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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

リアトリス

  • リアトリスは、キク科ユリアザミ属の球根植物です。真直ぐに伸びた茎の先に30cm程度の花穂を作り、たくさんの花を咲かせます。花は上の方から咲き始め、だんだんと下の方まで開花します。切り花としても人気があり、すっと直線的な花姿はフラワーアレンジメントや生け花でよく使用されます。丈夫で育てやすく、植えっぱなしで毎年開花する球根花です。

クフェア

  • クフェアは、ミソハギ科の半耐寒性常緑低木です。南米原産で、暑い季節を好み、冬には少し勢いがなくなります。霜が降りない地域や暖地では、戸外で越冬も可能です。日当たりの良い室内に取り込めば、冬でも花を咲かせることがあります。低木に分類されますがそれほど大きくはならないため、園芸上は多年草のように扱われています。メキシコハナヤナギとも呼ばれるクフェア・ヒッソピフォリアは、白やピンクの花を咲かせ、ほふくするように生長するので、花の咲くグランドカバーとして人気があります。花は環境にあえば四季咲きで、初夏から秋まで繰り返し開花します。あまり手がかからず育てやすいので、人気があります。

エーデルワイス

  • エーデルワイスは、キク科ウスユキソウ属の高山植物です。株全体が白い綿毛に覆われていて、真直ぐに伸びた茎の先に白い星のような花を咲かせます。フェルトのような白い花びらは実は総苞片で、花は中心の丸いつぶつぶとした部分です。中心の方が雄花、外側が雌花という作りをしています。 ヨーロッパのアルプスに自生している高山植物で、寒冷地を好み、暖地では夏越しが難しい植物です。日本にもハヤチネウスユキソウやミヤマウスユキソウなど、近縁種のウスユキソウの仲間が10種ほど自生しています。 現在は花の美しさが愛されていますが、その昔は薬草として重宝されていました。さらに高山に咲く清らかな花として、ロマン主義の間でも人気があったと言われています。薬草として、また愛や献身の象徴として人気が出た結果、乱獲されるようになり、急速にその数を減らしていきました。今では絶滅が危惧される植物として、アルプスでは摘み取り禁止になっています。自生している姿に出会えることは非常に難しく、一般旅行者が見ることができるのは、人為的に栽培されたものがほとんどです。それでも保護活動も行われ、少しずつ数を増やしているようです。 エーデルワイスという名前は、貴重な薬草だったころの名残から、貴重という意味の「edel」と、白という意味の「weiss」を合わて名付けられたことが由来です。また、学名の Leontopodium は、ギリシャ語でライオンという意味の leon と、足という意味の podion を合わせて名付けられました。  

ジャーマンアイリス

  • ジャーマンアイリスは、アヤメ科アヤメ属の多年草です。大きく優雅な花と豊富な花色が美しいアイリスの仲間。赤、紫、青、白、黄、クリーム、オレンジ、複色などの花色の豊富さから、レインボーフラワーという別名もあります。自然交雑種にさらに複雑に交配が行われて生まれた園芸種です。アメリカでの育種が盛んで、次々と新品種が作出されています。 ジャーマンアイリスは、草丈が高く60~100cm程度のものが多い中、鉢植えで育てやすい20~30cm程度の矮性種もあります。花は一日花で、1つの花茎に数個のつぼみをつけ、次々と花を咲かせるので、長く楽しむことができます。内側の3枚の花びらが大きく上に立ち上がり、外側の花びらは横に開くか、下垂するように咲くのが特徴です。また、上下の花びらで色が異なるものもあり、より一層の華やかさを感じさせます。 ジャーマンアイリスは乾燥気味のアルカリ性の土壌を好みます。多湿にすると腐りやすくなるという特徴があるので、育てる際には土壌改良と風通しに注意をしましょう。

リキュウバイ(利休梅)

  • リキュウバイ(利休梅)は中国原産のバラ科の落葉低木で、春に美しい純白の花が開花します。清楚な雰囲気の花は、古くから茶花としても愛されてきました。耐寒性に優れ育てやすいため、庭木のほか、公園樹としても植栽されています。 桜(ソメイヨシノ)の見ごろが過ぎたころに開花し、枝一面が純白の花で覆われます。若葉の緑色との色合いも美しく、和風、洋風、どちらの庭にもマッチします。低木で管理しやすいことから、シンボルツリーとしても好まれています。

