ストレプトカーパス
- ストレプトカーパスは南アフリカ原産の非耐寒性多年草。花はラッパ状で先が5枚に分かれていて、花色は紫、薄紫、白、ピンク、複色などで模様が入るタイプもあります。茎のほとんど伸びない無茎種と茎を長く伸ばす有茎種の2タイプに大別することができます。 ストレプトカーパスは年間を通して室内での栽培が可能。同じイワタバコ科のセントポーリアと並んで花が咲くインドアプランツとして人気があります。1輪の花の寿命は短いですが、次々と咲くので長期間花を楽しむことができます。 ストレプトカーパスは強い日光を嫌い、明るい窓辺や半日陰、レースのカーテン越し程度の光を好みます。室内で栽培する場合は、エアコンの風が直接当たらないように気を付けましょう。暑さにも寒さにもやや弱く、10~28℃くらいが適正温度です。ストレプトカーパスが好む生育環境は、人間が快適に感じる室内環境と似ていると言われています。 ストレプトカーパスの和名「牛の舌」は、 ストレプトカーパスの中に牛の舌に似た大きな葉(25㎝~50㎝)が1枚だけ育つ種類があり、そこから名前がついたと言われています。また、下側の花びらが付き出ている花の形から牛の舌をイメージしてつけられたとも言われています。 学名のStreptocarpusはラテン語で「storeptos(らせん状)」と「carpus(果実)」の意味があり、花後にできる実がねじれた形をしていることに由来します。実のねじれによって種をはじき飛ばすという、ユニークな性質もあります。 ストレプトカーパスは、春か秋に挿し木や葉挿しで増やすことができます。