ブッシュバジルとは?育て方・栽培方法|植物図鑑
- 植物名
- ブッシュバジル
- 学名
Ocimum basilicum var.minimum
- 和名
- メボウキ
- 別名・流通名
- アフロバジル、バジリコ・ナーノ
- 科名
- シソ科
- 属名
- メボウキ属
- 原産地
- 熱帯アジア
ブッシュバジルの特徴
ブッシュバジルは、スイートバジルの葉を小さくしたような小葉のバジルです。スイートバジルほど草丈は高くはならず、こんもりとした矮性種です。香りは極端な違いはありませんが、スイートバジルよりはやや強めです。
使い方は一般的なバジルと同様です。爽やかな香りが食欲をそそり、生ではもちろんのこと、ジェノべーゼソースやパスタ、ピザの彩りなど様々な料理に利用できます。葉が小さいので料理や飾りつけに、葉をちぎらずそのまま利用できるのが利点です。
ブッシュバジルの詳細情報
園芸分類 | ハーブ |
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草丈・樹高 | 20~30cm |
耐寒性 | 弱い |
耐暑性 | 強い |
花色 | 白 |
開花時期 | 7月~9月 |
ブッシュバジルの育て方カレンダー
時期 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 |
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種まき | ||||||||||||
植え付け | ||||||||||||
開花 | ||||||||||||
収穫 |
ブッシュバジルの栽培環境
日当たり・置き場所
日当り、風通しの良い場所での栽培が適しています。
温度
ブッシュバジルは、種の発芽に20℃以上が必要です。寒さに当たると葉が傷んで黒ずみ、ダメージを受けるので注意します。寒の戻りが来る日の夜間は室内に取りこみ、定植は暖かくなってからにした方がよいでしょう。
用土
保水力の高い有機質に富んだ土が適しています。地植えにする場合は保水性の高い培養土をすき込むか、完熟堆肥と腐葉土を十分にすき込むとよいでしょう。
プランター栽培は、野菜やハーブ用の土でも栽培可能です。
ブッシュバジルの育て方のポイント
水やり
水を好み乾燥には弱いため、水切れを起こさないように注意します。
地植えは、根付いてからの水やりの必要はありません。
鉢植えは、土の表面が乾いたら鉢底から水が流れ出てくるくらいたっぷりと水やりをしましょう。
肥料
植え付け時と生長期の5月~9月に有機質の緩効性肥料を規定の量、頻度で与えます。肥料切れを起こすと下の葉が黄色く変色して落ちてくるので注意しましょう。
ブッシュバジルの詳しい育て方
選び方
葉の色が生き生きとした緑色で、茎が太く節が詰まっているものを選ぶようにしましょう。
苗の出回りが早まる傾向にあり、4月上旬から販売されているのを見かけますが、露地栽培にするなら苗の購入はゴールデンウィークの頃以降がおすすめです。もし、4月前半に購入した場合は、気温が安定するまでは夜間は室内に入れるなどの工夫が必要です。
種まき
ブッシュバジルは種の発芽に20℃以上の温度が必要なので、4月下旬から5月の気温が安定して遅霜の心配がない頃にまきましょう。
地植えの場合はポットで苗を育てた後に定植するか直まきにします。種が重ならないようにまき、光発芽性なので覆土はせずに十分に水を与えます。日に当てて乾燥させないように管理します。本葉が2~3枚出てきたら混みあった部分を間引き、間引きしたベリーリーフは料理に使いましょう。
植え付け
ポットから根鉢を崩さないように取り出し、植え付けます。植え付け後は水をたっぷりと与えましょう。
仕立て方
ブッシュバジルはバジルの中では矮性で、葉も細かいのでハーブの寄せ植えなどの素材に適しています。摘心を繰り返すとこんもりと仕立てることができます。
剪定・切り戻し
花を咲かせると葉は固くなり味も落ちてくるので、葉を収穫するために育てているなら、適切なタイミングに摘心という剪定作業をしていくことが必要です。
草丈が15~20cm程度になったら摘心して側芽の生長を促します。その後は大きくなったら収穫もかねて切り戻すようにするとよいでしょう。摘心や切り戻しをすることで分枝し、たくさんの葉を収穫することができます。
通常、摘心をしないで花を咲かせると、8月ごろに種をつけた後は徐々に枯れていきますが、摘心をし続けると収穫できる時期が伸びるため収穫量が増えます。
花
ブッシュバジルは、7月~9月に白い花が開花します。葉を収穫するために育てている場合は、咲かさない方が長い期間収穫できます。
収穫
適時、必要な分を茎ごとカットして収穫します。収穫する時間帯は朝か夕方にしましょう。
ブッシュバジルは葉が小さいので、ちぎらずに料理や飾りつけに使うことができます。使用する部分は葉で、茎は固いため使用しないのが一般的です。
夏越し
ブッシュバジルは暑い国が原産のハーブなので問題なく夏越しできます。適度に摘心をしながら収穫を続けるとともに、株の付近を敷きわらなどで覆うと、雨の多い季節の泥はねや病気の予防や土の乾燥対策になります。
冬越し
ブッシュバジルは冬前までの一年草です。木枯らしのような冷たい風に当たると、葉が黒ずみ一気に枯れこみます。本格的な寒さが来る前にすべてを収穫し、使いきれない分は乾燥してドライハーブにすると冬の間も利用できます。