ゴーラムとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ゴーラム
- 学名
Crassula portulacea f. monstrosa
- 科名
- ベンケイソウ科
- 属名
- クラッスラ属
- 原産地
- 南アフリカ
ゴーラムの特徴
ゴーラムは、別名「宇宙の木」と呼ばれる多肉植物です。葉は棒状で、つやつやしていて、先端は指で押したようにへこんでいます。へこみの周りは赤く、なにか未知の生物がパックリ口を開いているみたいで不気味なのですが、そこが可愛いとも評判です。
生長すると下の方の葉が落ちて茎が木質化し、ゴツゴツした感じになります。成長はゆっくりで、大株は50cmほどになります。ベンケイソウ科クラッスラ属は過湿に弱く、その一種であるゴーラムも注意が必要です。
ゴーラムの詳細情報
園芸分類 | 多肉植物、クラッスラ |
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草丈・樹高 | 40cm~50cm |
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | やや強い |
花色 | ピンク |
ゴーラム(宇宙の木)の豆知識
ゴーラムのパックリ開いた赤い口。可愛いですよね。 きれいに赤くするためには、良く日に当てて育て、冬の水遣りを我慢するのがコツです。
ゴーラムの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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植え替え | ||||||||||||
肥料 |
ゴーラムの栽培環境
日当たり・置き場所
日当たりの良い場所を好みますが、夏の強い直射日光は、葉焼けを起こしまうので注意しましょう。真夏以外は日光に当てましょう。
温度
寒さに弱く、霜に当たるとぶよぶよに溶けて枯れてしまいます。雪が降ったり、夜の冷え込みが厳しい時期、5℃以下になる場合は室内に取り込みましょう。 また、夏の蒸し暑さも苦手です。風通しを良くし、湿度と直射日光に気を付けましょう。
用土
水はけのよい土でしたら、どのような土でも神経質にならなくて大丈夫です。多肉植物用の土も販売されていますので使ってみてはいかがでしょうか。
ゴーラムの育て方のポイント
水やり
春・秋は生長期なので土が良く乾いてからたっぷり与えます。高温多湿に弱いので、夏は特に水のやりすぎに気を付けましょう。冬は寒さで生長が止まるので、水やりの頻度を減らしましょう。
肥料
肥料はあげ過ぎに注意が必要です。それほど必要ではありません。あげる場合は春・秋に少量の固形肥料や液体肥料をあげましょう。
病害虫
カイガラムシが付くことが多いです。付いてしまったら薬を使うより、こまめに爪楊枝などで取り除くのが、痛まず良いでしょう。
ゴーラムの詳しい育て方
選び方
間延びしていない、よく締まった株を手に入れましょう。少し触って葉が落ちるようなものは避けましょう。
植え替え・鉢替え
植え替えの適期は春から初夏です。古い根を始末して植え替えた後、すぐには水を遣らず、しばらく乾かしてからあげましょう。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
挿し芽で簡単に増やすことができます。 また、葉挿しもできます。方法は、茎から丁寧に葉っぱを切り離し、土の上に置くだけです。 植え替え同様、春から初夏が適期です。
枯れさせないポイント
多肉植物なので、水の遣り過ぎは株を弱らせます。夏の蒸し暑さが苦手なので風通し良く、過湿にならないようにして下さい。