよく目にするのは鉢植えの小さなポインセチアですが、現地では数mの高さまで生長します。古くからこの花から赤い染料を採ったり、葉茎を傷つけると出る白い乳液を薬用にしていたと言われています。
今では赤だけでなくクリーム色やピンクなど、また大輪咲きの豪華なものなどたくさんの園芸品種も出回り、クリスマスに欠かせない花となっています。
クリスマスに人気のヤドリギ
クリスマスに人気の植物といえばヤドリギ。ちょっと変わったそのフォルムとクリスマスの伝説が相俟って一層人気に拍車かけたようです。
ヤドリギは寄生植物です。高木の枝に丸い鳥の巣のようなフォルムで寄生します。冬に多くの木が葉を落とし、枯れたような姿になるなかで青々と丸く葉を茂らせるヤドリギは永遠の生命の象徴として神聖視されてきました。欧米ではその聖なるヤドリギの枝をクリスマスツリーに飾って祝うという習慣があります。
クリスマスにまつわるヤドリギの伝説とは「ヤドリギの枝の下に立っている女の子にはキスしてもいい」というお話。欧米ではクリスマスツリーにヤドリギの枝を飾ります。この飾られたヤドリギの枝の下に立っている女の子にはキスしてもいいのだそうです。ちょっとロマンティックな伝説です。
クリスマスギフト!花束やアレンジメントに赤い花3種
バラ
一年を通して流通している赤バラはクリスマスの頃にも人気がでます。幾重にも重なった花びらが美しいバラの花は一輪でも絵になる美しさです。深みのあるグリーンの葉と一緒に花束やアレンジメントにすれば、一気にクリスマスムードが高まります。
ダリア
ダリアの切り花は冬も流通しています。大輪の花を咲かせるダリアは単体でも豪華な雰囲気を持っています。すっきりと長い茎を活かすと絵になります。
スキミア(シキミア)
小さな粒々としたつぼみがかわいらしいスキミアは赤い花のアレンジや花束の陰の立役者です。スキミア単体では主役には向いていませんが、バラやアマリリスのような派手な花の横にスキミアを添えるとぐっと奥深い複雑な表情を見せてくれます。
クリスマスギフト!花束やアレンジメントにクリスマスの白い花3種
バラ
花の女王と言われるバラはどんなシーンでも華やかな表情を見せてくれます。なかでも白バラはグリーンがかった白、純白、オフホワイトなど表情豊か。オフホワイトの白バラは温かみのある雰囲気を、グリーンがかった白バラは凛とした雰囲気を作り出してくれます。白バラを贈るなら、そのシーンに合わせた暖かみまで考えて選ぶとよいでしょう。
アマリリス
白いアマリリスは凛とした高貴なイメージの花。深いグリーンのコニファー類との相性も良い花です。花束の他、キャンドルを入れたクリスマスのテーブルアレンジなどにも似合います。
アマランサス・イヤーミングデザート
マランサス・イヤーミングデザートはケイトウの仲間です。白くふわふわとした花が可愛らしい花です。大きな花の脇役として使用すると、全体を優しい野原のような雰囲気に仕上げてくれます。
クリスマスギフト!花束やアレンジメントにクリスマスのグリーン3種
コニファー
真冬にグリーンの葉を絶やさない常緑樹のなかでもコニファーと呼ばれる針葉樹はクリスマス時期に欠かせないグリーンです。スギやヒバの仲間など、針のような細い葉を持つコニファー類は香りの良い種類も多く、クリスマスの花束やアレンジメントの他、リースやスワッグでも活躍します。コニファー類と赤や白の花を束ねるだけで、一気にクリスマスムードが高まります。
ヒイラギ
クリスマスに欠かせないグリーンの一つとして有名なのはヒイラギ。クリスマスを代表するモチーフにもなっています。クリスマスにヒイラギを飾る理由は、キリストが被せられていた茨の冠を象徴していると言われています。
ローズマリー
ローズマリーは常緑のハーブ。クリスマスの頃にもグリーンの香りの良い葉を茂らせています。ローズマリーの葉で編んだリースは香りが良く、室内を爽やかにしてくれます。切り花としても長持ちするので、クリスマスのテーブルに飾るグリーンとしておすすめです。
クリスマスのリースやスワッグにおすすめ!ドライフラワー8種
