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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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アニソドンテア・マルバストロイデス

  • アニソドンテア・マルバストロイデスは、南アフリカ原産の常緑低木。ムクゲやフヨウを小さくしたような花は、開花期間が長く、半年以上連続して開花することもあります。その年の気象にもよりますが、真夏にも真冬にも花が咲く、珍しいタイプの花木です。性質はとても丈夫で、耐寒性、耐暑性ともにあります。 主幹を伸ばして管理したり、剪定を繰り返しブッシュ状に仕立てたりなど、剪定次第で多様な姿になります。開花期間が長いため、春から冬の草花、夏から秋の草花の両方との合わせて、いつでも花が咲いている空間を演出することも可能です。

アストランティア

  • アストランティアは、セリ科アストランティア属の宿根草で、初夏に星のような形をした花が開花し、別名「マスターウォート」と呼ばれています。学名の「Astrantia」は、ギリシャ語で星を意味する「Astra」が語源となっています。 独特なフォルムのアストランティアの花は、花びらに見える部分は「総苞」で、その中心に小さな小花が密集しています。素朴で野趣あふれる草姿がナチュラルな雰囲気のため、欧米のガーデンにはとてもよく植栽されています。高温多湿が苦手なため、真夏の気候が厳しい日本の平野部ではなかなか夏越しが難しい草花ですが、寒冷地ではこぼれ種で発芽することもあります。 流通としては、苗より切り花としての流通量の方が多い植物です。主役級の花ではありませんが、フォルムのユニークさからアレンジのわき役の素材として人気があります。  

ヒュウガミズキ

  • ヒュウガミズキは、マンサク科トサミズキ属の落葉低木。耐寒、耐暑性ともに優れ、自然樹形で育てられ手間がかからないため、公園や公共空間の植栽にも利用され、刈り込みに堪えるので生垣として使うこともできます。 株立ち状に生長し、株元からたくさんの枝を出し、3月~4月にかけて枝一面に淡い黄色の花がうつむいたような姿で多数開花します。派手さはありませんが楚々としてかわいらしい花で、切り花の枝物としても多く流通しています。 葉は、花が開花した後に芽吹き、つぼみ、花、若葉、青葉、秋の紅葉と一年を通して観賞価値があります。低木なので小さなお庭にも向くため、庭木としても人気があります。

マリーゴールド・ストロベリーブロンド

  • マリーゴールド・ストロベリーブロンドは、フレンチマリーゴールドの系統のマリーゴールドです。気温によって花色が変化し、咲き始めと咲き終わりでも色が変化します。耐暑性や連続開花性に優れ、初夏から秋までたくさんの花が開花し、夏の庭や寄せ植えなどに活躍します。 低温期のマリーゴールド・ストロベリーブロンド 地域によっては12月まで花が見られます。夏から秋とは色が変わり、低温期になると深い赤になり、そこから咲き進むとベージュピンクになります。

アオキ(アオキバ)

  • アオキは、アオキ科アオキ属の常緑低木。関東以西~四国に自生する、日本固有種です。耐陰性に優れ、手間もかからず、育てやすいことから、世界中で観葉植物として栽培されています。葉は大きくツヤがあり、密度高く茂るので、日陰の庭や、日当たりが悪いエリアの目隠しや生垣として好まれます。斑入りの園芸種もあり、濃いグリーンの葉に明るい色の斑は、木漏れ日が当たっているような柔らかな印象を受けます。また園芸種の他に、アオキには、ヒメアオキとナンゴクアオキという2つの変種があります。 雌雄異株で、3月~5月に紫がかった茶色の小さな花を咲かせ、冬には雌株に真赤な果実が実るので、濃いグリーンの葉と赤い実の美しいコントラストを楽しめます。    

カツラ(桂)

  • カツラ(桂)は、カツラ科カツラ属の落葉樹です。葉は、丸やハートのようなかわいい形で、公園や街路樹としてよく見られ、最終樹高は20~30m程度になる高木です。 雌雄異木で、葉が出る前に赤い花が開花し、開花期は木全体がうっすらと赤く染まります。花の終わりごろから出る若葉や新緑、青葉は非常に魅力的であるとともに秋の黄葉も大変美しい木です。 剪定である程度低めに仕立てることはできますが、個人宅に植栽する場合は広いスペースが必要です。

