アストランティア
- アストランティアは、セリ科アストランティア属の宿根草で、初夏に星のような形をした花が開花し、別名「マスターウォート」と呼ばれています。学名の「Astrantia」は、ギリシャ語で星を意味する「Astra」が語源となっています。 独特なフォルムのアストランティアの花は、花びらに見える部分は「総苞」で、その中心に小さな小花が密集しています。素朴で野趣あふれる草姿がナチュラルな雰囲気のため、欧米のガーデンにはとてもよく植栽されています。高温多湿が苦手なため、真夏の気候が厳しい日本の平野部ではなかなか夏越しが難しい草花ですが、寒冷地ではこぼれ種で発芽することもあります。 流通としては、苗より切り花としての流通量の方が多い植物です。主役級の花ではありませんが、フォルムのユニークさからアレンジのわき役の素材として人気があります。


































