家庭菜園特集

お庭のお花で花遊び | 自宅にある食器に春の花を生けてみよう

峰亜由美

峰亜由美

公開日 :

季節ごとにお庭に咲く花は眺めているだけで優しい気持ちになれますね。お庭のお花をお部屋の中にちょっといけてみたいなぁと思っても花瓶選びに困った事はありませんか?そんな時は自宅にある色々なタイプの食器を使って、飾ってみるのも素敵ですよ。飾る器によっては、ホームパーティーなどのおもてなしシーンでも活躍する簡単な生け方をご紹介します。

目次

今回生けるお花のご紹介

グレーの器に生ける・湯飲み

柄のある器に生ける・お皿

白い器に生ける・お皿

小さな器に生ける・お猪口

今回生けるお花のご紹介

・ムスカリ  ・ハナニラ  ・ヒメツルソバ  ・クリスマスローズ  ・ユキヤナギ  ・ヒューケラ  ・ホトケノザ

お庭で見つけた花

ムスカリ

ハナニラ

ヒメツルソバ

クリスマスローズ

・ユキヤナギ

ヒューケラ

ホトケノザ

 

ムスカリ

ムスカリ

ムスカリ

  • ムスカリは草丈15cmくらいで葡萄のような花を咲かせる、春の球根植物です。ムスカリはとても耐寒性の強い花で、こぼれ種や自然分球で増え、毎年花が咲きます。 ムスカリは小さな花ながら、花壇に群生させて一斉に咲きそろった光景は見事です。

    ムスカリはチューリップなどの同じ時期に咲く球根花との色のコントラストも美しく、チューリップの脇役として使われます。ムスカリは一度植えると、数年は植えっぱなしでも大丈夫なので、管理が楽な球根花です。

 

ハナニラ

ハナニラ

ハナニラ

  • 桜の咲くころに、無数の星型の花が開花します。「ハナニラ」という名前の通り、葉っぱと球根をこするとニラの香りがしますが、葉をちぎったり、カットしたりしない限りは匂わないので、特に気になりません。ハナニラは秋植え球根で、9月~10月に植えて翌春から開花します。球根は植えっぱなしで大丈夫なので、庭や花壇などの地植えにした場合は、球根を植え付ければ、その後の管理は不要と言ってもよいくらいです。

    ハナニラは光に反応する性質なので、夜や曇り、雨の日は花を閉じます。太陽に向かって花を咲かせるので、朝は東を向いて、午後は真上、夜は西を向きます。動きのある花です。

 

ヒメツルソバ

ヒメツルソバ

ヒメツルソバ

  • ヒメツルソバはヒマラヤからロックガーデン用に日本に導入された多年草です。ピンクや白色のお花が金平糖のように丸く愛らしく、地面を覆うように成長するのでグランドカバーにも最適な植物です。繁殖力がすごいので野生化して至る所に自生しています。植えてない人にとっては厄介な雑草扱いの場合もありますが、その逆にほったらかしても育つ丈夫さと繁殖力、花姿の愛らしさにも需要があり、園芸店でもポット苗で販売されています。暑さ、寒さ、乾燥に強く手入れを忘れてしまってもすくすく育つ草花です。

 

クリスマスローズ

クリスマスローズ

クリスマスローズ

  • クリスマスローズは、クレマチス、ラナンキュラス、アネモネなどと同じキンポウゲ科の植物です。冬の花が少ない時期に花を咲かせる、常緑の植物です。

    日本ではヘレボラス属を全てひとくくりにクリスマスローズと呼びますが、本来のクリスマスローズはクリスマスの頃に開花する「ヘレボラス・ニゲル」を指す名前です。

    他には、咲き方や色が豊富な「ヘレボラス・オリエンタリス」や、グリーンの特徴的な花の形状が面白い「ヘレボラス・フェチダス」等、たくさんの種類があります。

    クリスマスローズにはグリーンの葉を低く繁らせた中から茎を長く伸ばす有茎種と、茎の低い無茎種があります。

    クリスマスローズは、クレマチス、ラナンキュラス、アネモネなどと同じキンポウゲ科の植物です。冬の花が少ない時期に花を咲かせる、常緑の植物です。  日本ではヘレボラス属を全てひとくくりにクリスマスローズと呼びますが、本来のクリスマスローズはクリスマスの頃に開花する「ヘレボラス・ニゲル」を指す名前です。  他には、咲き方や色が豊富な「ヘレボラス・オリエンタリス」や、グリーンの特徴的な花の形状が面白い「ヘレボラス・フェチダス」等、たくさんの種類があります。  クリスマスローズにはグリーンの葉を低く繁らせた中から茎を長く伸ばす有茎種と、茎の低い無茎種があります。

    ニゲル

     

 

ユキヤナギ

ユキヤナギ

雪柳(ユキヤナギ)

