アカンサス
- アカンサスは、初夏~夏に穂状の花を咲かせる大型の宿根草です。日本ではあまり知名度のある花ではありませんが、原産地のひとつのギリシャでは国花に指定されています。 背丈は1mを超えるので、広い敷地に植えるのに向いています。庭や花壇のフォーカルポイントとして植え付けると効果的で、イングリッシュガーデンなどにも多く使われます。アカンサス属は地中海沿岸地方を中心に50種ほどがありますが、最も多く見かけるのは「アカンサス・モリス」です。 アカンサスの花は、大きな葉の株元から花穂を立ち上がらせて下から順に開花します。花のひとつひとつには萼(ガク)がつき、紫色の萼と白い花弁のコントラストがとても魅力的で、花が散った後も萼は残ります。 花も美しいアカンサスですが、葉もとても目を引きます。学名のAkanthaはギリシャ語の刺に由来し、花の下部の苞葉には鋭いトゲがあります。また、アザミに似てトゲのあるものが多いことから「ハアザミ(葉薊)」とも呼ばれていますが、葉にはトゲはありません。 ツヤのある濃い緑色の葉は、深い切れ込みがあるギザギザした形をしています。葉の切れ込みの深さは種類によってさまざまです。古代から現代まで「アカンサス模様」として、建築、壁紙、絨毯の柄、家具などに使われて愛されているのは、アカンサスの葉がモチーフとなっています。