ヒソップ

  • ヒソップはシソ科の半常緑低木のハーブ。ミントに似たさわやかな香りを持ち、葉には苦みも感じられ、アロマオイル、お茶、料理の臭み消しなど、様々な用途で利用されています。 初夏から夏の間、穂状の花が開花し、色は紫、白、ピンクがあります。花がとても美しいことから園芸素材としても利用され、庭や花壇に植えると穂状の美しい花が引き立ちます。 苗で流通する時点では草花の趣ですが、低木に分類されるため、株元の古い枝は次第に木化します。

ユリ(百合)

  • ユリは、ユリ科ユリ属の球根植物の総称です。北半球の温帯を中心に、約100種が分布しており、日本には約15種が自生しています。ヨーロッパでは、バラの次に人気のある花とされ、古くから栽培されてきました。 日本のユリは美しい品種が多いため、ヨーロッパに渡り、大変な人気を博したといいます。奄美や沖縄原産のテッポウユリは、ヨーロッパに伝わると、美しさと強健さからマドンナリリーに取って代わり、教会で使用されるようになりました。ヤマユリは、花の大きさと香りが高く評価され、多くの園芸品種の親になっています。ほかにも、日本のユリを親とした園芸種がたくさん作出されています。 オリエンタルハイブリッドという園芸品種のグループは、日本のヤマユリ、ササユリ、カノコユリを親として作出されました。香り高く、美しいことで有名なカサブランカは、このグループになります。アジアンティックハイブリッドは、アジア原産のオニユリ、イワトユリなどを中心に作出されたグループで、オレンジ色のユリが多いのが特徴。ロンギフロールムハイブリッドは、日本のテッポウユリやタカサゴユリを中心に交配して作出されたグループです。

アイリス

  • アイリスは、アヤメ科アヤメ属の総称で、世界中にたくさんの種類があります。日本に自生しているアイリスは、昔からの自生種が7種、帰化した種類も含めると約10種といわれています。 アイリスの種類には、アヤメやカキツバタ、ハナショウブ、イチハツの他に、ダッチアイリスと呼ばれる球根アイリス、ジャーマンアイリス、シャガ、さらに冬に花が咲くカンザキアヤメなどがあります。さらに、美しい園芸種もたくさん流通しています。日本に自生するアヤメやカキツバタは、紫系の花色が特徴ですが、ジャーマンアイリスや球根アイリスは、紫以外に黄やオレンジ、白などの花色があり、いずれも豊かな花色と整った草姿の美しい種類ばかりです。学名の Iris は、ギリシャ神話に登場する虹の女神イリスの名前に由来します。虹の女神の名前が当てられるほど、アイリスは色彩豊かな花だということのようです。 アイリスの多くの品種は、明るい草原や草地に自生しています。ハナショウブやイチハツのような水辺を好む品種はごく一部で、多くは乾燥した草地を好みます。このため、水がない庭でも栽培が容易です。アイリスを育てる際には、品種ごとの特性を確認してから購入するとよいでしょう。      

ホトケノザ

  • ホトケノザは、シソ科オドリコソウ属の越年草。日本に自生する在来種の越年草で、一般には野草として扱われています。田んぼや畑、畔、道路脇など、身近な場所で見かけます。子供のころに蜜を吸って遊んだ記憶がある方もいるのではないでしょうか。 ホトケノザという名前は、葉のフォルムが仏様が座る蓮座のように見えるところから「仏の座」と呼ばれるようになったというのが由来です。他にも葉が段状につくことから「サンガイクサ(三階草)」という別名も持ちます。非常に強健で痩せ地でも育ちますが、肥沃な土壌のほうが花付きや、葉の色つやが良くなります。花は、シソ科特有の唇形花(しんけいか)で、昆虫が蜜を求めて下の花びらに乗ると、花が開く仕組みになっています。 ホトケノザは、秋に芽吹き、春に開花して、夏には枯れていく越年草です。環境が合えば、秋でも冬でも花茎を伸ばし、赤いつぼみを付けています。ホトケノザは、閉鎖花を付けるという特徴があります。閉鎖花とは、花を咲かせずにつぼみの状態で、授粉を済ませること。花を咲かせる環境が整っていない季節でも種子を作る、ホトケノザの知恵です。 タンポポのように遠くまで種子を飛ばす手段は持っていないので、種にエライオソームという糖質をまとわせ、甘いものが好きな蟻に運んでもらうという方法と、こぼれ種で増えるという地味な方法を取っています。どちらにせよ、あまり遠くまで種は旅立っていきません。春の野原で、ホトケノザが群生している姿を見かけるのは、こういった理由からのようです。  

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