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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

ヘリクリサム(ムギワラギク、帝王貝細工)

  • ヘリクリサムはオーストラリア原産のキク科の草花です。自生地では低木のようになる多年草ですが、寒さや高温多湿に弱いので、日本では一年草として扱われています。 花弁に見える部分は、総苞片と呼ばれる葉が変化したものです。カサカサした肌触りで艶があり、カラフルな色は夏の強い日差しにも負けず華やかな雰囲気です。 花色は赤、ピンク、橙、黄、白など多くの色があり、乾燥に強く花もちもとても良く、夏の庭に重宝します。乾燥させても色落ちがしないため、切り花やドライフラワーとしても人気があります。

アリウム・ギガンチウム

  • アリウム・ギガンチウムは、初夏に大きななボール状の花が開花する球根植物です。ネギの仲間で、和名で花葱(ハナネギ)とも呼ばれています。アリウムは多くの種類がある植物で、草丈、花色、花の形が多様です。中でもギガンチウムは大型種の代表のような存在です。 つぼみの時点では直径5cm程度ですが、花の開花とともに直径は3倍程度のサイズになります。背丈も花のサイズも大きく、開花した姿はインパクトがあり、庭のフォーカルポイントになります。点在させたり、群植させたりと、植え方によっても見え方は多様で、庭を明るくユーモラスな雰囲気にしてくれます。 小さな花が集合してボール状の形となり、少しずつ開花していくため花もちが良く、初夏に切り花としても流通しています。

蓮(ハス)

  • 蓮(ハス)は東南アジア原産の草本性水生植物です。観賞用にも食用にもなるため、世界中で育成されています。 仏教画では仏陀が蓮(ハス)の花の上に座る姿が描かれ、これを蓮華座(れんげざ)と言います。蓮(ハス)の花は、泥水のような池(蓮田)の中から真直ぐに茎を伸ばし、その先に華麗な花を咲かせます。泥から出てきても汚れることがないことから、清らかさの象徴と考えられ、古くから神聖な花とされてきました。 蓮(ハス)の葉は円形または楕円形で、長い葉柄は水面上1.5m以上の丈になります。光沢は無く水を弾く特性があり、この現象はロータス効果と呼ばれています。花茎は葉よりさらに高く伸び、頂点に花が開花します。ひとつひとつの花の寿命は短く3~4日程度、早朝に開花し、午後を超えると閉じはじめ、夕方には閉じる性質があります。 蓮(ハス)の根茎は、日本人にも馴染みの深い蓮根(レンコン)です。ただし、花を観賞する品種は茎が細いため、食用にはなりません。日本では蓮(ハス)の食用部分と言えば主に蓮根(レンコン)の部分ですが、他国では葉から茎まで食用とされます。蓮(ハス)の花の雄しべを緑茶と合わせた蓮茶も有名です。 日本で有名な蓮(ハス)の一つに大賀蓮(ハス)があります。大賀蓮(ハス)は2000年以上前に土の中に落ちた種を大賀一郎博士が発芽させたものです。2000年もの長い間発芽しなかった理由は蓮(ハス)の種の外皮が非常に厚く、自然に発芽することがあまりないからと言われています。

スカビオサ(マツムシソウ)

  • スカビオサは、和名でマツムシソウと呼ばれるマツムシソウ科の草花。外側の花びらは放射状に広がり、中心部は小花が集まったユニークな形で、一輪でも雰囲気のある表情を見せてくれます。 本来のマツムシソウScabiosa japonicaは、夏の高原に咲く高性の一年草ですが、園芸や切り花として出回っているのは、セイヨウマツムシソウがほとんどです。品種が多く、草丈、花色、花のサイズのバリエーションがとても豊富で、庭や花壇のほか、寄せ植えの材料としても活躍します。切り花としての流通も多く、大輪から小輪種まで、ほぼ通年出回っている花材です。 種類によって一年草と多年草があります。高温多湿に弱いため、本来は多年草でも温暖地では一年草扱いされることがあります。

月桃(ゲットウ)

  • 月桃(ゲットウ)は、東南アジア原産のショウガ科の多年草のハーブで、日本では沖縄や九州南部に自生しています。白いつぼみの先がほんのりとピンクに色づいている姿が桃に似ているので「月桃」と名付けられたという説があり、沖縄では「サンニン」、奄美地方では「サネン」と呼ばれています。また、貝殻のような形のつぼみから「シェルジンジャー」という名前もあります。 月桃(ゲットウ)は地下茎で広がり、地上に茎を立ち上げ光沢のある深緑色の楕円形の葉を出し、茎の先端に5月~7月に穂状の白い花が開花します。唇弁は黄色と赤の発色の良い色合いをしています。 花のあとに実る果実は緑→オレンジ→赤と色づき、最近は切り花やドライフラワーとして流通しています。 清涼感のある独特な香りの月桃(ゲットウ)の葉には、抗菌、防虫、防腐、消臭などの効果があり、昔から生活に根付く野草として、餅やまんじゅうなどの食材を包む材料やお茶などに利用されてきました。、近年はその効能が注目され、精油、健康食品、コスメなどとしての流通もあります。

