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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

オカメヅタ(ヘデラ・カナリエンシス)

  • オカメヅタは、ウコギ科キヅタ属のつる性常緑木本。スペインのカナリア諸島から北アフリカの地中海沿岸が原産です。ツタと名前に付きますが、ブドウ科のツタの仲間ではなく、アイビーの仲間になります。ヘデラ・カナリエンシスやカナリーヅタという名前でも流通しています。オカメヅタという和名の由来は、幅が広く、ふっくらとした葉が、オカメの面を連想させることに由来します。 オカメヅタは、若い葉の先が3裂し、3本の葉脈がはっきりと見えるのが特徴です。やがて生長するにつれ、葉の先は3~5裂します。葉のサイズは5~10cmほど、光沢があり、色は濃いグリーンの他に、明るい印象の斑入り種もあります。周囲の木などに絡みついて生長しますが、平坦な場所に植えると地面を這うように伸びていきます。日陰に強く、常緑で生育旺盛、あまり手をかけずとも育つので、日陰のグランドカバーとして人気があります。気根を出して壁を登っていく性質があるので、建物の近くに植える際には注意が必要です。

ミントブッシュ

  • ミントブッシュは、オーストラリア原産のシソ科の半耐寒性常緑低木。春から初夏に口唇状の淡い紫色の花が開花します。ミントに似た爽やかな香りがあり、若い苗はカラーリーフプランツとして寄せ植えの材料に使われています。地植えにすると1m以上になり、横にも広がりながらブッシュ状に生長し、葉が密集し刈り込みに耐えるため、生垣として利用することもできます。葉が細かく繊細な見た目ですが、病害虫の害はほとんどなく、丈夫で管理がしやすい植物です。

シャクナゲ(石楠花)

  • シャクナゲは、ツツジ科ツツジ属の中のシャクナゲ亜属と呼ばれるグループの総称です。日本では、常緑で革質の葉を持ち、枝の先に複数の花が固まって咲くものをシャクナゲと呼びます。ヒマラヤから中国大陸、日本、北アメリカの、主に山岳地帯に自生している常緑低木から高木で、日本には6種が分布しています。 樹高は50cm程度の小ぶりなものから、5m以上に生長するものまであります。花のフォルムは漏斗状で、複数の花をまとめて咲かせるのが特徴です。花色は、赤、ピンク、紫、白、黄、オレンジなど、バリエーションが豊富。葉は長楕円形で厚みがあり、表面には光沢があります。葉裏に軟毛が生えている品種もあります。 シャクナゲは、欧米でも人気の花木です。その昔、中国や日本に自生する美しい花を咲かせる品種が、欧米に持ち込まれて人気を博し、4000を超える園芸品種が作出されました。シャクナゲは高山に自生するものが多く、高温多湿が苦手とされてきましたが、平地でも育てやすい園芸種が生まれたおかげで、庭木として美しい花を楽しむことができるようになりました。

月桂樹(ローリエ)

  • 月桂樹(ローリエ)は、地中海沿岸が原産のクスノキ科の常緑高木。丈夫で育てやすく、耐陰性もあり、刈り込みにも耐えることから、庭木や生垣、公園樹として植えられています。 月桂樹(ローリエ)の葉には、清涼感のある爽やかさと甘さを感じる香りがあります。ハーブとしてはローリエやローレルの名で呼ばれ、スパイスとして流通し、さまざまな料理の香りづけや臭み消しに利用されています。また、葉には消化促進、食欲増進、肩こりや関節痛などの炎症の緩和、血流促進、防虫など、さまざまな効果や効能があり、ヨーロッパでは古くから薬草としても利用されています。 月桂樹(ローリエ)は雌雄異株ですが、日本で見かけるのは雄株が多いようです。春にクリーム色の花を咲かせ、雌株は秋に紫色の8~10mmくらいの実をつけます。自然樹形で育てると10m近くになる高木ですが、刈り込みが自由にできるので鉢植えで栽培することも可能です。  

マロウ

  • マロウは、アオイ科の宿根草。マロウの種類には、ゼニアオイ、コモンマロウ(ウスベニアオイ)、ムスクマロウなどがありますが、一般的にはマロウというとコモンマロウのことを指します。 マロウは、春になると株元から新芽が芽吹き、初夏から夏にかけて、たくさんの花が開花します。背丈が高くなるので、庭や花壇の後方に植えると見栄えがします。とても丈夫で植えっぱなしで管理でき、ゼニアオイやコモンマロウは野生化している姿も見かけます。 ハーブとして扱われているコモンマロウは、エディブルフラワーとして料理やデザートの飾りつけやお茶として利用することができ、ドライハーブは市販されています。 こちらの図鑑ではコモンマロウの育て方をご紹介します。

