ドドナエア
- ドドナエアは、オーストラリア原産のムクロジ科の常緑低木です。オージープランツと呼ばれるオーストラリア原産の植物の中でも人気があり、鉢ものや切り花として流通しています。低木で育てやすい常緑樹のため、庭木や住宅外構にも使われているのを見かけます。 国内で一番流通しているのは、「ドドナエア ・パープレア」という品種で、葉色が季節によってグリーン~ワインレッドに変化します。落葉樹でないのに季節によって葉の色の変化を楽しめるため人気があります。秋の10月~11月頃に少しずつ色が変化を始め、低温になるにつれて深みを増します。ワインレッドの色は初夏ごろまで見ることができます。今のところ流通名にばらつきがあり、「ドドナエア・ビスコーサ」 や「ポップブッシュ・プルプレア」という名前でも流通しています。そのほか、「ドドナエア・ビスコーサグリーン」のような通年緑葉のものもあります。 生長は早く、放任すると2~3mくらいになりますが、剪定して短く刈り込むこともできます。ナチュラル仕立てでシンボルツリー、外構植栽、刈り込んで生垣、ブッシュ仕立てで下草、目隠しなど様々な用途で利用されています。 ドドナエアは雌雄異株で、春に数ミリの小さな花が開花します。雌木の場合は花のあとにできるサヤが花のように見えて魅力があり、目を引きます。