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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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ユスラウメ

  • ユスラウメは、春に梅や桜に似た美しい花を枝いっぱいに咲かせ、初夏にさくらんぼのような真っ赤な小さな果実を実らせる落葉低木。新芽の明るいグリーンも美しく、花も実もない時期も楽しめます。丈夫で育てやすいため、庭木としても人気があります。 熟した果実は生食でき、甘酸っぱい味がしてジャムなどに用いられます。また、ユスラウメは漢方薬としても使われます。 ユスラウメの名は、花が梅の花に似ていることや枝の上部に繁茂して風が吹くと揺れやすいこと、枝を揺さぶって実を落とすことなどからその名が付いたと言われています。また、江戸時代に日本に渡来したときの名「ゆすら」が残り、梅に似ていることをプラスしてユスラウメになったという説もあります。

エビネ

  • エビネは、ラン科エビネ属の多年草。寄生せずに地生するタイプのランで、日本の山野に自生します。ランの仲間ですが、派手さはなく、楚々とした風情が特徴で、山野草として流通しています。近年では、人気による乱獲で減少し、レッドリストにも名を連ねる植物になっており、自生している姿を見かける機会が減少しているようです。 エビネの和名は「海老根」で、地中の偽鱗茎がエビに似ていることに由来します。草丈30~50cm程の中型のランで、直立した茎に縦に5~20個の花を咲かせます。変異種が多く、花色や咲き方など、バリエーションが豊富です。多くの園芸種も作出されているので、好みの品種を見つけて楽しむことができます。 *レッドリスト 絶滅のおそれのある野生生物のリスト

ハバネロ

  • ハバネロは、激辛トウガラシと呼ばれるほど辛味の強いトウガラシです。栽培方法や収穫期間は一般的なトウガラシとほぼ一緒ですが、果実の形が細長い形ではなく、ピーマンのような形をしています。果実の色はオレンジや赤が主流で、ほかに黄色、白色などがあります。 柑橘系の爽やかな香りがしますが、非常に強い辛味をもち、特にヘタ周辺や種がつく胎座が最も辛いと言われています。収穫の際は手袋を使い、触った手で目などをいじらないようにしましょう。調理する際にはさらに注意が必要で、手袋に加えてマスク、ゴーグルなどの着用をおすすめします。辛み成分を吸い込みとむせて咳き込んだり、目に入るとヒリヒリした痛みが続きます。

プルモナリア

  • プルモナリアは、ムラサキ科の常緑多年草。ハーブ名ではラングワートと呼ばれ、肺や喉の炎症を鎮める効果があるとされ、化学薬品のなかった時代には肺の病気の治療薬として使われてきました。学名Pulmonariaはラテン語のpulmo(肺)、英名(ハーブ名)Lungwortは英語lung(肺)と、いずれも肺にちなんだ名前がついています プルモナリアの花は、早春に下葉から花茎が伸びて開花します。葉に斑点があるものが多いですが、園芸種は斑点がないものもあります。独特の斑入り葉は、花のない時期はカラーリーフとしても愛用されています。 半日陰で育つ丈夫な多年草なので、シェードガーデンの草花として利用されています。派手さはありませんが、日陰や木陰でひっそりと咲く姿は愛らしく人気があります。 一番流通が多いのは濃い澄んだブルーの花の品種ですが、その他、水色、赤、白、ピンクなど様々な花色の園芸品種があります。花色は単色もありますが、つぼみの色と開花した時に色が変化していくのも特徴のひとつです。

テマリソウ

  • テマリソウは、緑色のマリモに似た形の花(総苞)をもつ耐寒性多年草。花に見えるボール状の部分は総苞です。美女ナデシコの改良品種で、花びらが出ず、緑の総苞が丸いボール状になっています。緑のポンポンのような可愛い総苞は長い期間鑑賞することができ、切り花としては通年流通しています。以前は切り花としての流通のみでしたが、苗としても販売されるようになり、ユニークな形と爽やかな色が人気で、庭植えや鉢植え、寄せ植えやハンギングバスケットなどに利用されています。 花がらを摘んで軽く切り戻しながら育てると、枝数が増えてこんもり生長し、たくさんの花が咲きます。四季咲き性があり、夏越しが上手にできれば、春から晩秋まで花を楽しむことができます。 梅雨や夏の高温多湿には弱いので、夏は切り戻しをして半日陰の涼しい場所に置き、風通し良く管理して休ませましょう。冬は、根が凍ってしまわなければ春に再び勢いよく芽吹きます。植え付けてから2年目になると草丈も高くなり、切り花として飾りやすくなります。

