「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑71-80件 / 全1474件

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ゲラニウム・ロザンネイ

  • ゲラニウム・ロザンネイは、フウロソウ科の宿根草。ゲラニウムの中では大輪の部類で、4~5cmの青紫の花が初夏から秋にかけて長期間開花します。 草丈は比較的コンパクトで30~40cm、横に広がるように生長し、植え付け数年後には70~80cm程度の横幅となり、花数は年々多くなっていきます。 ゲラニウムの中では性質は比較的強健で、耐暑性もあります。美しい青紫色の花が無数に咲く姿は目を見張るものがあり、楚々とした雰囲気はナチュラルガーデンの植栽に好まれています。

万年青(オモト)

  • 万年青(オモト)は日本で古くから、主に青々とした葉を観賞する目的で育成されてきた植物です。江戸時代から続く品種改良によって多彩な葉の形状、模様が生まれ「葉芸」と呼ばれています。 品種改良の技術が「芸」として高く評価されているのは万年青(オモト)だけで、植物の中では特別な価値を見出されている植物です。多年草で葉を落とさないことから長寿を象徴する縁起物としても大切にされてきました。「縁起草」「辛抱草」の別名もあります。 乾燥と多湿も嫌うのですが、基本的には初心者にも育てやすく丈夫な植物です。霜が降りず、-5℃以下の気温にならなければ屋外越冬可能です。昼間の日が出ている時間帯は外に出し、夜は玄関にしまうなどをしてもよいでしょう。 引っ越し祝いに万年青を贈る日本の文化 万年青(オモト)は1590年、江戸時代に徳川家康が江戸に移る際に3種類の万年青(オモト)を贈られ、家康は大変喜び城にその3鉢の万年青(オモト)を持ち込みました。その後、城が大繁栄したというエピソードがあり、そこから日本中に引っ越し祝いとして万年青(オモト)を送る風習が広まったようです。江戸時代から現在まで引っ越しの際は縁起を担ぎ、引っ越し先に一番最初に万年青(オモト)を入れる習わしが続き邪気を祓うため鬼門の方角に置かれるようになりました。

メランポジウム

  • メランポジウムは、可愛い黄色の小花を初夏から秋まで休みなく次々と咲かせます。高温多湿に強く、肥料の少ない場所でもよく育つので、夏に強い育てやすい花として人気があります。 こんもりとした草姿で、咲き終わった花の上を覆うように新しい花が咲くので、花がら摘みをしなくてもいつもきれいな状態を保てるセルフクリーニングの性質があります。 メランポジウムは寒さに弱い一年草なので、寒くなると枯れてしまいますが、こぼれ種でもよく増える丈夫な草花です。

ストレプトカーパス

  • ストレプトカーパスは南アフリカ原産の非耐寒性多年草。花はラッパ状で先が5枚に分かれていて、花色は紫、薄紫、白、ピンク、複色などで模様が入るタイプもあります。茎のほとんど伸びない無茎種と茎を長く伸ばす有茎種の2タイプに大別することができます。 ストレプトカーパスは年間を通して室内での栽培が可能。同じイワタバコ科のセントポーリアと並んで花が咲くインドアプランツとして人気があります。1輪の花の寿命は短いですが、次々と咲くので長期間花を楽しむことができます。 ストレプトカーパスは強い日光を嫌い、明るい窓辺や半日陰、レースのカーテン越し程度の光を好みます。室内で栽培する場合は、エアコンの風が直接当たらないように気を付けましょう。暑さにも寒さにもやや弱く、10~28℃くらいが適正温度です。ストレプトカーパスが好む生育環境は、人間が快適に感じる室内環境と似ていると言われています。 ストレプトカーパスの和名「牛の舌」は、 ストレプトカーパスの中に牛の舌に似た大きな葉(25㎝~50㎝)が1枚だけ育つ種類があり、そこから名前がついたと言われています。また、下側の花びらが付き出ている花の形から牛の舌をイメージしてつけられたとも言われています。 学名のStreptocarpusはラテン語で「storeptos(らせん状)」と「carpus(果実)」の意味があり、花後にできる実がねじれた形をしていることに由来します。実のねじれによって種をはじき飛ばすという、ユニークな性質もあります。 ストレプトカーパスは、春か秋に挿し木や葉挿しで増やすことができます。