  • 雪柳は、春になると垂れた長い枝に白やピンクの小さな花を沢山つけることが特徴です。葉は小さくて細かく垂れた枝に付いているので、枝ぶりの姿は柳に似ています。一昔前までは、雪柳の花の色は白だけでしたが、近年はピンク系の新しい品種も増えてきました。花が満開になっていると、雪が積もったような感じに見えます。 また、雪柳は生育が良い植物なので、公園の花壇などに植えられています。開花後に株元まで切り戻しても新しい枝が伸びて、翌年には綺麗な花が咲きます。「雪柳」と呼ばれているので、花の開花時期が雪の降る冬の季節に思われがちですが、桜と同じように早春ごろから咲き始める植物です。

 

ヒューケラ

ヒューケラ

ヒューケラ(ツボサンゴ)

  • ヒューケラは草丈20cm~50cm程度で葉が重なるように密に茂り、葉色のバリエーションが幅広く、カラーリーフプランツとして寄せ植えや花壇に用いられる近年人気の高い植物です。

    ヒューケラの特徴的な葉は直径3~10cmほどで葉色は赤、シルバー、オレンジ、緑、黄緑、黄、紫、黒や斑入りのものなど変化に富みます。花は原種のツボサンゴをはじめ園芸品種も美しく、すっと立ち上がった花茎から釣鐘型の小花を群れるように咲かせます。ヒューケラは花もちもよく約1カ月咲き続けるので切り花としても楽しめます。

    ヒューケラは耐陰性も強く、半日陰程度であれば問題なく開花します。カラーリーフだけでも楽しめますので、暗くなりがちなシェードガーデンに彩りと明るさを加えられます。

 

ホトケノザ

ホトケノザ

ホトケノザ

  • ホトケノザは日本に自生する在来種の多年草です。一般には野草として扱われています。その葉の形状が、仏様が座る蓮座のように見えるところから「仏の座」と呼ばれるようになりました。他にも葉が段状につくことから「サンガイクサ(三階草)」という別名も持ちます。非常に強健で痩せ地でも育ちますが、肥沃な土壌のほうが花付きも良くなります。

    春の七草の「ホトケノザ」と混同する人がいますが、こちらは全くの別種です。春の七草のホトケノザは「コオニタビラコ」というキク科の植物です。シソ科のホトケノザは、食べても毒ではありませんが、食用にはされていません。

     

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グレーの器に生ける・湯飲み

グレーの焼き物の湯飲みを使って、シックなカラーリーフのヒューケラとグレーの器と良く似合うピンク色の可愛らしいお花、ヒメツルソバを合わせてみました。

 

ヒューケラの葉を重ねる様に束ねます。束ねたヒューケラの葉を器の高さに合わせて茎をカットします。

 

器の高さに合わせたヒューケラの葉は、束ねたまま器の縁に添わせて生けます。シックなヒューケラの葉は存在感があり、ヒューケラだけを生けても素敵です。

葉のウェーブも魅力的で立体感ある葉は重ねて生けるだけで表情を豊かに飾る事が出来ます。

 

ヒメツルソバは、水に浸かる葉をカットし、茎の長さも器に合わせて先に生けてあるヒューケラと長さを合わせます。

 

ヒメツルソバをヒューケラの葉の根元に添わすように生けましょう。

 

ヒューケラの赤みがかったシックな葉とヒメツルソバの可愛らしいピンクはグレーの器に良く似合います。小さな器に生ける事によって、ちょっとした小さなスペースにも飾る事が出来るのも嬉しいですね。

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柄のある器に生ける・お皿

カラフルな柄のあるお皿に花を生けてみましょう

カラフルな柄のお皿には、シックな色味の花を生けてみるとバランス良く飾る事が出来ます。

今回はヒューケラとクリスマスローズを生けてみます。

 

お皿に浅く水を入れます。

 

お皿に置く様に寝かせて配置します。茎の先が水につくように生けます。

 

ヒューケラの葉は好きな位置に配置してみましょう。散りばめるように生けても、同じ場所に重なるように配置しても素敵ですよ。ヒューケラの葉は葉の裏の色も美しく、裏の色を楽しみながら飾れるのも平なお皿ならではの楽しみ方と飾り方です。

 

ヒューケラを好きな位置に生けたら、次はクリスマスローズを飾ります。

今回のクリスマスリーズは花が終わり種がつきはじめたクリスマスローズです。ガクの中央にある種の部分もよく見ると面白い形をしています。花びらに見えるガクの部分と少し尖った独特な種の形を楽しんでみるのも面白く、お庭で育てているからこそ楽しめる花の表情を愛でる事が出来ますね。

 

