記事カテゴリ

Special

「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

281-290件 / 全1554件

LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

銀木犀(ギンモクセイ)

  • 銀木犀は、秋に香りの良い花を咲かせるモクセイ科モクセイ属の常緑高木。金木犀が花を咲かせるより少し早いか同じころに銀木犀の花は咲きます。さらに1シーズンに2~3回花を咲かせたり、まれに冬に開花したりすることもあります。 銀木犀の木は、表面が灰褐色でザラザラとしています。木肌を動物のサイ(犀)の肌に見立てたこと、白や淡い黄色の花を咲かせることが銀木犀の名前の由来とされています。樹高は3~10m、葉は長さ7~15cm程、表面に光沢があり、縁や先端に小さな鋸歯があります。 銀木犀の花は、花径3~4mm程度、花びらが4つに分かれています。花色は、白や淡い黄色、黄色、黄橙色と変異が多いのが特徴です。銀木犀という名前から、白い花を咲かせるイメージを持たれがちですが、花色は純白ではありません。金木犀と比べて白に近いという程度です。花には芳香がありますが、金木犀ほど強い香りではありません。 銀木犀は、中国からベトナムにかけて自生しています。中国名で「桂花」や「木犀」といい、お茶やお酒の香り付け、木材などに使用されています。

アメリカデイゴ(カイコウズ)

  • アメリカデイゴは、マメ科デイゴ属の落葉高木。デイゴの近縁種です。デイゴと違い耐寒性があるので、関東以西の暖地で育てられます。街路樹や庭園などに植栽されているのを見かけます。また、鹿児島県の県木にもなっています。 アメリカデイゴは、7月~8月に真赤な花を咲かせます。気温が高ければ、6月~9月頃まで咲いていることもあります。花は捻じれて下を向き、しべ類は花の中央から突き出すように咲くのが特徴です。ホソバデイゴという別名があるように、葉はデイゴに比べて細く楕円に近い卵型で、色は深いグリーンです。 日本には明治時代に渡来したとされていて、古くからカイコウズ(海紅豆)と呼ばれてきました。この名前はナンバンアカアズキという植物の中国名で、間違って呼ばれるようになったのではないかとされています。

コリウス

  • 初夏から秋のカラーリーフプランツの代表のようなコリウス。品種が豊富で様々な色合いがあります。本来は多年草ですが、寒さには弱いので日本では一年草として扱われています。 コリウスの生長期は、4月~6月と9月~10月。鮮やかな色彩の葉を楽しむコリウスは、花に負けない華やかな株姿で初夏から秋にかけて花壇や寄せ植えに欠かせない存在です。暑さに強く観賞期間が長いこと、群植すると特に見栄えがするので公共花壇などにもよく利用されます。 栄養系コリウス コリウスは、葉形や葉色、葉の大きさ、色合いなど様々な品種があり、園芸品種は100を超えています。一般にはコリウス・ブルメイを中心に作出された園芸品種で種子繁殖の実生系が多いですが、栄養繁殖系も近年流通しています。栄養繁殖系の方が花が咲きにくい性質があるので株が大きくなりやすい特徴があります。

アキノキリンソウ(秋の麒麟草)

  • アキノキリンソウは、キク科のアキノキリンソウ属の多年草。本州、四国、九州の日当たりの良い開けた山野に自生している野草です。 花が咲くのは8月~10月、晩夏から秋にかけてです。草丈40cm以上に伸び、茎の先に花径1~1.5cm程度の黄色い花を10~17個程度咲かせます。セイタカアワダチソウの近縁種ですが、繁殖力が強くないのか、それほど広がって増えてはいません。 アキノキリンソウという名前の由来は、初夏に咲くベンケイソウ科の「キリンソウ」に似た花を秋に咲かせることによります。また、黄色の花を黄金に見立てた黄金草(コガネソウ)という別名もあります。アキノキリンソウ属の仲間は、黄色の小花を咲かせることから、 goldenrod (金の鞭)という英名があります。

ニガヨモギ(苦蓬)

  • ニガヨモギ(苦蓬)はヨーロッパ原産の耐寒性多年草で、夏に黄色い小さな花を下向きに咲かせます。花などから独特な香りがすることから、ヨーロッパでは防虫剤や薬草系のリキュールのひとつであるアブサン酒というお酒の原料としても使われています。ニガヨモギ(苦蓬)は、ハーブとして活用される草の中で最も苦味を持ち、他の植物のそばに植えたり、刈り取った茎葉をすき込むと害虫を忌避する効果があると言われています。 ニガヨモギ(苦蓬)の葉がヨモギの葉に似ていて、ハーブの中で最も苦いので「ニガヨモギ(苦蓬)」という名前が付けられました。英名の「worm wood(虫の木)」は、エデンの園から追放された蛇の這った後にニガヨモギ(苦蓬)が生えたという伝説に由来しているという説と、ニガヨモギ(苦蓬)が防虫剤に使われたことから呼ばれるようになったという説があります。 ニガヨモギ(苦蓬)は薬草として用いられていた植物ですが、その一方、特に茎や葉に毒があり一度にたくさん摂取すると嘔吐、神経麻痺などの症状が起こると言われています。

