アデニア・グロボーサとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- アデニア・グロボーサ
- 学名
Adenia globosa
- 英名
- Adenia globosa
- 科名
- トケイソウ科
- 属名
- アデニア属
- 原産地
- ケニア、タンザニア、ソマリア
アデニア・グロボーサの特徴
「アデニア・グロボーサ」は、トケイソウ科アデニア属の塊根植物で、ボールや壺のような球状の幹から上に向かって枝が伸び、丸みを帯びた葉が付きます。最大の特徴は、たくさんのイボを持つ深い緑色をした幹と、鋭く太いトゲを持つ枝で、かなりインパクトのある姿をしています。枝には、かなり鋭いトゲがびっしりと生えますので、手入れの際には手袋などで防護する必要があります。比較的育てやすく丈夫ですが、特徴である丸い塊茎と緑色の幹を保つためには、日当たりや水やりに気を使う必要があります。冬には落葉し乾燥に耐えます。
アデニア・グロボーサの詳細情報
園芸分類 | 多肉植物、塊根植物 |
---|---|
耐寒性 | やや弱い |
耐暑性 | やや強い |
アデニア・グロボーサの栽培環境
日当たり・置き場所
光を好むため年間を通して日当たりと風通しの良い場所で育てます。ただし、日光に当てすぎると特徴である緑色の幹が日に焼け色あせてしまいます。様子を見ながら置き場所を選びましょう。冬は日当たりの良い室内で育てましょう。
温度
暑さにはある程度強いですが、寒さにはそれほど強くありません。冬は日当たりがよく温かい室内で育てましょう。
用土
水はけの良い用土が良いでしょう。ホームセンターや園芸店で購入できる排水の良い多肉植物用土でも大丈夫です。
アデニア・グロボーサの育て方のポイント
水やり
春から秋は土が乾いてからたっぷりと水を与えます。旺盛に成長するため頻繁に水やりをしても元気に育ちますが、与えすぎると幹が上に伸びてしまいます。丸い塊根を楽しみたい場合は水やりを控え目にしましょう。涼しくなり始めてから水やりを控え、落葉後は断水します。春になり温かくなり始めたら徐々に水やりを再開します。
肥料
植え替えの際に用土に含まれる栄養分で十分です。与える場合は薄めた液肥や緩効性肥料を成長期の春に控え目に与えましょう。
病害虫
カイガラムシが発生することがあります。
アデニア・グロボーサの詳しい育て方
選び方
鉢と株のバランスが取れており、しっかりと根付いているものが良いです。幹は若いときは細長いですが、徐々に丸まっていきます。
植え替え・鉢替え
根詰まり解消のため、数年ごとに植え替えをしましょう。気温の上がる春に行うのが良いでしょう。同じ大きさか一回り大きな鉢を選びます。
冬越し
寒さにはそれほど強くないため、室内の日当たりの良い場所で越冬させます。水やりを徐々に控え断水することで疑似的に乾期を作り落葉させます。そうすることで春にまた芽吹き葉をつけるサイクルができあがります。
増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)
繁殖の難しい品種です。雌雄異体のため、種を取るには雌雄2株必要です。花から種が取れれば種まきで増やします。挿し木で増やすことも不可能ではないようですが、丸い塊根ができにくいようです。