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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN編集部アカウントです。編集部のスタッフが監修をしています。

ストレプトカーパス

  • ストレプトカーパスは南アフリカ原産の非耐寒性多年草。花はラッパ状で先が5枚に分かれていて、花色は紫、薄紫、白、ピンク、複色などで模様が入るタイプもあります。茎のほとんど伸びない無茎種と茎を長く伸ばす有茎種の2タイプに大別することができます。 ストレプトカーパスは年間を通して室内での栽培が可能。同じイワタバコ科のセントポーリアと並んで花が咲くインドアプランツとして人気があります。1輪の花の寿命は短いですが、次々と咲くので長期間花を楽しむことができます。 ストレプトカーパスは強い日光を嫌い、明るい窓辺や半日陰、レースのカーテン越し程度の光を好みます。室内で栽培する場合は、エアコンの風が直接当たらないように気を付けましょう。暑さにも寒さにもやや弱く、10~28℃くらいが適正温度です。ストレプトカーパスが好む生育環境は、人間が快適に感じる室内環境と似ていると言われています。 ストレプトカーパスの和名「牛の舌」は、 ストレプトカーパスの中に牛の舌に似た大きな葉(25㎝~50㎝)が1枚だけ育つ種類があり、そこから名前がついたと言われています。また、下側の花びらが付き出ている花の形から牛の舌をイメージしてつけられたとも言われています。 学名のStreptocarpusはラテン語で「storeptos(らせん状)」と「carpus(果実)」の意味があり、花後にできる実がねじれた形をしていることに由来します。実のねじれによって種をはじき飛ばすという、ユニークな性質もあります。 ストレプトカーパスは、春か秋に挿し木や葉挿しで増やすことができます。

コキア

  • コキアは別名ホウキギ・ホウキソウ・箒草・箒木などと呼ばれる雌雄同株の一年草で、ふんわりとした草姿がユニークでかわいらしい非常によく増える植物です。コキアの花は8月頃に小さな花が咲きますが目立ちません。   コキアは最初は緑色の樹形ですが、秋になると紅葉しとても鮮やかで美しい赤に変化します。茨城県の国営ひたち海浜公園では、広大な敷地にコキアを植え付け、夏から秋の観光名所となっています。1株でもかわいらしく美しいコキアですが、広い敷地に群生させたコキアは圧巻の光景です。 コキアの種は山のキャビアと呼ばれる「とんぶり」で、茹でて食べることができます。コキアの枯れた枝を箒の材料に使うこともできます。コキアは猛暑にも耐えるので、花が少ない時期に重宝されます。

チオノドクサ

  • チオノドクサは、トルコや地中海のクレタ島、キプロス島に分布する球根植物です。チオノドクサ属には7種があり、総称としてチオノドクサの名前で流通しています。 まだ寒さが残る早春に咲き始め、春の訪れを報せる花の一つとして愛されています。学名の Chionodoxa はギリシャ語で雪の栄誉という意味、チオノドクサの1種が雪解けの頃に咲き始めることに由来しています。英名の「glory-of-the-snow」も同じ意味です。 チオノドクサは、草丈低く10~20cm程度、細い葉が2枚、その間から花径を伸ばして直径2~3cmの花を5~15個くらい咲かせます。花の色は青、紫、ピンク、白など、中心は白をしています。花には蜂蜜を思わせるような芳香があります。 夏の高温多湿が苦手なので、水はけと風通しの良い場所を好みます。冬は日当たりが良く、夏は木陰になるような落葉樹の下に植え付けるとよいでしょう。

ヒヤシンソイデス

  • ヒヤシンソイデスは、キジカクシ科ヒヤシンソイデス属の球根植物です。以前はシラー属に分類されていたので、今でもシラーやシラー・カンパニュラータの名前で流通しています。主にイングリッシュブルーベルと呼ばれるヒアシンソイデス・ノンスクリプタと、スパニッシュ・ブルーベルと呼ばれるヒアシンソイデス・ヒスパニカの2種が有名です。ヒアシンソイデス・ノンスクリプタは、細い茎が下を向くように弓なりになり、ぶら下がるようにベル状の花を数個咲かせます。ヒアシンソイデス・ヒスパニカは、真直ぐに伸びた茎にベル状の花を10~20輪咲かせます。どちらも花の色は、青紫、ピンク、白など。小ぶりで淡い色の花がかわいらしく、野花のような趣きが愛されている花です。  

フジアザミ

  • フジアザミは、キク科アザミ属の多年草です。名前の由来は、富士山周辺でよく見られることにちなみます。日本固有種で、富士山周辺だけでなく、関東から中部に分布し、日当たりの良い山地や林道に自生しています。 フジアザミは、大きさが直径10cm程もある大きな赤紫色の花を咲かせます。まれに白花もあります。総苞片のふちにトゲがあるのもフジアザミの特徴です。草丈は20~100cm、太く真直ぐに伸びた茎の先にうつむくように複数個の花を咲かせます。根性葉と呼ばれる株元の葉は、大きく厚みがあり、長さは60cm程、土中の根は太くゴボウに似ます。日本で一番大きな花を咲かせるアザミで、世界でも最大級といわれています。

