ハギ(萩)とは?育て方や花言葉、花咲く季節、種類、秋の七草の意味まで

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山田智美

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日本の秋を代表するようなハギ(萩)について、どれくらいご存知ですか?ハギ(萩)の花言葉、咲く季節や見頃、種類、育て方、さらにハギと名前に付くけれどハギではない植物まで。ハギ(萩)についてのあれこれを紹介します。

目次

ハギ(萩)とは?ハギ(萩)基本情報

学名:Lespedeza 科名・属名:マメ科ハギ属 分類:落葉低木 ハギ(萩)の特徴 ハギはヤマハギを始めとするマメ科ハギ属の総称です。秋の七草としても有名ですが、草ではなく落葉低木です。  ハギは細く枝垂れる枝に白や赤紫の小さな花をたくさん咲かせます。満開になると花の重みで枝がたわんでいるように見え、風にそよぐ姿は風情があります。

  • 学名:Lespedeza
  • 科名・属名:マメ科ハギ属
  • 分類:落葉低木

ハギ(萩)の特徴

ハギはヤマハギを始めとするマメ科ハギ属の総称です。秋の七草としても有名ですが、草ではなく落葉低木です。

ハギは細く枝垂れる枝に白や赤紫の小さな花をたくさん咲かせます。満開になると花の重みで枝がたわんでいるように見え、風にそよぐ姿は風情があります。

ハギ(萩)の花

ハギの花は、マメ科特有の蝶形花です。直径1~1.5cmほどの小さな花を枝いっぱいに咲かせます。ハギの花色は赤みの強い紫色をしています。他に白花種もあります。

ハギ(萩)の葉

ハギの葉は丸みの強い楕円形で三枚小葉です。少しくすんだようなグリーンをしています。華奢な枝と柔らかい印象の小葉が可愛らしいので、花が咲いていない時期も楽しめます。

 

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ハギ(萩)の花言葉

ハギの花言葉を紹介します。  思案 柔軟な精神 枝をしならせて俯くように咲くハギに良く似合う花言葉です。

ハギの花言葉を紹介します。

  • 思案
  • 柔軟な精神

枝をしならせて俯くように咲くハギによく似合う花言葉です。

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ハギ(萩)の花咲く季節

ハギの花が咲く季節は7月~9月。秋の七草に数えられていますが、初夏から咲き始めて晩夏の頃に満開になります。  ハギ(萩)の見頃 ハギの見頃は9月です。7月頃から咲き始めますが、暑い盛りは花数が減ります。気温が少しずつ下がり始めた9月頃に満開の見頃を迎えます。ハギのトンネルを作っている庭園や公園もあるので、この季節にはぜひ足を運びたいものです。

ハギの花が咲く季節は7月~9月。秋の七草に数えられていますが、初夏から咲き始めて晩夏の頃に満開になります。

ハギ(萩)の見頃

ハギの見頃は9月です。7月頃から咲き始めますが、暑い盛りは花数が減ります。気温が少しずつ下がり始めた9月頃に満開の見頃を迎えます。ハギのトンネルを作っている庭園や公園もあるので、この季節にはぜひ足を運びたいものです。

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ハギ(萩)は秋の七草

ハギは秋の七草の一つに数えられています。秋の七草とは、女郎花(オミナエシ)、尾花(ススキ)、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、藤袴(フジバカマ)、葛花(クズ)、萩(ハギ)の7種類のことを指します。秋の七草は万葉集にある山上憶良の歌に由来するとされています。  秋の七草の意味 秋の七草は、春の七草のように食べられる花ではありません。その花姿を愛で、香りを楽しみ、秋を感じる、季節の移ろいと情緒を楽しむことを目的しています。秋の七草の由来は万葉集に収められている山上憶良の歌です。なかでもハギは万葉集で一番多く詠まれた植物として有名です。

ハギは秋の七草の一つに数えられています。秋の七草とは、女郎花(オミナエシ)、尾花(ススキ)、桔梗(キキョウ)、撫子(ナデシコ)、藤袴(フジバカマ)、葛花(クズ)、萩(ハギ)の7種類のことを指します。秋の七草は万葉集にある山上憶良の歌に由来するとされています。

秋の七草の意味

秋の七草は、春の七草のように食べられる花ではありません。その花姿を愛で、香りを楽しみ、秋を感じる、季節の移ろいと情緒を楽しむことを目的としています。秋の七草の由来は万葉集に収められている山上憶良の歌です。なかでもハギは万葉集で一番多く詠まれた植物として有名です。

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こんなにある!ハギ(萩)の種類

ハギという植物名は、マメ科ハギ属の総称として使用されています。ハギのなかでも有名な種類をいくつか紹介します。  ヤマハギ 学名:Lespedeza bicolor ヤマハギは日本の山野に自生するハギ。花は赤紫色で葉はたまご型、よく分岐するのが特徴です。  ミヤギノハギ 学名:Lespedeza thunbergii ミヤギノハギは、枝垂れるように咲く姿が美しいハギです。葉の先が少し尖ったような形をしています。公園や庭園で見かけるハギの多くはミヤギノハギです。  マルバハギ 学名:Lespedeza crytobotrya マルバハギも日本の山野に自生するハギです。名前の通り葉は丸く、花序が短いので花は葉の間に埋もれるように咲きます。  キハギ 学名:Lespedeza buergeri キハギは他のハギに比べて大きく、2mほどまで生長します。花は白に近い淡い黄色に紫の斑が入ります。  江戸絞り 学名:Lespedeza ハギの園芸品種です。白地にピンクの絞りが入ったような花色が美しい品種です。花付きも良く、見映えがするので人気があります。

