ハエマンサス(マユハケオモト)
- ハエマンサスは、ヒガンバナ科ハエマンサス属の非耐寒性球根植物です。球根は大きく、肉厚な鱗茎を形成します。アフリカ南部原産で、乾燥した地域を得意とする植物です。ハエマンサスの仲間は、太く水分を含んだ多肉質の茎の先にブラシのような、独特のフォルムの花を咲かせます。 アカハナマユハケオモトは、アフリカ南西部に自生する品種で、秋に深紅の花を咲かせます。英名の Blood lily は、この花の色に由来します。同じく、学名の Haemanthus も、ギリシャ語の「血」と「花」に由来しています。 ハエマンサスには冬生育型と夏生育型があり、それぞれ生育期ではない季節になると落葉し(一部常緑種もある)、休眠します。冬生育型では、マユハケオモトが有名です。マユハケオモトは、日陰を好むハエマンサスで、冬に真白で大きな筆やブラシのようなフォルムの花を咲かせます。常緑種ですが、夏は休眠しています。