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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

アメリカフウロ

  • アメリカフウロは、フウロソウ科フウロソウ属の越年草。日本在来種のゲンノショウコに似ていますが、葉の切れ込みが大きいのが特徴です。北アメリカ原産で、日本に渡来したものが野生化した帰化植物です。公園や空き地など、身近な場所で見かける野草で、かわいらしい花を咲かせるので、立ち止まって見入ってしまうような魅力があります。 アメリカフウロは、草丈10~40cm、大きく切れ込みの入った葉と茎には細かい毛があります。花が咲くのは4月~6月、花色は淡いピンクで花びらは5枚、葉の脇に2つ咲かせます。花の後にできる実は先端が突き出したような独特のフォルムをしています。

チガヤ(茅萱)

  • チガヤは、イネ科チガヤ属の多年草。日本を始め、北アメリカ、ヨーロッパ、アフリカ、南半球まで広範囲に分布している帰化植物です。日本には、万葉集に詠まれているほど古くから自生していたようです。今では、畑の畔や河川敷、草原などに繁茂する雑草のような扱いですが、かつては茅葺屋根の材料や家畜の飼料などに利用される有用植物でした。また、地中に根を張って生長していくので、河川敷の土留めの役割も果たしていたようで、川の近くで見かけることの多い植物です。 チガヤは、細く節のある茎と、縁に赤みのある先の尖った細い葉を持ち、4月~8月になると白くふわふわとした花穂を咲かせます。地下茎で増え、群生するので厄介な雑草とされていますが、満開の白い花穂が一斉に風にそよぐ姿は、とても美しい光景です。

トキワツユクサ(ミドリハカタカラクサ)

  • トキワツユクサは、ツユクサ科ムラサキツユクサ属の多年草。ミドリハカタカラクサや、ノハカタカラクサという名前でも呼ばれます。水分の多い葉茎が特徴で、葉の表面には光沢が、茎には細かい毛があります。5月~8月に咲かせる白い花は、小さく可憐で、観賞価値があり、古くに園芸植物として渡来したものが、各地で野生化している外来種です。トキワ(常盤)と名に付きますが、耐寒性が弱く、日本では冬に地上部が枯れたようになって越冬します。 明るい半日陰を好み、自生します。種子ではなく、茎などから根を出して増えていくので、横に広がるように繁茂します。繁殖力が非常に強いため、グランドカバーとして利用される反面、駆除が困難な雑草とされています。花壇や鉢植えで育てているものから落ちた茎から根付き、植えた覚えのない場所で育っていくこともあるので、育てる際には注意が必要です。冬に地上部が枯れてなくなりますが、春にはまた芽吹いてくるので、増やしたくないのであれば、根から抜き取るようにしましょう。

プランタークレソン

  • プランタークレソンは、プランターで栽培することができるクレソンの一種です。(野生のクレソンは水生植物で、水辺付近に自生している植物です) 味はクレソンと同じく、さわやかな苦みとピリッとする辛みがあります。ステーキの付け合わせの定番のほか、肉料理だけでなく、魚料理、サラダ、てんぷら、お浸しなど、生でも加熱しても利用でき、冬場も5℃を下回らないように管理すれば真夏や真冬を除きほぼ1年中収穫できます。 栄養価が高い上に、利用用途が多く、料理の彩りにもなる多年草のプランタークレソンは、水辺で栽培する必要がなく一般的な葉もの野菜と同じように土で栽培できます。一株育てていると繰り返し長期間収穫でき、重宝する野菜です。

クコ

  • クコは、ナス科クコ属の落葉低木。栽培種もありますが、日当たりの良い海岸や河原などに自生しています。樹高は50~150cm程度と小型で、よく分枝して、こんもりとした樹形になります。枝にトゲがあるので、むやみに触るようなことはせず、トゲのない場所を確認してから触れるようにしましょう。 クコの葉は、長さ1~1.5cmの卵型をしています。花が咲くのは7月~9月、直径1cm程度で花色は紫、花びらは5枚に分かれ、しべ類が突き出したフォルムが特徴です。花の後にできる実は、長さ1~1.5cmの卵型で、葉の脇にぶら下がるように付きます。8月~11月に赤く熟す実は、食用になります。まだ花が咲いている頃から色づき始めるので晩夏から初秋には、花と実の両方を楽しむことができます。 生薬の枸杞の実とは、このクコの実を乾燥させたものです。また、ゴジベリーというのはクコの実の英名で、美容効果が期待できるとして人気があります。

