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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

ハマシオン(ウラギク)

  • ハマシオン(ウラギク)は、キク科の一年草あるいは二年草。正式な植物名はウラギクですが、浜辺に咲くシオン(紫苑)に似た花ということでハマシオンとも呼ばれています。 世界に広く分布し、日本では太平洋沿岸の海岸や河口のような塩水を含む湿地に生育している野草です。似た花を咲かせる仲間は多数ありますが、塩水に浸かるような沿岸に咲くのはハマシオン(ウラギク)だけです。 ハマシオン(ウラギク)は草丈30~50cm、全体に無毛です。花色は淡い紫、紫、ピンク、まれに白など個体差があります。真直ぐに伸びた茎の先が分岐して、2cmの小ぶりな花を密集させるように咲かせます。花の後にできる種子は綿毛となり、熟すと風に乗って飛んでいきます。 ハマシオン(ウラギク)は沿岸部の開発や環境の変化で個体数が減少していて、国の準絶滅危惧類に指定されています。また、東京都を始め、絶滅危惧類に指定している地域も多くあります。

シンフォリカルポス

  • シンフォリカルポスは、秋から冬にかけて、真珠くらいの大きさの白やピンクのかわいい実をつけるスイカズラ科の落葉低木。実がついた枝物が秋から初冬にかけて多く流通しています。 シンフォリカルポスは、初夏にすずらんの形に似たうつむきがちの小さな花が開花した後、秋にとてもかわいらしい実をつけます。今のところ切り花の流通の方が多く、鉢物としての出回りはさほど多くありませんが、暑さ寒さに強く、丈夫で日本全国で栽培可能で剪定でコンパクトに仕立てることもできるので、扱いやすい花木のひとつです。 シンフォリカルポスの英名は「Snowberry」、和名は「雪晃木(セッコウボク)」と呼ばれ、どちらも白い実を雪に例えて名付けられたようです。実は秋から初冬までと鑑賞期間が長く、落葉後もしばらくは実がついた状態を楽しめます。

エレムルス

  • エレムルスは、尻尾のような花姿が印象的な球根植物です。球根はクモのような不思議な形をしています。 ロゼット状の葉から春にすらりとした穂状の花茎を立ち上げ、花穂の下から上に向かって小さな花が開花していきます。キツネのしっぽのような花姿から「フォックステール」、水はけの良い土壌を好むことから「砂漠のキャンドル」などとも呼ばれます。 下から開花する花はとても長持ちし、3~4週間楽しむことができます。エレムルスは存在感のある花でありながら、同じ季節に咲く宿根草とも調和します。宿根草の隙間にところどころに植え付けると、組み合わせ次第で様々な魅力的な風景になります。また、道沿いに植え付けると線の要素を作り出すこともでき、植え付け方次第で初夏の庭を様々な雰囲気に演出してくれます。

ステルンベルギア

  • ステルンベルギアは、夏に球根を植えると、秋に鮮やかなクロッカスに似た黄色い花が開花します。日本で最もよく栽培されている代表種は、和名で黄花玉簾(キバナタマスダレ)と呼ばれるステルンベルギア・ルテアです。 秋に休眠から覚めると、葉と花茎を出し、ひとつの球根から2~3輪の花を咲かせます。花後も葉を残したまま冬を越し、初夏に葉が枯れて夏に休眠します。球根は数年間は植えっぱなしで栽培でき、小型なので鉢植え栽培にも適し、水栽培も可能です。

ミモザ

  • ミモザは、ギンヨウアカシアやフサアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の総称です。ヨーロッパでは「ミモザ」というとフサアカシアAcacia dealbataのことをさしますが、日本では、フサアカシアやギンヨウアカシアなど、黄色い房状の花を咲かせるマメ科アカシア属の仲間の総称として「ミモザ」の名で流通しています。 庭木として人気があり、銀色がかったグリーンの葉と、春先に咲く明るい黄色の花のコントラストが美しい樹木ですが、地植えにすると非常に大きくなるため、植える場所を考えるとともに毎年の剪定が必要です。 3/8の国際女性デーとは、女性の政治的自由と平等を訴える日として国連が制定した日です。イタリアではその日を「女性の日」とし、女性への日頃の感謝を込めて、男性から女性へミモザの花を贈る習慣があります。現在は日本でも「ミモザの日」とされ、女性へミモザの花を贈る習慣が定着しつつあります。 切り花としても流通量が多く、実際の開花より早い冬から出回り始め、生花やドライフラワーとして親しまれ、リースやスワッグの材料としても人気があります。