コットンフラワー
コットンフラワーは日本語では綿花とも呼ばれる綿の果実です。遠くから見ると白い花のように見えるからコットンフラワーや綿花と呼ばれるようになりました。
雪を思わせるような真白なふわふわとした可愛らしい実です。
ノバラの実
秋に赤く色づくノバラの実はそのままドライフラワーにして飾ることができます。コニファー類で作ったシンプルなリースやスワッグのアクセントに使用すると、クリスマスらしい雰囲気作りに一役買ってくれます。
ペッパーベリー
ピンク色の小さな実が可愛らしいペッパーベリー。少しくすんだピンクはグリーン以外に茶系との相性も良く、茶色っぽくなりがちなドライフラワーのなかで可愛らしいアクセントになってくれます。
ユーカリ
ユーカリは香りがよくきれいにドライフラワーになってくれます。ユーカリにはたくさんの品種があり、葉の大きさやフォルムも様々です。小さなつぼみや実がついているものもあるので、上手に利用するとドライフラワーのリースやスワッグに複雑な表情を作ることができます。
ブルーアイス
香りの良さが魅力のコニファーの仲間です。ちょっと青みがかったグリーンがきれいなブルーアイスは、他のドライフラワーと合わせると雰囲気に深みを出してくれます。
リューカデンドロン
リューカデンドロンは南半球原産の植物。きれいにドライフラワーになる上に先端のつぼみの部分は松ぼっくりを思わせるようなフォルムをしています。クリスマスのリースやスワッグにぴったりの花材です。
スズメウリ
まだ若いうちはグリーン、熟すと赤く色づくスズメウリはそれだけでクリスマスカラーという優れものです。風通しの良い室内につるしておけばきれいなドライフラワーになります。
スターアニス
スターアニスは八角とも呼ばれる香りの良いスパイスです。スターアニスのフォルムをベツレヘムの星に見立てて、クリスマスのリースやスワッグといったアイテムに利用します。
クリスマスに贈りたい花の鉢植え3種
ポインセチア
ポインセチアはクリスマスを代表する花です。クリスマスが近づくと鉢植えで流通します。生花店やホームセンターの店頭で簡単に入手できます。赤の他、クリーム色やピンクなど、多くの園芸種が作出されていますので好みのポインセチアを見つけてください。
シクラメン
冬に美しい花を咲かせるシクラメンは、クリスマスの頃にたくさんの鉢植えが流通するようになります。クリスマスらしい赤や白のシクラメンの他、ピンクやパープルもあります。花付きが良く寒い間ずっと花を咲かせてくれるので、贈り物に向いています。
クランベリー
秋から冬にかけてグリーンの葉と真赤な実をつけるクランベリーは、クリスマスそのもの。特に最近は果実の大きなオオミノツルコケモモなど、観賞価値の高い種類もたくさん流通しています。優美なつると赤い実の可愛らしいクランベリーは贈る方も贈られた方も楽しいギフトになります
クリスマスと名前につく花3種
クリスマスローズ
クリスマスの頃から初春まで花を楽しめるクリスマスローズ。冬のお庭の強い味方です。クリスマスローズという名前の由来は、原種のヘレボラス・ニゲルがクリスマスの頃に真白な花を咲かせるからです。その他の種類は年明けから初春にかけて開花するものがほとんどです。
クリスマスブッシュ
クリスマスブッシュはオーストラリアなど南半球原産の植物です。花は白ですが、花の後のクリスマスの頃にガクが赤く色づくことからクリスマスブッシュと呼ばれています。ただしクリスマスの頃に赤く色づくのは南半球で、日本での開花時期は初夏です。
クリスマスホーリー
クリスマスホーリーはモチノキ科の常緑低木です。クリスマスの頃にグリーンの葉と赤い実をつけることからクリスマスホーリーと呼ばれているようです。
クリスマスに贈りたい花、飾りたい花は決まりましたか?クリスマスを迎えるのは寒い冬の時期。暖かい部屋のなかにエネルギーを感じる色鮮やかな花を飾って、素敵なクリスマスを過ごしてください。
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