グレビレア・ラニゲラ

  • グレビレア・ラニゲラは、ヤマモガシ科グレビレア属の常緑低木。樹高は20~60cm程度と低く、たくさん分枝し、ブッシュ状に横に広がっていきます。葉は長さ1~3cm程度、細い長楕円形で、縁を巻き込むようなフォルムをしています。葉の裏側に細かい毛があります。花は直径3~10mmで、内側に巻き込むような独特なフォルムをしています。花色はピンクやクリーム、花びらのように見えるのは総苞片で、中からしべ類を突き出します。主な開花期は冬から春にかけてですが、それ以外の季節にも断続的に花を咲かせます。 日当たりの良い場所を好み、乾燥に強く、樹高低く横に広がっていく性質のため、グランドカバーとして人気があります。耐寒性がやや弱いので、寒冷地では軒下で越冬させますが、関東以西では戸外で越冬可能です。冬から春にかけて花を咲かせるので、寂しくなりがちな冬の庭で重宝します。 グレビレア・ラニゲラの lanigera という種小名は、毛深いことを意味するラテン語で、葉の細かい毛に由来しています。触れるとかぶれることもあるので、肌の弱い方はグローブを着用して触るようにしてください。

ヒヨドリジョウゴ

  • ヒヨドリジョウゴは、ナス科ナス属の多年草。日本各地の野原や山林、空き地などに自生していて、身近な場所で見かける野草です。古くから生薬や民間療法で利用されてきた薬草ですが、全草にアルカロイドを含む有毒植物という側面もあります。むやみに口に入れることのないように注意してください。 ヒヨドリジョウゴは、長い根茎を持ち、先がつるになる茎を伸ばして、周囲に絡みついて伸びていきます。葉は卵型で、茎の下の方の葉は、不規則に裂けることもあります。花は直径10mm弱、花色は白、まれに淡紫で、花びらは5裂し、咲き進むに従って反り返るのが特徴です。よく見ると花の中心近くに緑色の斑点があり、中心から花柱が突き出しています。花の後にできる実は、直径8mm程度で、10月~11月に真赤に熟します。この実をヒヨドリが好んで食べるというのが名前の由来です。

ラッパスイセン

  • ラッパスイセンは、一茎一花(いっけいいっか)で3月~4月が開花時期の洋種のスイセンの一種です。 大輪で、おしべとめしべを取り囲む副花冠(ふくかかん)と呼ばれる部分がラッパ状に突き出ていることが名前の由来で、副花冠は花弁以上の長さのものがラッパスイセンの定義とされています。 桃や桜と花の季節が同じ頃で、株元に植えるとピンク~黄色の色合いが春らしく、庭が春色に染まります。冬から早春咲きのニホンスイセンや原種系スイセン~ラッパスイセン~チューリップ、ヒヤシンス、ムスカリなどと混植すると、冬から春まで球根の花が次々と開花する空間を作ることができます。    

エイザンスミレ

  • エイザンスミレは、スミレ科スミレ属の多年草。山林などの明るい半日陰から日当たりの良い場所に咲いています。切れ込みが入った鳥の足のようなフォルムの葉が、他のスミレと大きく異なる特徴です。エイザンスミレの葉は、付け根で深く3裂し、さらにその先で2裂します。花は、直径2cm程度で、色は淡いピンク色か白、花びらの内側の側面に細かな毛が生えています。開花期は4月~5月、無茎種のスミレで、草丈5~15cm程度で花を咲かせます。エイザンスミレの夏葉は化けるといいますが、花の後に生長する葉は30cmほどまで大きくなるものあり、同じ植物とは思えないほどです。

ツリガネニンジン

  • ツリガネニンジンは、キキョウ科ツリガネニンジン属の多年草。北海道から本州、四国、九州、沖縄諸島まで、広範囲に渡って分布しています。ツリガネニンジンという名前は、釣鐘状の花を咲かせること、根が朝鮮人参に似ていることに由来します。 草丈20~100cm、すっと伸びた茎の先に数個の釣鐘型の花を咲かせます。花は大きさ1~2cm程度で、夏から秋にかけて開花します。花色は淡紫色、先端が5裂して外側に反っていて、花柱がわずかに突き出しているのが特徴です。茎に途中にある葉は細く、葉柄はなく、幅や大きさには個体差があります。根生葉葉柄がありハート型で、花が咲く頃にはなくなっています。 ツリガネニンジンの若い芽はトトキと呼ばれ、山菜として食用にされます。

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