カトレア

  • カトレアは、「ランの女王」とも呼ばれるラン科カトレア属の総称。カトレヤと呼ばれることもあります。 原産地は南米から中南米で、ジャングルの中で大きな樹木に着生している植物です。肉厚で大きな葉とバルブと呼ばれる膨らんだ茎が特徴です。華やかに広がった花びらと中心の唇弁(しんべん)が美しく、切り花でも鉢植えでも人気があります。花は見た目が美しいだけでなく、芳香のある品種もたくさんあります。 カトレアは園芸品種が多く、大輪の花を咲かせる大型種から小輪小型種、その中間のサイズまであります。さらにカトレアと呼ばれて流通しているものはカトレア属だけではありません。カトレア属とレリア属、ブラサボラ属、ソフティリニス属との交配種も出回っています。育て方はカトレアと同様の管理を行います。品種が気になるようであればプランツタグを確認するようにしましょう。また、品種によって耐寒温度にも差があります。

サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)

  • サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)は、マメ科デイゴ属の落葉高木。19世紀にオーストラリアで、木本のアメリカデイゴと草本のエルトリナ・ヘルバケアを掛け合わせて作られた交雑種です。植物学者J.C.Bidwillが作出したことから、学名に彼の名前が記されています。挿し木で増やせるので、世界中の暖地で育てられるようになりました。日本でも暖かい地域の公園や街路に植えられています。 サンゴシトウ(ヒシバデイゴ)は、樹高は通常4~6m、たまにそれ以上になることもあります。花は暗い赤紫色、花は大きく開かず、細い筒のようなフォルムをしています。葉は光沢のない濃いグリーン、先端の尖った菱型に近い卵型です。 サンゴシトウという名前は、中国名の珊瑚刺桐を日本語読みしたものとされています。別名のヒシバデイゴは、葉の形が菱型のデイゴの種類という意味です。

ブルーベリー

  • ブルーベリーは、ツツジ科スノキ属に分類される北アメリカ原産の落葉低木で、種類は200~300種あると言われています。初夏に白やピンクの花が咲き、6月~8月頃に紫色の小さな実が収穫できます。秋には美しい紅葉も楽しめる丈夫な樹木であることから、庭木としても人気があります。鉢植でコンパクトに育ててベランダなどでも十分に収穫が楽しめます。地植えにすると大きく育って収穫量も増えます。虫が付きにくく無農薬栽培がしやすいことも魅力のひとつです。 ブルーベリーの種類は、大きく分けると「ハイブッシュ系」「ローブッシュ系」「ラビットアイ系」の3つに分類され、さらに「ハイブッシュ系」のブルーベリーは、寒冷地向き(ノーザンハイブッシュ系)と温暖な地域向き(サザンハイブッシュ系)の2種類に分けられます。育てる場所の気温や湿度に適応する種類の中から選びましょう。 ブルーベリーは一株でも実をつけるものと、そばに他の品種を植えた方がよく実がなるものがあります。確実に実を収穫したいときは、同一系統の2品種を近くで育てるとよいでしょう。実が黒みがかった紫色になると食べ頃です。収穫期の実はやわらかいので、下から手を添えてやさしく摘み取りましょう。

アメリカデイゴ(カイコウズ)

  • アメリカデイゴは、マメ科デイゴ属の落葉高木。デイゴの近縁種です。デイゴと違い耐寒性があるので、関東以西の暖地で育てられます。街路樹や庭園などに植栽されているのを見かけます。また、鹿児島県の県木にもなっています。 アメリカデイゴは、7月~8月に真赤な花を咲かせます。気温が高ければ、6月~9月頃まで咲いていることもあります。花は捻じれて下を向き、しべ類は花の中央から突き出すように咲くのが特徴です。ホソバデイゴという別名があるように、葉はデイゴに比べて細く楕円に近い卵型で、色は深いグリーンです。 日本には明治時代に渡来したとされていて、古くからカイコウズ(海紅豆)と呼ばれてきました。この名前はナンバンアカアズキという植物の中国名で、間違って呼ばれるようになったのではないかとされています。

コリウス

  • 初夏から秋のカラーリーフプランツの代表のようなコリウス。品種が豊富で様々な色合いがあります。本来は多年草ですが、寒さには弱いので日本では一年草として扱われています。 コリウスの生長期は、4月~6月と9月~10月。鮮やかな色彩の葉を楽しむコリウスは、花に負けない華やかな株姿で初夏から秋にかけて花壇や寄せ植えに欠かせない存在です。暑さに強く観賞期間が長いこと、群植すると特に見栄えがするので公共花壇などにもよく利用されます。 栄養系コリウス コリウスは、葉形や葉色、葉の大きさ、色合いなど様々な品種があり、園芸品種は100を超えています。一般にはコリウス・ブルメイを中心に作出された園芸品種で種子繁殖の実生系が多いですが、栄養繁殖系も近年流通しています。栄養繁殖系の方が花が咲きにくい性質があるので株が大きくなりやすい特徴があります。

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