ナスをベランダ菜園で収穫!育て方とプランター栽培のコツ

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ナスの収穫と保存方法

ナスは、だいたい開花から25~30日ほどで収穫できる大きさに生長します。  下の画像のように一般的なナスの収穫は、手のひらサイズが収穫適期です。ちょっと早いかなあと思う頃が採り頃です。

ナスは、だいたい開花から25~30日ほどで収穫できる大きさに生長します。

一般的なナスの収穫は、手のひらサイズが収穫適期です。ちょっと早いかなあと思う頃が採り頃です。

収穫する際は、ナスのヘタの上からハサミで切り取りましょう。

品種ごとの収穫適期

ナスは品種によって収穫適期が異なります。ナス、大長ナス、縞ナス、水ナス、米ナスなど、ご自身で育てているナスの収穫適期を必ず確かめましょう。

品種にもよりますが目安として

一般的なナス:10~15cm

長ナス:35~40cm

ひもナス:25~30cm、太さ2~2.5cm

ナスの保存方法

冷蔵庫の野菜室

ナスは水分が蒸発しやすい野菜なので、一つずつラップで包んで冷蔵庫の野菜室に保存するのがベストですが、なるべく3〜4日で使い切るようにしましょう。

冷凍庫

生のナスを適当な大きさに切り、しっかり水にさらしてから、水気をきり密封袋に入れて冷凍庫で保存します。生のナスと比べて食味は落ちるので、使用する際は煮込み料理などに使いましょう。

ナスは焼きなすなどの調理をした後、冷凍保存する方がおいしさを保てるようです。

ナスの栄養

ナスの実は水分が90%以上を占めるといわれていますが、紫色の皮の部分には、抗酸化作用を持つナスニンというアントシアニン系色素(ポリフェノールの一種)が含まれています。このナスニンは、癌の引き金になる活性炭素の働きを制御する働きがあり、癌の予防に効果があるといわれています。
さらにナスニンは血液をきれいにし、高血圧や動脈硬化も予防する効果があるともいわれているため、ますます取り入れたい食物の一つです。

ボケなす

皆さんの育てているナスは、ボケなすではありませんか?  外皮の艶がなく、色の褪せている状態のナスをボケなすといいます。  日光不足や水分・肥料が不足した場合、ボケなすができやすくなります。この場合、混みあった枝葉があれば整理し、果実にも日が当たるようにします。同時に、追肥と水分も与えてあげましょう。

外皮の艶がなく、色があせているナスをボケなすといいます。

日光不足や水分・肥料が不足した場合、ボケなすができやすくなります。この場合、密集した枝葉があれば整枝し、果実にも日が当たるようにします。同時に、追肥と水分も与えてあげましょう。

石ナス

ナスの花の状態が悪い時は、雄しべが雌しべより長くなります。このような状態では、受粉がスムーズにいかなくなり、実にならず花が落ちてしまうか、受粉できても石ナスといって実が硬くなります。  花の状態が悪いときは、追肥と水をしっかり与え、草勢を回復させましょう。

ナスの花の状態が悪い時は、雄しべが雌しべより長くなります。このような状態では、受粉がスムーズにいかなくなり、実にならず花が落ちてしまうか、受粉できても石ナスといって実が硬くなってしまいます。

ナスの草勢が落ちているとき

ナスの苗の草勢が低下している場合は、ナスが小さいうちに摘果してしまいましょう。草勢が戻ったら、通常の大きさまでナスを生長させ、収穫しましょう。

ナスの苗全体の草勢が低下している場合は、ナスの実が小さいうちに摘果してしまいましょう。摘果することで、実を充実させる栄養を、苗の草勢の復活にまわすことができます。