コキア

  • コキアは別名ホウキギ・ホウキソウ・箒草・箒木などと呼ばれる雌雄同株の一年草で、ふんわりとした草姿がユニークでかわいらしい非常によく増える植物です。コキアの花は8月頃に小さな花が咲きますが目立ちません。   コキアは最初は緑色の樹形ですが、秋になると紅葉しとても鮮やかで美しい赤に変化します。茨城県の国営ひたち海浜公園では、広大な敷地にコキアを植え付け、夏から秋の観光名所となっています。1株でもかわいらしく美しいコキアですが、広い敷地に群生させたコキアは圧巻の光景です。 コキアの種は山のキャビアと呼ばれる「とんぶり」で、茹でて食べることができます。コキアの枯れた枝を箒の材料に使うこともできます。コキアは猛暑にも耐えるので、花が少ない時期に重宝されます。

チオノドクサ

  • チオノドクサは、トルコや地中海のクレタ島、キプロス島に分布する球根植物です。チオノドクサ属には7種があり、総称としてチオノドクサの名前で流通しています。 まだ寒さが残る早春に咲き始め、春の訪れを報せる花の一つとして愛されています。学名の Chionodoxa はギリシャ語で雪の栄誉という意味、チオノドクサの1種が雪解けの頃に咲き始めることに由来しています。英名の「glory-of-the-snow」も同じ意味です。 チオノドクサは、草丈低く10~20cm程度、細い葉が2枚、その間から花径を伸ばして直径2~3cmの花を5~15個くらい咲かせます。花の色は青、紫、ピンク、白など、中心は白をしています。花には蜂蜜を思わせるような芳香があります。 夏の高温多湿が苦手なので、水はけと風通しの良い場所を好みます。冬は日当たりが良く、夏は木陰になるような落葉樹の下に植え付けるとよいでしょう。

ヒヤシンソイデス

  • ヒヤシンソイデスは、キジカクシ科ヒヤシンソイデス属の球根植物です。以前はシラー属に分類されていたので、今でもシラーやシラー・カンパニュラータの名前で流通しています。主にイングリッシュブルーベルと呼ばれるヒアシンソイデス・ノンスクリプタと、スパニッシュ・ブルーベルと呼ばれるヒアシンソイデス・ヒスパニカの2種が有名です。ヒアシンソイデス・ノンスクリプタは、細い茎が下を向くように弓なりになり、ぶら下がるようにベル状の花を数個咲かせます。ヒアシンソイデス・ヒスパニカは、真直ぐに伸びた茎にベル状の花を10~20輪咲かせます。どちらも花の色は、青紫、ピンク、白など。小ぶりで淡い色の花がかわいらしく、野花のような趣きが愛されている花です。  

フジアザミ

  • フジアザミは、キク科アザミ属の多年草です。名前の由来は、富士山周辺でよく見られることにちなみます。日本固有種で、富士山周辺だけでなく、関東から中部に分布し、日当たりの良い山地や林道に自生しています。 フジアザミは、大きさが直径10cm程もある大きな赤紫色の花を咲かせます。まれに白花もあります。総苞片のふちにトゲがあるのもフジアザミの特徴です。草丈は20~100cm、太く真直ぐに伸びた茎の先にうつむくように複数個の花を咲かせます。根性葉と呼ばれる株元の葉は、大きく厚みがあり、長さは60cm程、土中の根は太くゴボウに似ます。日本で一番大きな花を咲かせるアザミで、世界でも最大級といわれています。

御衣黄桜 (ギョイコウザクラ)

  • 御衣黄は、緑の桜として知られる八重桜の一種。里桜(大島桜を片親にして作られた園芸品種)の一種で、ソメイヨシノの見ごろが過ぎた4月中旬~後半に黄緑色の花が開花します。 「御衣黄」の名前は、花の色が貴族の衣服の「御衣」に使われる萌黄色に近いことに由来します。咲き始めは黄緑色、咲き進むにしたがって緑の色みが薄くなり、中心がピンクに染まります。 落ち着いた色の葉が花の開花時と同時に出るため、満開時が花だけのソメイヨシノとは一味違った趣があります。気温が安定してくる春爛漫の時期に開花し、散り出す頃は春がそろそろ終わりだと感じる時期になります。

デンドロビウム

  • デンドロビウムは、熱帯アジア中心を原産地とするラン科の多年草です。原産地では、樹木の幹の表面に根を広げて植物体を支えたり、水を吸っている着生ランです。品種がとても多く、アジア一帯の亜熱帯から温帯にかけて1600種類ほどが分布し、日本にもセッコクが自生しています。 デンドロビウム属にはバルブの節から花を咲かせるノビル系と、花茎を長く伸ばして花を咲かせるデンファレ系がありますが、園芸上でデンドロビウムというときはノビル系を指します。日本はデンドロビウムの品種改良が盛んで、色鮮やかな大輪の花を咲かせるグループから、日本原産のセッコクを親にして作出された小輪の花を咲かせるグループまであります。ランのなかでは比較的耐寒性が強く、家庭で育てやすいのが魅力です。

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