シラー
- シラーは秋に植えて春から初夏に花を咲かせる球根植物です。100種類以上が存在し、種類ごとに開花時期などの特徴が違います。ベル型の小花を俯くように咲かせるタイプ、小花の集合した花を放射状に咲かせるタイプ、小花を穂のように上に向かって連なるように咲かせるタイプなど、咲き方も種類によって違います。 多くの種は、秋に球根を植え付けると春から初夏に開花し、夏は休眠に入ります。耐寒性があり丈夫なものが多く、水はけが良い場所なら数年間は植えっぱなしで管理できる手入れが楽な植物です。分球し年々花数が増えるので、庭や花壇、落葉樹の株元などに植えると春から初夏の庭の彩りになります。 シラーといえばこの種をイメージする方も多い人気のシラー・カンパニュラータ(球根つりがね草)は、現在はヒアシンソイデス・ヒスパニカ(Hyacinthoides hispanica)として分類されています。ただし、流通上はシラーとして販売されていることが多いようです。