ラナンキュラス

  • ラナンキュラスは、早春から春にかけて開花する球根植物です。秋に球根を植えると3月~4月に開花し、夏の高温期は休眠します。 ラナンキュラスの学名の由来は、葉が「カエルの足」に似ていることや、ラナンキュラス属の多くが湿地帯を好むことから、ラテン語の「rana (カエル)」 が語源となっていると言われています。英名バターカップ(Buttercup)は、原種のラナンキュラスが花びらが5枚の黄色い花であることに由来します。 園芸用として流通しているラナンキュラス(Ranunculus asiaticus)は、加湿が苦手です。薄紙のように繊細な花びらが幾重にも重なった花が、光と温度に反応して開く姿がとても魅力的で、毎年新品種が作り出されるほど人気があります。 ラナンキュラスの球根は「吸水処理」をしてから植え付ける必要があるため、苗としての流通が多い草花ですが、難しい処理ではないので球根からも育てることにもチェレンジしてみましょう。 チューリップと違い、一株から複数の花が開花し長期間楽しめる利点があるので、寄せ植え、庭、花壇の花として活躍します。

クロガネモチ

  • クロガネモチは、関東以西の山林に自生する常緑高木です。公園や街路樹、庭などあらゆる場所で利用されています。秋から冬にかけて、たわわに実る真っ赤な実の季節は、とても目を引きます。色彩の少なくなる冬に真赤な果実を付けることと、葉が常緑であることのほか、名前が「苦労のない金持ち」を連想させるとして、縁起の良い庭木としても人気があります。 クロガネモチの葉は5~10cmと大きめで光沢があり、よく繁ります。初夏に小さな白、あるいは薄紫色の花を咲かせますが、高木で上のほうの枝に咲くため目立ちません。雌雄異株なので実の観賞を楽しむのであれば雌株を選ぶ必要がありますが、市販のクロガネモチは一つの木に雌雄の枝が接ぎ木されていることがほとんどです。購入前に確認するようにしましょう。

バタフライピー(チョウマメ、クリトリア)

  • バタフライピーは、東南アジア原産のマメ科のつる性のハーブです。花の形が蝶に似ていることから、和名では「蝶豆(チョウマメ)」と呼ばれています。メディアでバタフライピーの美容や健康効果が紹介され、一気に人気が出ました。 原産地では多年草扱いですが、冬の寒さに弱いため日本では一年草として扱われています。暑さにとても強く、真夏でもつるをぐんぐんと伸ばし、たくさんの花を咲かせます。この性質からグリーンカーテンの素材としても使われ、明るい緑色の美しい葉と青い花のグリーンカーテンは、日を遮るだけでなく、夏の庭を明るくしてくれます。 バタフライピーの花の青にはアントシアニンという天然の青い色素が含まれています。お茶として煎じるときれいな青いお茶になります。ハーブのマロウティーと同じく、レモンなどの酸性の液体を垂らすと青からピンクに変化します。また、バタフライピーの若いさやも食べることができます。花はフレッシュでもドライでも利用することができますが、一日花なのでフレッシュとして使う場合は日々摘み取る必要があります。

レモンバーム

  • レモンバームは、シソ科の多年草のハーブ。レモンに似たさわやかな香りがあり、ハーブティーや料理の香りづけ、精油、ポプリなど幅広く利用されています。精油名はメリッサの名で流通し、抽出するのに多くの葉が必要なので大変高価な精油のひとつです。 蜜源植物であるレモンバームは、初夏に小さな白い花が開花します。学名Melissaは、ギリシャ語でミツバチを指すmelittenaが語源となっています。 レモンバームの葉の色は明るい緑色なので、庭や花壇に植栽すると明るい雰囲気になります。性質がとても強く、初心者でも簡単に育てることができます。葉がある期間は、適度に剪定を繰り返しながら栽培すると、しっかりとした株に仕立てられ、収穫量も多くなります。  

ハハコグサ(母子草)

  • ハハコグサは、キク科ハハコグサ属の一年草。春になると、野原や花壇、道路脇など、身近な場所で見かける野草です。ハハコグサは、全草に軟毛があり、全体的にくすんだ銀葉という印象の野草です。春に黄色のつぶつぶとした花を咲かせます。ハハコグサには花びらがないので、花らしく見えず、あまり目立たない印象ですが、よく見るとこの花はフランネルのような質感で、軟毛のある葉茎と合わせて、フェルトで作った手芸作品のようなかわいらしさがあります。 ハハコグサは、「ごぎょう」や「おぎょう」と呼ばれ、春の七草の一つに数えられます。漢字で書くと「御行」、細かいことですが、正式には「おぎょう」であって「ごぎょう」は間違った読み方だそうです。ハハコグサという名前の由来については、「ほうこぐさ」という昔からの呼び名が変化したものだという説、古くの記述に「母子草」とあったという説、葉の軟毛が「ほほけだっているから」という説など、諸説あります。 春の七草として七草粥に入れるほか、昔は草餅の材料にも使用されていました。そのため、地方によっては「餅草」という名前でも呼ばれます。今でこそ、あまり目立たない野草のように扱われていますが、古くには食用や薬草として利用される有用植物だったようです。

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