「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑191-200件 / 全1474件

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月桃(ゲットウ)

  • 月桃(ゲットウ)は、東南アジア原産のショウガ科の多年草のハーブで、日本では沖縄や九州南部に自生しています。白いつぼみの先がほんのりとピンクに色づいている姿が桃に似ているので「月桃」と名付けられたという説があり、沖縄では「サンニン」、奄美地方では「サネン」と呼ばれています。また、貝殻のような形のつぼみから「シェルジンジャー」という名前もあります。 月桃(ゲットウ)は地下茎で広がり、地上に茎を立ち上げ光沢のある深緑色の楕円形の葉を出し、茎の先端に5月~7月に穂状の白い花が開花します。唇弁は黄色と赤の発色の良い色合いをしています。 花のあとに実る果実は緑→オレンジ→赤と色づき、最近は切り花やドライフラワーとして流通しています。 清涼感のある独特な香りの月桃(ゲットウ)の葉には、抗菌、防虫、防腐、消臭などの効果があり、昔から生活に根付く野草として、餅やまんじゅうなどの食材を包む材料やお茶などに利用されてきました。、近年はその効能が注目され、精油、健康食品、コスメなどとしての流通もあります。

トケイソウ(時計草)

  • トケイソウ(時計草)は、亜熱帯を中心に分布されるつる性多年草です。3つに分かれた雌しべが時計の長針と短針、秒針のように見え、花びらとガクが文字盤のように見えることから時計草という和名が付けられました。非常にユニークな形の花で、世界に500種以上が分布し、園芸品種も数多くあります。 トケイソウ(時計草)はあんどん仕立ての鉢物としてよく出回っていますが、庭に植えてフェンスに誘引したり、目隠しやグリーンカーテンとして使うこともできます。比較的育てやすい植物で、耐寒性の強い品種は温暖地では庭植えにして屋外で越冬できます。耐寒性の無い品種は、鉢植えで育てて屋内で冬越しさせます。 朝咲いて夜にしぼむ一日花の特徴がありますが、次々と花を咲かせるので花期にはたくさんの花を楽しむことができます。挿し木が容易な植物であり、長く伸びたつるが地面に下垂し、そのまま根付くということも多々あります。 トケイソウ(時計草)は白と紫の花色が代表種ですが、そのほかピンクや赤など、花色のバリエーションが豊富です。また、大きく分けると花を楽しむ観賞用の品種と、実を楽しむ品種があります。南国の果物で有名なパッションフルーツ(Passiflora edulis)もこのトケイソウの仲間のひとつです。

ヒルガオ(昼顔)

  • ヒルガオ(昼顔)は、ヒルガオ科のつる性多年草。ヒルガオ(昼顔)の名は、アサガオと同じく開花時刻にちなみ、朝咲いて昼にしぼむアサガオに対して、朝から咲いて昼間にもしぼまず咲いている事からヒルガオ(昼顔)と名付けられました。 日当たりの良い野原や道端、空き地など、いたるところに自生し、初夏から秋、花径5~6cm程の漏斗状のピンク色の花が開花します。つるを巻きつかせながら生長し、地下茎でも増えるため、繁殖力が旺盛です。コイル状にまきつくため、伸びてほしくない場所に絡まったつるは早めに整理したほうがよいでしょう。

エシャロット

  • エシャロットは、タマネギの仲間です。鱗茎には独特の芳香があり、くさみ消しや風味づけなどに利用されます。タマネギよりも小ぶりで細長い形をしていますが、タマネギと同じような薄茶色の皮がつき、ひとつの種球から生育し分球して増えます。 日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ではとてもポピュラーな野菜で、多くの国で様々な料理に使用されています。日本ではエシャロットと呼ばれていますが、英語表記は「Shallot」になります。

夕顔(ユウガオ)

  • 夕顔(ユウガオ)は、北アフリカが原産の巻きひげをもつ匍匐性のつる性草本の非耐寒性一年草で、日本へは平安時代に中国から渡来しました。 生育適温が18~28℃と高温の環境を好み、スイカなどの接ぎ木苗の台木に使われることも多い植物です。つるがよく伸びるため、栽培には広い場所が必要です。花は雌雄同株で、7月~9月頃に白色の花を日没の前後に開花し、翌朝にはしおれることから夕顔の名前が付けられたと言われています。 雄花と雌花があり、果実はうり状になり、干瓢(かんぴょう)にしたり、未熟果を煮物や汁物にして利用されます。ひょうたんは同じ種に属し、そのうちの苦みのないものが選抜されて夕顔として分類されたと考えられています。

