ケイトウの種類|特徴と見分け方
とまつあつこ
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ケイトウの種類とそれぞれの特徴や見分け方をご紹介!ケイトウは、暑い夏から秋までフワフワ、モコモコとした暖かな質感の花を咲かせます。ケイトウの種類を覚えて、お気に入りのケイトウを育てたり飾ったりして楽しみましょう。
目次
ケイトウとは
ケイトウとは、ヒユ科ケイトウ属(セロシア属)の非耐寒性一年草。日なたと水はけの良い用土を好み、真夏の炎天下でも咲き続ける丈夫な植物です。夏から秋まで長い期間花を咲かせ、手入れも簡単なため、ガーデニング初心者にもおすすめの花です。
ケイトウの名前は、花の形が鶏のトサカに似ていることから名づけられました。漢字では「鶏頭」と書きます。花の形や大きさ、色は品種によって違い、茎が長いタイプ、短いタイプがあります。切り花としても人気があり、花束やアレンジメントによく用いられます。ドライフラワーにも向いています。花色は赤、ピンク、黄、オレンジ、グリーン、アンティークカラーなどがあります。
セロシア’チャイナタウン’と’レッドクリフ’
ケイトウは、屋外の日当たりの良い場所で育てます。地植えでも鉢植えでも育てることができます。土が乾いたら株元にたっぷり水やりしましょう。美しい花色を保つため、花に直接水がかからないように株元に水やりすることがポイントです。
ケイトウの花はとても花もちが良いので長く楽しめますが、花色があせてしまったら花がらをカットします。花がら取りをすると、下の脇芽から次の花が出て再び美しく咲きます。
▼暑い夏に元気に咲くケイトウの様子はこちら
ケイトウの種類
ケイトウの種類は、羽毛ケイトウ(フサゲイトウ)、トサカケイトウ、久留米ケイトウ、ノゲイトウ(セロシア)などがあります。
羽毛ケイトウ(フサゲイトウ)
羽毛ケイトウ(フサゲイトウ)は、羽毛のように柔らかい円錐形の花穂が特徴的。ふさふさとしていて、炎のような形にも見えます。花穂は長いものから短いものまであります。
トサカケイトウ
トサカケイトウは、小さな花が密生して鶏のトサカのような花房をつけます。花房が平べったい形をしているのが特徴です。
久留米ケイトウ
久留米ケイトウは、トサカケイトウを切り花用に品種改良したもので、花房が球状になっています。ビロードみたいな触り心地がします。
ノゲイトウ(セロシア)
ノゲイトウ(セロシア)は、茎の先が枝分かれして、それぞれにキャンドルのような花穂が立ち上がってつきます。
その他
ヒモゲイトウ(アマランサス)
ヒモゲイトウ(アマランサス)は、ヒユ科ヒユ属の夏から秋に開花する一年草。ケイトウの名が付きますが、ケイトウはヒユ科ケイトウ属(セロシア属)なので、正確には違う分類の植物となります。
ハゲイトウ
ハゲイトウは、赤や黄色、ピンクなどのインパクトの強い華やかな葉色を楽しむ一年草のカラーリーフプランツです。ケイトウという名がついていますが、ケイトウはヒユ科ケイトウ属(セロシア属)、ハゲイトウはヒユ科ヒユ属なので分類的には違う植物です。
ケイトウを育てよう♪
セロシア’ヴィンテージ’
ケイトウには様々な種類がありますが、流通しているケイトウは、羽毛ケイトウ(フサゲイトウ)、トサカケイトウ、久留米ケイトウ、ノゲイトウ(セロシア)のどれかに当てはまることが多いと思います。
カラフルな花色のイメージが強いケイトウですが、最近ではベージュ系のピンクやオレンジ、グリーンなどの落ち着いた花色も出回っています。葉や茎の色までアンティークカラーでシックなものもあります。ぜひ、好みのセロシアを育ててみてくださいね。生花やドライフラワーとして飾るのもおすすめです。
▼ケイトウの育て方はこちら
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