ハギという植物名は、マメ科ハギ属の総称として使用されています。ハギのなかでも有名な種類をいくつか紹介します。

ヤマハギ

  • 学名:Lespedeza bicolor

ヤマハギは日本の山野に自生するハギ。花は赤紫色で葉はたまご型、よく分岐するのが特徴です。

ミヤギノハギ

  • 学名:Lespedeza thunbergii

ミヤギノハギは、枝垂れるように咲く姿が美しいハギです。葉の先が少し尖ったような形をしています。公園や庭園で見かけるハギの多くはミヤギノハギです。

マルバハギ

  • 学名:Lespedeza crytobotrya

マルバハギも日本の山野に自生するハギです。名前の通り葉は丸く、花序が短いので花は葉の間に埋もれるように咲きます。

キハギ

  • 学名:Lespedeza buergeri

キハギは他のハギに比べて大きく、2mほどまで生長します。花は白に近い淡い黄色に紫の斑が入ります。

江戸絞り

  • 学名:Lespedeza

ハギの園芸品種です。白地にピンクの絞りが入ったような花色が美しい品種です。花付きも良く、見映えがするので人気があります。

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ハギという名前だけどハギ(萩)ではない植物

ハギは漢字で草かんむりに秋と書くくらい、秋を代表するような花。そのためかハギと名の付く植物はいっぱいあります。名前にハギと付くけれど、ハギ属ではない植物をいくつか紹介します。

ミソハギ(禊萩)

学名:Lythrum anceps 科名・属名:ミソハギ科ミソハギ属 ミソハギはミソハギ科の多年草です。7月~8月頃に開花します。お盆にはこのミソハギの花を水に浸し、花を使って水をかけて場を清めたことからミソギハギが略されてミソハギになったと言われています。  ハギとは全くの別種ですが、ミソハギの赤紫色の花をハギに見立てたのではないかと言われています。

  • 学名:Lythrum anceps
  • 科名・属名:ミソハギ科ミソハギ属

ミソハギはミソハギ科の多年草です。7月~8月頃に開花します。お盆にはこのミソハギの花を水に浸し、花を使って水をかけて場を清めたことからミソギハギが略されてミソハギになったと言われています。

ハギとは全くの別種ですが、ミソハギの赤紫色の花をハギに見立てたのではないかと言われています。

ヌスビトハギ

学名:Hylodesmum podocarpum subsp. oxyphyllum 科名・属名:マメ科ヌスビトハギ属 ヌスビトハギはマメ科ヌスビトハギ属の多年草です。花期は7月~10月。ヌスビトハギという不名誉な名前は、種子が盗人の足跡に似ているからだそうです。直径3mm程度の小さなマメ科特有の花を咲かせます。よく見ると、なるほどハギに似ています。淡い紫色の花が可愛らしい野草です。

  • 学名:Hylodesmum podocarpum subsp. oxyphyllum
  • 科名・属名:マメ科ヌスビトハギ属

ヌスビトハギはマメ科ヌスビトハギ属の多年草です。花期は7月~10月。ヌスビトハギという不名誉な名前は、種子が盗人の足跡に似ているからだそうです。直径3mm程度の小さなマメ科特有の花を咲かせます。よく見ると、なるほどハギに似ています。淡い紫色の花が可愛らしい野草です。

センダイハギ

  • 学名:Thermopsis
  • 科名・属名:マメ科センダイハギ属

センダイハギは本州北部の海岸などに自生する多年草です。花期は5月~8月、ルピナスに似た黄色の花を咲かせます。名前にハギと付きますが、ハギには似ても似つきません。さらに漢字で書くと先代萩。仙台ではありません。つまり萩の月というお菓子とは何の関係もありません。

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ハギ(萩)の育て方

場所・用土 日当たり良く、株元は日陰になるような場所を好みます。土壌はそれほど選びません。鉢植えのハギは市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。  水やり 表土が乾いたらたっぷりと与えます。乾燥に弱いので水を切らさないように注意してください。  肥料 特に必要ありません。マメ科の植物は根に根粒菌を持っているので自ら土壌を肥沃にする特性があります。  病害虫と対処法 アブラムシに注意しましょう。見つけ次第駆除します。  剪定 冬は葉を落とし休眠します。春にまた大きく枝を伸ばすので、冬の間に不要な枝を剪定し、大きく切り詰めるようにしましょう。

場所・用土

日当たり良く、株元は日陰になるような場所を好みます。土壌はそれほど選びません。鉢植えのハギは市販の園芸用培養土で問題なく育てられます。

水やり

表土が乾いたらたっぷりと与えます。乾燥に弱いので水を切らさないように注意してください。

肥料

特に必要ありません。マメ科の植物は根に根粒菌を持っているので自ら土壌を肥沃にする特性があります。

病害虫と対処法

アブラムシに注意しましょう。見つけ次第駆除します。

剪定

冬は葉を落とし休眠します。春にまた大きく枝を伸ばすので、冬の間に不要な枝を剪定し、大きく切り詰めるようにしましょう。

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濃い赤紫の花と風に揺れる姿が魅力的なハギ。秋の七草であり、万葉集に最も多く登場する植物ということからも、古くから日本人に愛されてきた花であることがわかります。

日本の風情と情緒を感じるハギの花について、さらに詳しくなって魅力を見直してみてはいかがでしょうか。

 

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植物が好きで好きで、植栽設計、ガーデナー、生花店勤務を経て現在は、フリーランスの花屋「花や蜜」として活動中。「てのひらに森を」がテーマの花屋です。森の中にいるような、見ているだけで力が抜けていくようなお花を作り続けたいと思ってます。街中で突然お花を配る、「花ゲリラ棘」というゲリラ的花配り活動も不定期決行しています。

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