プリムラ・ジュリアン

  • プリムラ・ジュリアンは、西洋サクラソウの一種です。日本国内でプリムラ・ポリアンサとコーカサス地方原産のプリムラをもとに交配し、1970年代に登場したプリムラです。ポリアンサとジュリアンの違いは、ジュリアンの方がポリアンサより花が小ぶりで株も小型です。近年は、ポリアンサとジュリアンを交配した品種もあるため、見分けがつきにくいこともあります。 育種がとても盛んで、色や咲き方のバリエーションが増え、冬から春の花壇や寄せ植えの材料として人気の草花です。本来は多年草ですが、日本のような高温多湿の気候を好まないため、春までの一年草として扱われることがほとんどです。梅雨から夏の日差しや水はけを工夫すれば、夏を越し、多年草として育てることも可能です。

ユズリハ(楪)

  • ユズリハは、ユズリハ科ユズリハ属の常緑高木です。子孫繁栄を象徴する縁起木として、正月飾りなどで好まれます。鏡餅の下に敷くのは、このユズリハの葉です。春に、前年の葉の先に伸びた枝から新しい葉を展開させます。新しい葉が出る頃には前年の葉はだらりと垂れ下がり、新しい葉に日光を譲り渡しているように見えます。この様子から、「次の代に譲る」「代々続く」ことを連想させるとして、子孫繁栄の象徴となりました。また、新しい葉が出ると古い葉は落ちるといわれていますが、実際はすぐには落ちません。古い葉は、新しい葉の生長を見届けるように、しばらく枝に留まってから時間をかけて落葉します。これは、新しい世代を見守る親のようにも見えます。 ユズリハは、日本の東北から沖縄まで分布する常緑高木です。寺社や公園などに植えられているのを見かけます。横にも枝を広げ、非常に大きくなるためか、庭木として植えられているのはあまり見かけません。春に新芽を出した後、4月~5月頃に目立たない小さな花を咲かせ、冬に黒い実を実らせます。ユズリハは、雌雄異株なので、雌株にしか実はつきません。葉は大きく15cm~20cmほど、表面には光沢があり、裏は白っぽくくすんだグリーンです。 近縁種にヒメユズリハがあります。そちらは全体的にサイズが小さく育てやすいこともあって、見かける機会の多い樹木です。

ヒメオドリコソウ

  • ヒメオドリコソウは、シソ科オドリコソウ属の越年草です。ヒメオドリコソウという名前は、日本に自生するオドリコソウよりも小ぶりであることが由来です。原産はヨーロッパの帰化植物で、雑草化しており、日本全土で見かける花です。 花は淡いピンクでシソ科特有の唇形花(しんけいか)、茎は四角形で、葉はスペード型をしています。初春のまだ寒さが残る頃から、道端や畔、公園、空き地など身近な場所で開花します。よく似た花にホトケノザがありますが、ヒメオドリコソウは葉がスペード型、ホトケノザは縁が波打ったような円形なので見分けがつきます。  

十月桜(ジュウガツザクラ)

  • 十月桜(ジュウガツザクラ)は、バラ科サクラ属の落葉高木。コヒガンザクラとマメザクラの交配種だといわれています。名前の由来は、10月頃から咲き始めるから。10月~12月にかけて少しずつ開花し、厳寒期を休んで春にたくさんの花を咲かせます。秋から冬に咲く花は、春に咲く花に比べて小ぶりな印象です。秋から冬の花が少ない景色のなかで白い花を枝にちらちらと咲かせる姿は、雪が舞っているようで美しく、目を引きます。 花色は白、あるいは淡いピンクで花びらは10枚程度、花が終わる頃に出てくる葉は赤みを帯びたグリーンから明るいグリーンに変化していきます。

ガガイモ

  • ガガイモは、キョウチクトウ科イケマ属のつる性多年草。以前はガガイモ科ガガイモ属に分類されていましたが、見直しにより、キョウチクトウ科イケマ属に含まれました。 日本各地の日当たりの良い道端や草むら、山野など、身近な場所で見られる野草です。茎を切ると白い乳液が出るのが特徴で、「乳草」という別名もあります。全草が生薬として利用されている植物ですが、乳液に触れるとかゆみやかぶれが出ることもあるので、肌の弱い人は注意が必要です。 葉は細長いハート型で対生し、夏に葉の脇から花びらが5枚の星型の花を複数咲かせます。花は、淡紫色で表面に細かい毛があり、中心からしべが突き出しているのが特徴です。花の後にできる果実は、オクラ程度の大きさで、カカオのようなフォルムをしています。熟すと果皮が裂けて、綿毛のある種子が飛び出します。ガガイモの種子の綿毛はケサランパサランにたとえられることがあります。 古くは「蘿摩(かがみ)」と書き、古事記によると、少彦名命(すくなひこのみこと)が大国主命(おおくにぬしのみこと)のもとにやってきたときに乗っていた船は、ガガイモの果皮だったと伝わっています。

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