「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑281-290件 / 全1474件

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芝桜(シバザクラ)

  • 芝桜(シバザクラ)は、北米原産のハナシノブ科の多年草。花詰草、花爪草などの別名もあります。フロックス属は非常に種類が多く、一年草のフロックスPhlox drummondii、宿根草の宿根フロックスPhlox paniculataやツルハナシノブPhlox stoloniferaなど、種類によって開花時期や草姿、性質などが違います。芝桜(シバザクラ)Phlox subulataは、這うように広がる匍匐性の性質の多年草で、4月~5月が開花時期です。 開花時期の春になると、地面が花で覆われるほどたくさんの花が開花します。好みの環境に植えれば、株は次第に広がっていきます。花の色は、ピンク系濃淡をはじめ、白、紫などバラエティー豊富です。最近は、複色や花の大きさが500円玉サイズの大輪種など、特徴のある品種も育種されています。 満開時の美しさは息を飲むほどで、公園や植物園などの広い敷地に植栽された場所は、春の観光名所となっています。 「芝桜(シバザクラ)」の名は、桜と同時期に桜に似た花を芝のように咲かせることにちなみます。英名では「Moss phlox」と呼ばれ、地面を這う姿が苔(Moss)にたとえられています。

ホワイトレースフラワー

  • ホワイトレースフラワーは、伸びた茎の頂部に小さな白い花がまとまって咲くセリ科の一年草。20個ほどの小さな花が集まって花序となり、その花序がさらに集まって直径10~15cmほどの傘状の繊細で美しい姿をしています。 繊細でフォルムの美しい花はナチュラルガーデンによく合い、初夏の庭で周囲の花を引き立てる役割をしてくれます。 切り花としてはレースフラワーの名で通年流通し、主役の花を引き立てたり、丈が長いため大型の装花にも使われています。 よく似た花として、ブルーレースフラワー(ウコギ科トラキメネ属)、オルレア(セリ科オルレア属)、ブラックレースフラワー(セリ科ニンジン属)があります。どれもホワイトレースフラワーとは属性が違うため、分類的には違う植物です。 和名「毒芹擬(ドクゼリモドキ)」は、猛毒を含むドクゼリに似ていることが名前の由来ですが、ホワイトレースフラワーには毒性はありません。

エゴノキ

  • エゴノキは、樹高7~15m前後になる落葉高木で日本にも広く分布しています。雑木林などに自生している他、庭木としても親しまれています。樹皮は暗紫褐色でつるんとしてなめらかです。 エゴノキの葉は、長さ4~8cmで互生します。春になると小さくてかわいいつぼみが少しずつ膨らみ、5月~6月頃に直径2cmほどの5弁の白い花が鈴なりに開花し、ぶら下がるように咲く姿は、独特の美しさがあります。散り方は、花びらを散らさずに咲いていた形のままで落下します。白い花がくるくると回りながら落ちていく姿は、とても可愛らしく趣きがあります。秋早くに果実が熟し、1果に1つだけ入っている種を出します。 株立ちのエゴノキは、華奢な幹と風が抜けるような涼し気な姿が美しく、シンボルツリーとして人気があります。暑さ、寒さに強い丈夫な樹種で、自然樹形で整うのも庭木として人気の理由で、花が美しいので公園や緑地などにも植えられています。

マーガレット

  • マーガレットは、キク科の半耐寒性多年草。代表的なものは花の中心が黄色で、白く細い花びらが特徴的です。葉はギザギザしていて、スラリとした茎を伸ばして花を咲かせます。一重咲き、八重咲き、ポンポン咲きなど変化に富み、花色も豊富に流通しています。開花期は11月~5月と長く、草丈は品種によって様々で30~100cmまであります。品種によっては一年草扱いされることもあります。 霜に当たらなければ戸外でも冬越しができ、秋から春まで長い間花を楽しめます。高温多湿が苦手なため、梅雨時や真夏の高温期には花を休みます。(涼しい地域では夏場も花を楽しめます。) マーガレットは地植え、鉢植えどちらでも育てられます。地植えにして上手に夏越しできると、年々株が大きくなりたくさんの花を咲かせます。

マツバボタン(松葉牡丹)

