ラナンキュラス
- ラナンキュラスは、早春から春にかけて開花する球根植物です。秋に球根を植えると3月~4月に開花し、夏の高温期は休眠します。 ラナンキュラスの学名の由来は、葉が「カエルの足」に似ていることや、ラナンキュラス属の多くが湿地帯を好むことから、ラテン語の「rana (カエル)」 が語源となっていると言われています。英名バターカップ(Buttercup)は、原種のラナンキュラスが花びらが5枚の黄色い花であることに由来します。 園芸用として流通しているラナンキュラス(Ranunculus asiaticus)は、加湿が苦手です。薄紙のように繊細な花びらが幾重にも重なった花が、光と温度に反応して開く姿がとても魅力的で、毎年新品種が作り出されるほど人気があります。 ラナンキュラスの球根は「吸水処理」をしてから植え付ける必要があるため、苗としての流通が多い草花ですが、難しい処理ではないので球根からも育てることにもチェレンジしてみましょう。 チューリップと違い、一株から複数の花が開花し長期間楽しめる利点があるので、寄せ植え、庭、花壇の花として活躍します。