レモンマートル
- レモンマートルは、オーストラリアのクイーンズランド州の海岸沿いやブリスベンからケアンズにかけての亜熱帯性地域に自生する常緑低木です。自生地では3mから大きいもので10m以上になります。6月~7月頃に1本の花茎から白からクリーム色の小さな花を多数開花させ、現地では満開になるとクリーム色の花で木全体が覆われるほどです。 レモンマートルは、レモンよりもシトラールの成分が多く、葉からは強い清涼感のある香りがします。オーストラリアの先住民のアボリジニは、古来から料理や抗菌作用があるため薬草として利用してきました。 レモンマートルの葉は、お茶や料理、デザートへの香り付けに使われています。また、メディカルハーブとしてアロマテラピーでも人気のあるハーブのひとつです。香りが良く抗菌作用があることから、化粧品類の香料としても使われています。