モンソニア・ヘレー(竜骨城)とは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
モンソニア・ヘレー(竜骨城)
学名

Monsonia herrei

英名
Bushmann candle
和名
竜骨城
科名
フウロソウ科
属名
モンソニア属
原産地
ナミビア、南アフリカ

モンソニア・ヘレー(竜骨城)の特徴

「モンソニア・ヘレー」は、フウロソウ科モンソニア(旧サルコカウロン)属の塊根植物です。和名は「竜骨城(りゅうこつじょう)」といい、地面を這う蛇のような幹は鋭いトゲに覆われ、その合間に緑のサンゴのような葉が付くという、一度見たら忘れられないユニークな姿をしています。涼しい時期に生長する種で、夏に落葉・休眠し涼しくなる秋から葉が芽吹きます。春には繊細な白い花を咲かせます。年間を通して乾燥を好むため、生育期でも水の与えすぎに注意しましょう。生長は非常に遅く、盆栽風にも楽しめる植物です。

モンソニア・ヘレー(竜骨城)の詳細情報

園芸分類 多肉植物、塊根植物
耐寒性 やや強い
耐暑性 やや強い
花色
BARREL AMATERAS LED 20W
BARREL

モンソニア・ヘレー(竜骨城)の栽培環境

日当たり・置き場所

生長期の春と秋は、直射日光の当たる風通しの良い場所を好みます。夏は直射日光を避けて風通しが良く、湿気の少ない棚などに置きます。寒さにもある程度耐えるため、厳冬地以外では屋外でも冬越し可能ですが、強い寒風や霜に当たると葉が落ちたり株が痛むため、雨風の当たらない場所か屋内で育てましょう。

温度

暑さ、寒さにも比較的強いです。夏は暑さよりも湿度に注意し、鉢の中が蒸れないように気を付けましょう。根雪が積もるような場所以外では屋外でも寒さに耐えますが、極端な寒風や霜は葉や株を弱める原因となりますので、雨雪や風が直接当たらない場所に置くか、屋内で育てましょう。

用土

水はけの良い用土が良いでしょう。ホームセンターや園芸店で購入できる排水の良い多肉植物用土でも大丈夫です。

モンソニア・ヘレー(竜骨城)の育て方のポイント

水やり

年間を通して乾燥を心がけ、水の与えすぎは禁物です。生育期の春と秋は、土が乾いてから天気の良い日にたっぷりと水を与えます。葉が落ち始めたら水やりを控え、夏は断水して株を休めます。この時期に水を与えると根腐れの原因となるため注意します。秋に葉が付き始めたら徐々に水やりを再開します。冬は土が乾いてから数日後に土が湿る程度の水を少量与えましょう。

肥料

植え替えの際に用土に含まれる栄養分で十分です。与える場合は薄めた液肥や緩効性肥料を生長期の春に控え目に与えましょう。

病害虫

アブラムシカイガラムシが発生することがあります。

モンソニア・ヘレー(竜骨城)の詳しい育て方

選び方

個体ごとに違った形をしていますので、好みのものを選ぶと良いでしょう。またしっかりと根付いているものが良いでしょう。

植え替え・鉢替え

根詰まり解消のため、数年ごとに植え替えをしましょう。生育の始まる秋に行うのが良いでしょう。同じ大きさか一回り大きな鉢を選びます。地中に伸びた塊茎を傷つけないように注意しましょう。

冬越し

寒さに強い品種のため、根雪が積もるような厳冬地以外では屋外でも越冬可能です。雨風の直接当たらない屋外か、室内で育てます。秋になり葉が出始めたら徐々に水やりを再開し、冬の間は土が乾ききってから数日後に土が湿る程度の水を少量与えます。春になり温かくなってきたら水やりを徐々に増やします。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木、種で繁殖可能ですが、種から育てたほうが気候に適応しより丈夫な株になります。花が咲けば種が採種できるため、夏の高温多湿を避け秋ごろに蒔くか、温度を管理した屋内で蒔きましょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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