ワレモコウ
- ワレモコウは、バラ科ワレモコウ属の多年草。晩夏から秋にかけて日当たりの良い野原や川辺に咲く山野草です。その華奢で風にそよぐ草姿は風情があり、茶花にも使われています。 ワレモコウの花は、茶色に近い赤花が一般的ですが、白や桃花種もあります。草丈は50~160cmほどになり、華奢な茎先を枝分かれさせて複数の花を咲かせます。ワレモコウの花のように見える部分は、花びらの無い1~2cm程度の小さな花穂です。小さなツブツブとしたものが一つ一つの花で、ボールのような花穂を形成しています。葉は楕円形で、ギザギザとしたノコギリの葉のような切れ込みがあり、その形は羽毛のようにも見えます。改良品種には斑入り葉の品種もあります。 サラダバーネットというハーブは、このワレモコウの仲間で、よく見るとワレモコウに良く似た葉をしています。サラダバーネットは日本の多湿に弱く、夏の蒸れで枯れてしまいがちですが、寒冷地や風通しの良い場所で管理することで長く楽しむことが出来ます。