リュウキンカ

  • リュウキンカ(立金花)は、5月~7月頃可愛い黄色の小花を咲かせるキンポウゲ科の多年草。湿地や水辺などに自生し、雪国では遅い春を告げるような存在です。リュウキンカ(立金花)には花弁はなく、黄色い部分は花弁状の萼(がく)です。 茎はまっすぐ上にのびて直立し、その茎の先に黄金色の花を咲かせる姿から「立金花」という和名が付けられました。清流の流れに沿って群生し、花が黄金色に輝くことから「流金花」とも呼ばれます。英名Marsh marigoldは、マリーゴールドに似た花でmarsh(沼地や湿地)に自生することにちなみます。 なお、リュウキンカの名がつくヒメリュウキンカはキンポウゲ属、リュウキンカはリュウキンカ属なので、分類が違う植物です。

ライラック

  • ライラックは4月~6月に開花する落葉小高木で、葉はハート形、花は円錐形に小花が房咲きになります。ライラックの花色は紫色、薄紫色、ピンク色、白色などで、一重咲きや八重咲きがあり、良い香りがします。日本では札幌の木としても有名ですが、世界中で愛されている花木です。 ライラックはフランス語でリラ、和名は紫丁香花(ムラサキハシドイ)といい、ハシドイは日本に自生する近縁種の落葉小高木のことです。冷涼で湿気の少ない風通しが良い環境で、特に夏の夜温が下がる場所を好みます。日本では東北北部や北海道、本州の高原地帯が適地といえます。 ライラックの学名のSyringa(シリンガ)はギリシア語で笛やパイプを意味するsyrinxに由来します。古代ギリシャでは、枝の髄の部分をくりぬいて管にして作ったライラックの笛を羊飼いたちが吹いていたそうです。

ペンタス

  • ペンタスは、熱帯アフリカ、アラビア半島原産のアカネ科の非耐寒性多年草。星形の直径1cmに満たないような小花が傘状に30~40輪付き華やかな雰囲気があります。サンタンカに似ていることからクササンタンカの別名があります。本来は低木に分類されますが、日本では矮性に改良された園芸品種が流通しています。 花色は赤、ピンク、白、紫など多彩です。葉は先端のとがった楕円形で濃い緑色、葉脈がくっきりと目立ち、斑入の園芸品種もあります。 春から秋まで長期間開花し、暑さにも強く途切れることなく花を咲かせ、花壇などにもよく利用されています。本来は多年草ですが、耐寒性がないため日本では一年草として扱われています。

ヘリオプシス

  • ヘリオプシスは、夏から秋にかけてヒマワリを小さくしたような可愛らしい花を咲かせるキク科の宿根草。姫ヒマワリの名でも流通しています。 暑さに強く、真夏でも咲き続ける丈夫な性質で、ワンシーズンでたくさんの花が開花します。開花期間が長く、ひとつひとつの花の日持ちも良いため長時間の園芸作業が難しい時期に重宝し、夏の庭を華やかに彩ります。 一重咲き、半八重咲き、八重咲きがあり、切り花としても流通量が多い花です。近年は、斑入りや銅葉など、カラーリーフとして楽しめる品種も流通しています。

ニーレンベルギア

  • ニーレンベルギアは、初夏頃からカップ状の可憐な花(花径2cmほど)を咲かせる半耐寒性の多年草。花色は白や青、紫、複色があります。花は一日花ですが、開花期が長く株一面にたくさんの花が咲きます。花壇植えやハンギングバスケット、寄せ植えなどによく用いられます。挿し木で増やすことができます。 一年を通して屋外の日なたで管理しますが、高温多湿が苦手な植物なので、真夏は強い直射日光が当たらないように少し遮光したり、半日陰の場所に移すなどすると安心です。長雨にも当たらない方がよいでしょう。暖地であれば屋外で問題なく越冬できますが、寒さが厳しい場所では冬越し対策が必要です。 ニーレンベルギアには様々な品種があり、葉の形や草丈、草姿は種類によって特徴が異なります。 盃状の花を咲かせることから、和名では銀盃草(ギンパイソウ)と呼ばれたり、英名ではCup flower(カップフラワー)と呼ばれます。ニーレンベルギアの名は、スペインの博物学者であるニーレンベルグに由来します。

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