エリカ

  • エリカとは、ツツジ科エリカ属の総称。常緑低木で、白やピンク、黄のつぼ型、あるいはラッパ型の花を咲かせます。 エリカはイギリスのヒース(heath)と呼ばれる荒地の主役であり、土壌の悪い環境で自生する強健種です。ヨーロッパからアフリカに分布し、600種以上が確認されています。ヒースのイメージからヨーロッパ原産のように思われがちですが、実はエリカの多くはアフリカ原産です。 日本でも鉢花や切り花で数十種類が流通しています。開花期は品種によって異なりますが、秋から初夏、秋から春にかけて咲く品種と晩春から初夏にかけて咲く品種があります。冬の寒い時期を得意とし、夏の高温多湿が苦手です。日本では、冬から春にかけて、花の少ない季節に花壇を賑わせてくれる貴重な植物です。

ハナトラノオ

  • ハナトラノオは、シソ科のハナトラノオ属の多年草。北米東部原産で、北米には15種が自生しています。日本の風土に良く馴染み、しばしば野生化しています。 ハナトラノオは、真直ぐに伸びた花茎に四方に突き出すように花を咲かせます。花は長さ2~3cm、色はピンク、淡いピンク、白など。花は花茎に下の方から咲き始めます。草丈40cm~1m程で、葉は先がとがった細い楕円形です。丈夫で手がかからず、地下茎で増えていきます。 ハナトラノオ(花虎の尾)という名前の由来は、長い花穂が虎の尾に似ていることによるそうです。また、別名のカクトラノオは、花茎の下の方から咲き始める花穂が四角錐が連想させることに由来します。  

クルクマ

  • クルクマは、ショウガ科クルクマ属の多年草。クルクマ属の総称で、根が発達した根茎をなしているのが特徴です。クルクマは根から黄色の染料が取れることから、アラビア語で黄色という意味の「クルクン」が名前の由来になっていると言われています。スーパーフードとして知られているウコンはクルクマの仲間です。 花のように見える色鮮やかな部分は苞葉、花はその中に小さく咲いています。上部の苞葉は四方に広がり美しいフォルムをしていますが、花は咲きません。この苞葉部分を便宜上花と呼んでいます。花のように見える苞葉は色鮮やかで美しく、1か月以上も楽しめます。 クルクマの開花時期は夏です。鉢植えでも切り花でも流通しており、どちらも長持ちすることから人気があります。花色は、ピンク、白、グリーンなど。矮性種から草丈50cm位になるものまで種類も豊富です。  

ハゲイトウ(葉鶏頭)

  • ハゲイトウは、強烈な彩りの葉を楽しむカラーリーフプランツです。ケイトウと名前はついていますが、ケイトウはケイトウ属、ハゲイトウはヒユ属なので分類的には違う植物です。 他の花が休みがちになる真夏にインパクトのある葉色が庭や花壇を彩ります。草丈は50cm程度の矮性種から2m近くになる高性種があるので、庭や寄せ植えなど、用途に応じて利用することができます。

ホウセンカ(鳳仙花)

  • ホウセンカは、アジアの亜熱帯地方に自生する一年草。初夏から秋の花壇によく植えられています。近年、インパチェンス(アフリカホウセンカ)が流通し始めてからは、苗の流通は少なくなりました。高温多湿な日本の気候にも適し、種からでも栽培は簡単で小学校の教材としても使われています。 矮性から高性種まであり、直立した茎の葉の付け根に一重や八重の花をつけます。園芸品種が多く花色が豊富で、特に八重咲き品種は人気があります。花後、フットボールのような形の果実ができ、熟すと軽く触れるだけではじけ、四方に種が飛び散ります。

もっと楽しむ

メルマガ会員募集中

  1. 旬の園芸作業やおすすめの植物情報をお届け
  2. 季節の植物情報やプレゼント企画の先行お知らせ
  3. お気に入り記事や植物図鑑を登録してすぐに見つけられる
  4. Q&Aでみんなに質問したり回答を投稿できる

メールアドレスと
パスワードだけで登録完了

会員登録画面へ進む

LOVEGREEN QA 質問してみる 小さな相談でも皆で解決!

LOVEGREEN 公式アカウントをフォロー!

TOP