アメリカンブルーの育て方|花をたくさん咲かせる摘心や切り戻し、冬越し対策
とまつあつこ
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アメリカンブルーは、爽やかな青い花を咲かせる暑さに強く生育旺盛な人気植物です。今回は、そんな「アメリカンブルー」の花をたくさん咲かせるためのコツや、冬越し対策などをご紹介します。
青い花を見ると、すがすがしい気分になりますよね。アサガオのように午前中にぱっと華やかに咲くアメリカンブルーを育てて、毎朝元気をもらいましょう!
目次
アメリカンブルーはどんな植物?
アメリカンブルーは、ヒルガオ科の半耐寒性多年草です。開花期は5~10月。半耐寒性なので暖かい土地では屋外で冬越しできますが、霜にあたると枯れてしまいます。一般的には、一年草として扱われています。
アメリカンブルーは、日なたと水はけの良い用土を好み、夏の強いお日様が大好きな植物です。花径2cmほどの小さな青い花は、朝開いて夕方には閉じてしまいます。曇りの日には咲かないこともあります。アサガオやハイビスカスと同じ一日花(朝咲いて、しぼむまでが一日の花)とも言われています。この写真は、夜にしぼんでしまった状態を撮影したものです。
編集部のアメリカンブルーは、まだ植えたばかりのベビーちゃんですが、しっかりと根付いてきました。
夕方に近づくと、この写真のように花がしっかり閉じてしまいます。面白いですよね。
アメリカンブルーの育て方
アメリカンブルーは屋外のよく日のあたる場所に置き、水は土が乾いたらたっぷりあげます。真夏の水やりは、朝または夕方の涼しい時間帯に行います。昼間に水をあげると蒸れてしまうので避けましょう。
高温で乾燥した状態が続くと、ハダニが発生しやすくなります。ハダニは肉眼で見る事が難しい小さな虫で、葉の栄養を吸い取ってしまいます。葉の様子がイキイキとしなくなり、無数の白い斑点やかすり状の傷ができていたらハダニの可能性があります。その場合は早めに駆除しましょう。ハダニは水に弱い性質があるので、水やりの際に葉の上から株全体に水をかけてハダニの嫌いな環境を作っておくことが大切です。
水やりは、「株元に」あげる方が良い草花もありますが、アメリカンブルーの場合は違います。ハダニの発生を予防するため、葉の上から株全体に水をあげることをおすすめします。とはいえ、四六時中湿っている状態は苦手なので、「乾いたらたっぷり」お水をあげて下さい。
▼ハダニの駆除方法はこちら
アメリカンブルーの植え方
アメリカンブルーは枝がほふくして四方に広がります。寄せ植え中央の青い花がアメリカンブルーです。寄せ植えやハンギングバスケット、地植えにして花壇の縁取り、グランドカバーなどに幅広く利用できます。
アメリカンブルーの花をたくさん咲かせる摘心や切り戻し
アメリカンブルーがあまり咲かなくて困っていませんか?
アメリカンブルーの花は枝の先のほうに咲くので、摘心や切り戻しをして枝数を増やしておかないと花があまり咲かなくなります。花があまり咲かない場合や、ある程度伸びてきたら思い切ってカットすることをおすすめします。カットすることで枝数が増え、新しい枝に十分な栄養が行き、花が咲きやすくなります。株のバランスも良くなり、風通しも良くなります。
アメリカンブルーは春から秋まで長い間花が咲くので、水溶性の肥料を月に2、3回、水やりを兼ねてあげることをおすすめします。
アメリカンブルーの冬越し
アメリカンブルーは寒さにあまり強くないため一般的には一年草扱いとされているのですが、ひと手間かけて冬越しさせることもできます。
鉢植えは、寒くなる前に室内に取り込みましょう。地植えの場合は、寒くなる前に株を土から掘り上げて鉢に植え替え、冬の間は室内で管理します。ポットに挿し木をして室内で管理し、春になったら外で育てる方法もあります。
アメリカンブルーのまとめ
アメリカンブルーを育てる時に大切なことは4つです。このポイントをおさえて、暑い夏に爽やかな青い花をたくさん咲かせましょう。毎朝、アメリカンブルーが咲くことが楽しみになりますね。
- 屋外のよく日のあたる場所に置きましょう。
- 水やりは、真夏は涼しい時間帯に「乾いたらたっぷり」「葉の上から株全体に」あげましょう。
- 摘心や切り戻しをして枝数を増やしましょう。
- 水溶性の肥料を月に2、3回あげましょう。
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