カンアオイ
- カンアオイは、ウマノスズグサ科カンアオイ属の多年草。カンアオイという名前の由来は、冬でも緑の葉を絶やさないこと、葉がアオイの葉に似ていることによります。温暖地では常緑性ですが、寒冷地では冬に葉が枯れることもあります。山野の高木の足元のような、薄暗く湿った場所を好み、自生します。日本では50種ほどが確認されていて、その多くが日本固有種であり、地域によって変異が見られます。 カンアオイは、地面から葉柄を伸ばし、楕円に近いハート型の葉を付けます。葉は濃いグリーンで光沢があり、斑が入ったような模様があります。花が咲くのは10月~12月ですが、早春に見かけることもあります。花色は茶色に近い暗紫色や緑がかった暗紫色で、花びらは退化し、3枚のガクが花びらのように開き、筒状になっています。花は、茎が短く色は地味で、地面に寝るように咲くことや、落ち葉に隠れてしまっていることが多く、咲いていても気づかないことが多いようです。ただし、1度その姿を見つけてしまうと、花とは思えない独特のフォルムが気になり、見入ってしまうような魅力があり、愛好家の多い山野草です。