ネメシア

  • ネメシアは、南アフリカ原産のゴマノハグサ科の一年草あるいは多年草です。大きく分けて、一年草と宿根ネメシアと呼ばれる多年草があります。通常、流通上は一年草のネメシアを「ネメシア」、多年草のネメシアを「宿根ネメシア」と呼び分けています。 どちらのネメシアも花茎の頂点にたくさんの小花を咲かせます。主役を引き立てる脇役的な草花として、庭、花壇、寄せ植えなどに使われています。多くの園芸品種があり、カラーバリエーションが豊富で、品種によって草丈や花の大きさに違いがあります。最近は、色合いが微妙な複色や香りのある品種が人気です。

クロッカス

  • クロッカスは、早春に香りの良い花を咲かせる、アヤメ科クロッカス属の球根植物です。クロッカスには、春咲き種と秋咲き種があり、園芸上は、主に春咲き種がクロッカスと呼ばれています。秋咲き種の代表は、サフランです。ここでは、春咲き種のクロッカスについて紹介しています。 クロッカスは、草丈5~10cm程度と小さく、地面から細い葉を広げ、その中心に鎮座するようにかわいらしい花を咲かせます。花の直径は3~4cm程度と小ぶりで、花色は、白、黄、紫、さらに縞模様が入る複色などがあります。花は日光に反応して開き、夜には閉じるのが特徴。他の草花が芽吹く前の早春から咲きだすので、春の訪れを報せてくれるようなかわいらしさがあります。花も草姿も小ぶりなので、何球かをまとめて植えると、群生しているような美しい光景を楽しめます。 クロッカスの球根は、ヒヤシンスのように水耕栽培で育てることができます。水耕栽培のクロッカスは、屋外のものよりも少し早く咲くので、一足早く春の香りを楽しむことができます。

ノコンギク(野紺菊)

  • ノコンギクは、秋の野原で小さな花を咲かせる、キク科シオン属の多年草。日本固有種の野菊です。名前の由来は、野に咲く紺色の菊だから、あるいは、園芸種のコンギクと区別するためだからといわれています。実際は紺色というほど青みは強くなく、青紫か紫、淡い紫、ほぼ白に見えるようなものもあります。つぼみの状態の色が濃い青紫色なので、花色が白に近くても、つぼみを確認するとノコンギクであることがわかります。 草丈40~100cm程度、よく分枝し、茎の登頂に花径2.5cmほどの花を数個ずつ咲かせます。花の外側は紫の舌状花、中心は黄色い筒状花です。葉は卵型に近い楕円形で、縁に鈍い鋸歯があり、表面を触るとざらざらしています。

モモ(桃)

  • モモ(桃)は、バラ科サクラ属の落葉高木です。樹高は3~8mに達し、花が美しく、果実はほのかな紅色で香りが良く、甘くみずみずしいのが特徴です。植え付けから数年で成木になり、大きな実を収穫できますが、病害虫が多く栽培には摘果や袋かけ、薬剤散布の手間と技術が必要です。極早生種から晩生種までたくさんの品種がありますが、初心者は早生種の方が栽培しやすいようです。中国では3000年以上前から食用として栽培されており、日本には中国から渡来したと考えられています。伝わった時期は不明ですが、縄文遺跡から種が出土しているので、日本でもずいぶん古くから食用とされていたようです。ヨーロッパには紀元前に伝わっており、ローマ帝国の書物にも登場します。学名の persica はペルシアを意味する言葉で、ペルシアにゆかりのある果物だと考えられていたことがうかがえます。日本に伝わった時期は不明ですが縄文遺跡から種が出土しています。

スイートピー

  • スイートピーは、マメ科のシチリア島原産のつる性一年草または宿根草。巻きひげを絡ませながら2m近くまで伸び、長い花柄の先に蝶形の花がつきます。芳香があり、別名ジャコウレンリソウ(麝香連理草)と呼ばれています。品種数が多く開花時期によって冬咲き種、春咲き種、夏咲き種に分けられます。また矮性種もあります。種や苗として最も流通しているのは、春咲き品種です。 切り花の流通も多く、11月ごろから春咲き品種の出回りが始まります。もともとカラーバリエーションが豊富な花ですが、特殊なインクを吸わせて作る染めの花もあります。 近年、染めの技術が飛躍的に進化し、一見、染めとは思えないニュアンスのある色合いのものも流通しています。 こちらの図鑑では、主に春咲き品種の育て方をご紹介します。

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