春菊(シュンギク)
- 春菊(シュンギク)は地中海沿岸地域原産のキク科の植物で、独特の香りがあり、鍋料理によく使われる緑黄色野菜です。ほうれん草に匹敵するほど栄養価が高いのですが、シュウ酸は少ないのであく抜き不要で生でも食べられます。 春菊(シュンギク)は葉の切れ込みの程度によって大葉種、中葉種、小葉種に分類されます。中葉種がもっとも多く栽培されていますが、その中でもあまり分枝せず茎が伸びやすい品種と、株元からよく分枝する品種に分かれます。四国や九州では葉に切れ込みの少ない大葉品種、それ以外の地域では切れ込みのある中葉品種が栽培されています。関西では菊菜とも呼ばれます。 株ごと収穫せずに順次わき芽を収穫できる摘み取り型の春菊(シュンギク)は、長い期間楽しめるため家庭菜園に向いています。 原産地のヨーロッパでは、食用ではなく主に観賞用として栽培されるほど、春に咲く黄色い花は美しく、春菊(シュンギク)という名前がぴったりです。