  • マツバボタン(松葉牡丹)は、ブラジルやアルゼンチン原産の草花。露地で冬越しすることが難しいため一年草として扱われています。葉が松、花が牡丹に似ていることが名前の由来です。別名の爪切り草(ツメキリソウ)は、爪で茎を切って挿しておくと簡単に増やせることにちなみます。 分枝性が強く、匍匐しながら広がります。茎先に咲く花は、赤、ピンク、黄色、オレンジ、白、複色など、発色の良い色を中心に豊富な色幅があります。花形も一重、八重咲き、万重咲きまであり、コンパクトな品種もあります。 晴れた日に開花する一日花で朝に開いた花は昼前にしぼむことから、Eleven o’clockの名があります。品種改良によって曇天時にも開花し、夕方まで咲く品種が育成され、園芸店で流通しているものはほとんどが夕方まで開花します。多肉質で暑さと乾燥に非常に強く、夏の花壇や屋上などの日差しの強い場所への植栽に適した草花です。カラフルな花は、強い日差しにも負けることなく咲き誇ります。

ファセリア(カリフォルニアブルーベル)

  • ファセリアは、カリフォルニア南部の砂漠地帯に自生するムラサキ科ハゼリソウ属の半耐寒性一年草。春から初夏にかけて、深みのある青い花が開花します。花の形がベル形なので、英名ではカリフォルニアブルーベルと呼ばれています。 花期は短いですが、深い青、ベル形の花は、春から初夏の庭で美しく引き立ちます。同じ季節に咲くワスレナグサやシノグロッサム、ラークスパーなどのブルー系の花と組み合わせると素敵なブルーのグラデーションが演出できます。

シレネ・ブルガリス(シラタマソウ)

  • シレネ・ブルガリスは、ヨーロッパに自生するナデシコ科の耐寒性多年草。学名のvulgarisは、「普通に」や「広く分布する」を意味します。こぼれ種で増えるほど性質は丈夫で、日本をはじめ世界の温帯地域に帰化し、和名では白玉草(シラタマソウ)と呼ばれています。 ハーブ名ではブラダーキャンピオンと呼ばれ、ヨーロッパでは若葉が食用として利用されていますが、日本では主に鑑賞用として扱われています。春から初夏の花期になると、株元から長い茎が伸び、茎先に白い花が開花します。ぷっくりと膨らんだがく片の形がユーモラスで、小花ながら目を引きます。株元から四方八方に伸びる長い花茎とベルのような形の花は野草のような雰囲気で、ナチュラルガーデンの植栽に使われています。 切り花としてもグリーンベルという名で、春から初夏にかけて流通しています。

ホワイトキャンピオン(シレネ ラティフォリア)

  • ホワイトキャンピオン(シレネ ラティフォリア)は、春から初夏に白の小花を咲かせるナデシコ科の多年草。ピンクの花は、レッドキャンピオンSilene dioicaと呼ばれています。花には雌雄異株で、雌株のがく筒はぷっくりと膨らみ、雄株はほっそりとした姿をしています。ヨーロッパでは野草やハーブとして扱われ、葉や花が食用や料理の彩りに利用されています。日本では、ハーブとしてより鑑賞用の花苗として扱われることが多いようです。 暑さ寒さに強く、丈夫な性質で放任で育ち、環境に合うとこぼれ種でも増えて群生します。茎がしっかりとした花ではないので、支柱などを添えるか自然にするかで草丈には差が出ます。開花時期がバラと同じ時期なので、バラの下草としても利用できる素材です。楚々とした白い花は、ナチュラルガーデン、ハーブガーデン、ポタジェなどの植栽にも向いています。

ウマノアシガタ

  • ウマノアシガタは、キンポウゲ科の多年草。日当たりが良く少し湿り気のある、山野の草地、あぜ道、平地など日本各地のいたるところに自生しています。 冬のウマノアシガタ 通年常緑を保ちますが、冬の間の葉は地を這うような見た目です。ウマノアシガタの名前の由来は、株元から出る根生葉が馬のひづめに似ていることからとされていますが、実際はあまり似ていないため、名づけられた当初の意図は不明です。学名のRanunculus japonicus「日本のキンポウゲ」から、「キンポウゲ」と呼ばれることも多いようです。   春になると株元から花茎が伸び、枝分かれしたそれぞれの茎先に1~2cm程度の黄色い花を咲かせます。光沢のある花びらは、晴れた日は特に光り輝き、足元がキラキラと輝くような美しい光景になります。 とても可愛らしい草花ですが、ウマノアシガタは有毒植物です。口に入れたりすることのないよう注意が必要です。

イベリス・センペルヴィレンス

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