ネコノヒゲ
- ネコノヒゲは、シソ科の多年草です。厳密には、原産地では常緑多年草ですが、日本では越冬が難しいため、一年草として扱われています。ネコノヒゲというかわいらしい名前の由来は、ピンと上を向いた長い雄しべと雌しべがネコの髭を連想させるから。英名も Cat’s-whiskers で、猫のヒゲという意味、別名のクミスクチンも原産地の言葉で猫のヒゲという意味です。 マレーシアでは、ネコノヒゲは薬草として扱われています。「クミスクチン」と呼ばれ、葉茎を乾燥させてつくるお茶は、「クミスクチン茶」という名の薬膳茶として飲用されています。 シソやサルビア類の草姿によく似ていて、花は白と薄紫があります。黒みを帯びた茎と花とのコントラストが美しく、開花期間が長く様々な草花と合わせやすいため、ガーデニングの素材としても親しまれています。


