こんな風にお皿の上下に分けて生けても、片側にまとめる様に生けても、その日の気分を気ままに感じながら好みの位置に生けてみて下さい。

花瓶に生けるのとはまた違い、植物の形や色を違った視点で眺めたり楽しむ事が出来ます。飾る場所も高さがあると飾りにくいスペースなどにもコンパクトに飾る事ができます。

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白い器に生ける・お皿

白いお皿に生けてみましょう

白いお皿にはカラフルな色の花を生けても素敵ですが、今回は同系色の白い花とグリーンを合わせてみました。

 

白いお皿に浅く水を張ります。白いお皿には絵を描くように好きな位置に配置してみましょう。平面に飾る事によって、ふだんはゆっくり見る事もない茎の繊細な形や色の変化など見れるのも楽しみ方の1つです。茎の形を活かして丸いお皿の縁に添わせるように飾ったり、飾るお花の表情を観察しながら生けてみましょう。

花びらを散りばめる様に飾っても素敵なので挑戦してみて下さいね。

 

白いお皿は、どんな色の花も良く似合うので、最初に生けた白い花に挿し色として青い花のムスカリを一輪加えてみました。違った色の花を一輪加えるだけでイメージが変わりますね。こんな風に、お庭で見つけたお花の魅力をお部屋の中で楽しんでみましょう。同じ季節に咲く色鮮やかなお花を合わせても、白いお皿はそれぞれが持つ植物の色の素敵さをあらためて観察しながら楽しむ事が出来ます。

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小さい器に生ける・お猪口

お猪口に生けてみましょう

小さなお猪口には、お庭に現れた野の花を生けたり、お猪口という小さな空間だからこそ普段は注目しない、雑草と呼ばれる花々にも注目して生ける楽しさがあります。

 

今回は可愛らしく花を咲かせ始めたホトケノザを主役に生けてみました。ひらひらした傘が重なるような個性的な葉も馬が舌を出して笑っているように見える花も可愛らしく、ゆっくり眺める楽しさは格別です。

今回はホトケノザを生けてみましたが、野に咲く可愛らしいお花を見つけた時に色々なお花を生けてみましょう。

 

ホトケノザと一緒に小さくカットしたムスカリを生けてみました。花の丈を揃えると性質の違う花同士でも合わせやすく生ける事が出来ます。2種類生けても可愛らしいですね。

 

こんな風に、同じ丈に合わせて生けると数種類の雰囲気の違うお花をバランスよく生ける事が出来ます。

 

お猪口は、色々なお花を簡単に生ける事が出来ます。葉を1枚、花を1輪だけ生けてみるだけでも、それぞれの植物の良さを引き出し、小さなスペースに季節のお花を運ぶ素敵な花器として使用する事が出来ます。

この写真の様に、いくつかのお猪口に違った生け方をしたを柄のあるお皿の上に並べると、シンプルなイメージの生け方とは変わり華やかな柄のお皿の上でも、其々の個性が生かされ一つのお皿の上に並べることによって、飾るイメージに纏まりが出て来ます。お友達を誘ってティーパーティーする時も、思い思いに一緒にお庭のお花を生けてから始めるのも楽しいですね。

 

ガラスのお皿に並べてみるとこんな感じになります。ガラス真夏のテーブルに飾ると涼を演出する事が出来ます。

 

また、こんな風に1つ1つのお皿に、花を生けたお猪口を添えるとパーティーなどで大活躍。お皿のあいたスペースにお料理を盛り付けるだけで簡単に出来る季節に合わせたテーブルコーディネートとして楽しめます。急な来客でも、簡単に素敵なおもてなしの支度が出来上がりです。

この時、注意したいのは、植物によっては毒のある植物などもありますので花粉などがお料理に落ちたりしない植物を選ぶと良いでしょう。この季節に咲くスズランは可愛らしく清潔な姿から食卓に飾りたくなりますが、毒がありますので食卓に飾る事はおススメできません。

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今回は湯飲み、お皿、お猪口と自宅にある器を使って、お花を気軽に簡単に生けられる生け方を紹介させて頂きました。お庭で育てたお花を摘んで、部屋の中に季節を運べるのも幸せですね。お花屋さんで見つけた好みのお花も同じように、自宅にある器に飾って生けてみても素敵ですよ。

自宅にある色々な器に生けて、お気に入りの生け方を見つけてみて下さいね。

 

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峰亜由美
峰亜由美

幼少の頃から植物に詳しい両親に育てられ自然と植物や昆虫に興味を持つ環境で育った私は自然に花の世界で仕事をするようになっていました。現在は各地にてワークショップを開いたりイベントなどで移動花屋を開いたり、帽子作家さんとドライフラワーを使ったコサージュ展や陶芸家さんとの2人展等、幅広く花に携わるお仕事をしています。自宅では野菜を作ったりガーデニングをしたり植物三昧な日々です。何よりお花と共に過ごして思う事はお花のある場所ではたくさんの笑顔に出会える事が幸せです。植物と共に暮らす素敵さをお伝えして行きたいと思っています。

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