トケイソウ(時計草)

  • トケイソウ(時計草)は、亜熱帯を中心に分布されるつる性多年草です。3つに分かれた雌しべが時計の長針と短針、秒針のように見え、花びらとガクが文字盤のように見えることから時計草という和名が付けられました。非常にユニークな形の花で、世界に500種以上が分布し、園芸品種も数多くあります。 トケイソウ(時計草)はあんどん仕立ての鉢物としてよく出回っていますが、庭に植えてフェンスに誘引したり、目隠しやグリーンカーテンとして使うこともできます。比較的育てやすい植物で、耐寒性の強い品種は温暖地では庭植えにして屋外で越冬できます。耐寒性の無い品種は、鉢植えで育てて屋内で冬越しさせます。 朝咲いて夜にしぼむ一日花の特徴がありますが、次々と花を咲かせるので花期にはたくさんの花を楽しむことができます。挿し木が容易な植物であり、長く伸びたつるが地面に下垂し、そのまま根付くということも多々あります。 トケイソウ(時計草)は白と紫の花色が代表種ですが、そのほかピンクや赤など、花色のバリエーションが豊富です。また、大きく分けると花を楽しむ観賞用の品種と、実を楽しむ品種があります。南国の果物で有名なパッションフルーツ(Passiflora edulis)もこのトケイソウの仲間のひとつです。

ヒルガオ(昼顔)

  • ヒルガオ(昼顔)は、ヒルガオ科のつる性多年草。ヒルガオ(昼顔)の名は、アサガオと同じく開花時刻にちなみ、朝咲いて昼にしぼむアサガオに対して、朝から咲いて昼間にもしぼまず咲いている事からヒルガオ(昼顔)と名付けられました。 日当たりの良い野原や道端、空き地など、いたるところに自生し、初夏から秋、花径5~6cm程の漏斗状のピンク色の花が開花します。つるを巻きつかせながら生長し、地下茎でも増えるため、繁殖力が旺盛です。コイル状にまきつくため、伸びてほしくない場所に絡まったつるは早めに整理したほうがよいでしょう。

エシャロット

  • エシャロットは、タマネギの仲間です。鱗茎には独特の芳香があり、くさみ消しや風味づけなどに利用されます。タマネギよりも小ぶりで細長い形をしていますが、タマネギと同じような薄茶色の皮がつき、ひとつの種球から生育し分球して増えます。 日本ではあまり馴染みがありませんが、海外ではとてもポピュラーな野菜で、多くの国で様々な料理に使用されています。日本ではエシャロットと呼ばれていますが、英語表記は「Shallot」になります。

夕顔(ユウガオ)

  • 夕顔(ユウガオ)は、北アフリカが原産の巻きひげをもつ匍匐性のつる性草本の非耐寒性一年草で、日本へは平安時代に中国から渡来しました。 生育適温が18~28℃と高温の環境を好み、スイカなどの接ぎ木苗の台木に使われることも多い植物です。つるがよく伸びるため、栽培には広い場所が必要です。花は雌雄同株で、7月~9月頃に白色の花を日没の前後に開花し、翌朝にはしおれることから夕顔の名前が付けられたと言われています。 雄花と雌花があり、果実はうり状になり、干瓢(かんぴょう)にしたり、未熟果を煮物や汁物にして利用されます。ひょうたんは同じ種に属し、そのうちの苦みのないものが選抜されて夕顔として分類されたと考えられています。

リュウキンカ

  • リュウキンカ(立金花)は、5月~7月頃可愛い黄色の小花を咲かせるキンポウゲ科の多年草。湿地や水辺などに自生し、雪国では遅い春を告げるような存在です。リュウキンカ(立金花)には花弁はなく、黄色い部分は花弁状の萼(がく)です。 茎はまっすぐ上にのびて直立し、その茎の先に黄金色の花を咲かせる姿から「立金花」という和名が付けられました。清流の流れに沿って群生し、花が黄金色に輝くことから「流金花」とも呼ばれます。英名Marsh marigoldは、マリーゴールドに似た花でmarsh(沼地や湿地)に自生することにちなみます。 なお、リュウキンカの名がつくヒメリュウキンカはキンポウゲ属、リュウキンカはリュウキンカ属なので、分類が違う植物です。

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