ナスの苗の草勢が戻ったら通常の大きさまでナスを生長させ、いつも通り収穫しましょう。

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ナスの更新剪定

7月下旬頃になると、これまでたくさんナスの実をつけたことによる「なり疲れ」をおこし、ナスの草勢が衰えます。そのため、秋ナスを収穫するために「更新剪定」といって、元気で新しい芽を出すために強めに枝を切り戻します。  切り戻してから20~30日ほどで、またナスを収穫できるようになります。

7月下旬頃になると、これまでたくさんナスの実をつけたことによるなり疲れをおこし、ナスの草勢が衰えます。そのため、秋ナスを収穫するために更新剪定といって、元気で新しい芽を出すために強めに枝を切り戻します。切り戻してから20~30日ほどで、またナスを収穫できるようになります

更新剪定する?しない?

上の画像は、7月28日のsana gardenのナスの様子です。  かなり大型に生育しましたが、ナス科を好んで食害するニジュウヤホシテントウの被害を受けました。食害された葉をかなり落とし、新しく幼葉が生長してきた状況です。  草勢の落ちた枝を選んで、更新剪定をしていきたいと思います。

上の画像は、7月下旬のナスの様子です。

かなり大型に生育しましたが、ナス科を好んで食害するニジュウヤホシテントウの被害を受けました。食害された葉をかなり落とし、新しく幼葉が生長してきた状況です。

草勢の落ちた枝を選んで、更新剪定をしていきたいと思います。

ナスの更新剪定を行う場合

時期:7月下旬頃

方法:なり疲れの苗を1~2節残して切り戻す。

ポイント

① 3本に仕立てた枝を1~2節残して切り戻す。

強剪定~各枝を1節ずつ切り戻す。

弱剪定~枝の草勢の様子を見ながら、2節ずつ切り戻す。

・加減して剪定~苗の状態をみながら切り戻す。この場合、元気のいい枝をわざわざ切り戻しせずに、本当に疲れ切った枝を切り戻しましょう。


② 下方に元気なわき芽が出ていたら、取らずに残す。  更新剪定のポイントです。3本仕立てにする際は、不要なものとして取り除いていた、ナスの下方のわき芽を、この時期は出ていたら残しておきましょう。

② 下方に元気なわき芽が出ていたら、取らずに残す。

生育初期にナスの苗を3本仕立てにしたときは、不要なものとして取り除いていたナスの下方のわき芽を、この時期は残しておきましょう。

更新剪定で、枯れてしまわないか心配…

思い切り強剪定をしてしまうと、ナスの苗が枯れてしまいそうな気がして、何だか心細くなってしまいますね。

しかし、ナスは根がしっかりと生長し、栄養を土壌から吸収できるようになっていれば、枯れることはなく、新たな葉を出すことができます。今後もしっかりと生長しますので、安心して更新剪定をしてみましょう。


③ 根もスコップなどで根切りをして新しい根を発根させる。  ナスの側根や細根をスコップで断つことで、また新たに根を増やす作用があります。また、スコップで土に差し込むことで雨が降って固くなった地面に空気を与えることができるのです。  プランターのふちまわりを移植ゴテで軽く根切りをしましょう。

③ 根もスコップなどで根切りをして新しい根を発根させる。

プランターのふちまわりを移植ゴテで軽く根切りをしましょう。このように、ナスの側根や細根をスコップで断つことで、新たに根を増やすことができます。

また、スコップを土に差し込むことで、雨が降って固くなった地面に空気を与えることができます。

ナスの更新剪定をしない場合

9月以降に秋冬野菜をスタートさせたいけれど、プランターの数も限られて、栽培スペースがあまりないという方は、無理に更新剪定せず8月下旬までなすを収穫し、9月から秋冬野菜をスタートさせましょう。

9月以降に秋冬野菜をスタートさせたいけれど、プランターの数も限られて、栽培スペースがあまりないという方は、無理にナスの更新剪定する必要はありません。

このまま8月下旬までナスを収穫した後、ナスの苗の抜き取りをして、9月から新たに秋冬野菜をスタートさせましょう。

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