ハオルシア・オブツーサとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ハオルシア・オブツーサ
- 学名
Haworthia cooperi var.truncata
- 英名
- Haworthia obtusa
- 科名
- ツルボラン科
- 属名
- ハオルシア属
- 原産地
- 南アフリカ
ハオルシア・オブツーサの特徴
オブツーサは、丸い葉先の先端が透き通っていることから和名が「雫石(しずくいし)」といい、光にかざすと雫のようにきれいな葉っぱが特徴で人気の品種です。葉っぱの透明部分はマニアの間では「窓」と呼ばれ、その窓から光を取り込んで生長します。ハオルチアの中でも丈夫な品種のため、初心者さんにもおすすめです。環境が合えば横からどんどん子株が出てきて、いつの間に鉢がパンパンなんてことも。
ハオルシア・オブツーサの詳細情報
園芸分類 | 多肉植物、ハオルシア |
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草丈・樹高 | 10cm~15cm程 |
耐寒性 | 普通~やや弱い |
耐暑性 | 普通~やや弱い |
花色 | 白 |
開花時期 | 2月~6月頃花茎を長く伸ばし花を咲かせます。 |
ハオルシア・オブツーサの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え付け | ||||||||||||
植え替え | ||||||||||||
増やし方 | ||||||||||||
肥料 | ||||||||||||
開花 |
ハオルシア・オブツーサの栽培環境
日当たり・置き場所
生育期の春と秋は午前中だけ日が当たるような所で管理をします。夏は直射日光を避け、風通しのよい半日陰の所が好ましいです。
温度
15℃~20℃が適温で、冬は霜を避け5℃以下になる場合は室内に取り込みましょう。夏はなるべく涼しい所での管理をしましょう。
用土
水はけのよい用土を使用します。園芸店やホームセンターで手に入る多肉植物用の用土を使用しましょう。
ハオルシア・オブツーサの育て方のポイント
水やり
多肉植物の中では水を好みますが、湿りっぱなしは良くないのでやりすぎに注意します。春と秋は生育期のため、土の表面が乾いたらたっぷりと水を与えます。高温多湿が苦手なため、夏場は夕方の気温が下がった時間帯にさっと軽く水やりをしましょう。冬は休眠期なので乾かし気味がよく、月に1、2回程度にとどめ、暖かい日に水やりします。冬から春は気温が上がり、安定してきてから徐々に水やりの回数を増やしていきましょう。株に水がかからないように水は株元から土に水やりをするほうがベター。
肥料
春と秋の生育期に薄めた液肥か少量の緩効性肥料を与えてもよいでしょう。
病害虫
ネジラミは、乾燥させると付きやすくなります。鉢から抜かないと症状はわかりません。鉢から抜いた時、根っこに白い点々状のものがあります。ネジラミをしっかりと洗い流し、消毒を行うこと。植え替えを2〜3年行なっていないとネジラミが発生しやすいので、1年に1回は植え替えがベストです。
カイガラムシがつくと樹液を吸われてしまい、株が弱り生育も悪くなり衰え枯れてしまいます。カイガラムシは国内で約400種が発見されており、大きさや形なども様々であり、カイガラがあるのとないものもいます。野菜や果樹、草花、サボテン、ラン、観葉植物と様々な植物に発生し、吸汁(きゅうじゅう)します。
ハオルシア・オブツーサの詳しい育て方
選び方
株と鉢のバランスが良く、葉に変色や傷んでいるものがないものを選びましょう。
植え替え・鉢替え
1~2年に一度鉢がパンパンであれば植え替えをします。一回り大きな鉢か同じ大きさの鉢に植え替えましょう。生育時期である春か秋が適期です。
花
2月~6月に花茎を長く伸ばした花が咲きますが、地味な花です。
夏越し
夏は休眠期のため、風通し良く涼しい場所での管理が好ましいです。室内の場合は空調が当たらないように気をつけてください。
冬越し
冬は5℃を切るようであれば室内に取り込みましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
葉挿しと株分けで増やすことができます。根元から生える芽を取り、土に挿して増やすことができます。