御衣黄桜 (ギョイコウザクラ)

  • 御衣黄は、緑の桜として知られる八重桜の一種。里桜(大島桜を片親にして作られた園芸品種)の一種で、ソメイヨシノの見ごろが過ぎた4月中旬~後半に黄緑色の花が開花します。 「御衣黄」の名前は、花の色が貴族の衣服の「御衣」に使われる萌黄色に近いことに由来します。咲き始めは黄緑色、咲き進むにしたがって緑の色みが薄くなり、中心がピンクに染まります。 落ち着いた色の葉が花の開花時と同時に出るため、満開時が花だけのソメイヨシノとは一味違った趣があります。気温が安定してくる春爛漫の時期に開花し、散り出す頃は春がそろそろ終わりだと感じる時期になります。

デンドロビウム

  • デンドロビウムは、熱帯アジア中心を原産地とするラン科の多年草です。原産地では、樹木の幹の表面に根を広げて植物体を支えたり、水を吸っている着生ランです。品種がとても多く、アジア一帯の亜熱帯から温帯にかけて1600種類ほどが分布し、日本にもセッコクが自生しています。 デンドロビウム属にはバルブの節から花を咲かせるノビル系と、花茎を長く伸ばして花を咲かせるデンファレ系がありますが、園芸上でデンドロビウムというときはノビル系を指します。日本はデンドロビウムの品種改良が盛んで、色鮮やかな大輪の花を咲かせるグループから、日本原産のセッコクを親にして作出された小輪の花を咲かせるグループまであります。ランのなかでは比較的耐寒性が強く、家庭で育てやすいのが魅力です。

イキシア

  • イキシアは、アヤメ科イキシア属の半耐寒性球根植物です。南アフリカ原産で、オランダで多くの改良品種が作出されました。和名を槍水仙(ヤリズイセン)というように、針金のように細い葉茎が特徴です。草丈30~60cm、すっと伸びた茎に小ぶりな花を密集させるように咲かせます。花の色は、青、紫、ピンク、白、黄、オレンジと多様で、花の中心が濃い色をしています。花は、夜間になると閉じて、日中に開きます。花色の豊富さと、すっとした草姿が人気で、切り花でも流通しています。 イキシアは寒さに弱い半耐寒性球根植物なので、霜が当たらない場所に植え付けます。また多湿も苦手なので、水はけの良い土壌に植え付けるようにしましょう。

シャコバサボテン

  • シャコバサボテンは、ブラジル原産、サボテン科スクルンベルゲラ属の半耐寒性多年草です。現在シャコバサボテンとして流通しているのは、シャコバサボテン(Schlumbergera truncata)の他に、カニバサボテン(Schlumbergera russeliana)、交配種のクリスマスカクタス(Schlumbergera × buckleyi)などがあります。いずれも葉(茎節)が肉厚で平たく、その先に花を咲かせるという特徴があります。花の色は赤、白、ピンク、オレンジ、黄色、複色など、鮮やかです。 シャコバサボテンは寒さに弱いので、基本的に鉢植えで育て、室内の明るい窓辺で管理します。春に屋外でたっぷり日に当てるとしっかりした株に育ちます。真夏の直射日光が厳しい時期は、風通しの良い明るい半日陰に移動させると株の負担が少なくて済みます。涼しくなってきたら室内に取り込みましょう。 「蝦蛄葉仙人掌(シャコバサボテン)」という和名は、茎節の姿が海に生息する蝦蛄(しゃこ)に似ていることから名付けられたと言われています。英名のChristmas Cactusの由来は、クリスマス頃に咲くサボテン(カクタス)であることにちなみます。学名のSchlunbergeraは、フランスの園芸家シュルムベルガーの名前に由来します。 ※茎節(けいせつ)とは、茎が平たく葉のようになった節で、葉と同じような役割を果たす部位です。

グロリオサ

  • グロリオサは、イヌサフラン科の多年草です。草丈1~2mほどまで大きくなり、地下茎は球根をなします。グロリオサは葉の先端が巻きひげ状になり、他の植物やフェンスなどに絡み付いて伸びていく特性があります。つるが暴れるので支柱などに誘引して育てるようにしましょう。耐寒性の弱い球根植物ですが、夜間温度が15℃を超えるようになったら屋外で育てることができます。 グロリオサの花は、6枚の細長い花びらがすべて反り返ったように咲く、独特のフォルムをしています。花びらは厚みがあり、ちょっとした刺激で折れたり傷ついたりしやすいので、気を付けて扱いましょう。花色は赤や黄色、オレンジ、ピンク、紫、白、グリーン、複色などがあります。 グロリオサは、切り花でも流通しています。よく分岐した枝と炎のようなフォルムの花は存在感があり、大きな花瓶に生けて飾ると華やかです。明治の末期に渡来したころは、花形が独特なためかほとんど人気はありませんでしたが、今では色鮮やかで個性的な花が人気となっています。

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