「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑251-260件 / 全1474件

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ベロニカ・クレーターレイクブルー

  • ベロニカ・クレーターレイクブルーは、ヨーロッパ原産のオオバコ科の宿根草。這うように広がりながらドーム状に生長し、春から初夏にかけて株元からたくさんの花穂を立ち上げ、目が覚めるような美しい青い花が開花します。 暑さ、寒さに強く丈夫な性質ながら、茎は細く繊細で、ナチュラルな雰囲気があります。春のバラの開花時期と重なるため、下草として利用できます。明るい緑色の葉、透明感のある深い青を生かして、同じ季節に咲く草花との色合わせを楽しんでもよいでしょう。ドーム状に生長するので庭や花壇の縁取りにも適しています。

エリシマム

  • エリシマムは80種ほどの原種がヨーロッパを中心に分布するアブラナ科の草花です。種類によって一、二年草と宿根草があり、草丈も矮性から高性まで様々です。 英名のウォールフラワーは、城壁の石と石の隙間のような場所でもよく育つことにちなみます。分類が変わったため、以前の分類のチェイランサスの名で流通することもあります。 エリシマムの花は、アブラナ科らしい4枚花弁の十字形の小さな花が集まり、春から初夏にかけて開花します。優しい色合いから発色の良い色まで花色が豊富で、複色のものも多く、中には咲き進むにしたがって花色が変化する品種もあります。咲き方は、ストックのような花穂が長いものやバーベナのような丸めのものまで品種によって異なります。 楚々とした雰囲気の花は様々な草花と合わせやすく、花色も豊富なので、同じ時期に咲く草花との組み合わせ次第でいろいろな雰囲気を演出できます。 この図鑑では宿根草タイプのエリシマムについてご紹介します。

ヘリオフィラ

  • ヘリオフィラは、春に透明感のある青い花が無数に開花するアブラナ科の一年草です。ヘリオフィラ属には多くの種類がありますが、園芸店で販売されているのはヘリオフィラ・ロンギフォリア(Heliophila longifolia)です。主に青い花が流通していますが白花もあります。 この図鑑では、ヘリオフィラ・ロンギフォリアの育て方についてご紹介します。 花はアブラナ科には珍しい青系で、昼間に開き夜は閉じる性質があります。茎が細く繊細そうに見えて性質は丈夫で、分枝しながら生長し、下から上に咲き進みます。薄く繊細な花びらの小さな青い花は、人を惹き付ける魅力があります。 野趣あふれる雰囲気なので、ナチュラルガーデンの植栽に好まれます。同じ季節に咲く、ネモフィラ、ワスレナグサ、シノグロッサムなどの水色や青系の花と植栽すると美しいブルーのグラデーションを楽しめます。

ハマダイコン(浜大根)

  • ハマダイコンは日本の沿岸部の砂地や河原に自生する、アブラナ科ダイコン属の越年草です。栽培用の大根が野生化したものというよりも、外来種の野生大根が帰化植物となったと考えられているようです。 草丈は30~70㎝ほどで、春に伸びた花茎の先に菜の花に似た薄紫色から白色の花を咲かせます。花びらは4枚です。群生していることが多いので、一面にハマダイコンが咲き誇っている景色に出会うこともあります。 葉や花は野菜の大根にそっくりですが、根は太くなりません。ハマダイコンの根は細くて繊維質が多く、野菜の大根のように美味しいものではありませんが、おろすと大根おろしよりさらに辛い大根おろしになると言われています。咲く前の花芽はお浸しに、葉は塩漬けや炒め物に使えたり、種子も食べることが出来るようです。

ベルフラワー

  • ベルフラワーは、名前のとおりベルの形をした花をたくさん咲かせる多年草です。オトメギキョウ(乙女桔梗)の名でも知られています。草丈は10~15cmで低く、花は小輪ですが、多花性なので見ごたえがあります。花は茎の先につき、花色は青、紫が多く、白も出回っています。 ベルフラワーは、日当たり、水はけ、風通しの良い場所を好みます。真夏の直射日光、蒸れ、強い霜に弱い性質です。水やりをする時は花に水がかからないように株元に与えるようにしましょう。梅雨時は、長雨がかからないように軒下に移動させたり、真夏は涼しい半日陰で管理します。耐寒性はありますが、強い霜に当たると傷むので防寒対策を行いましょう。

キンカン(金柑)

  • キンカン(金柑)は、ミカン色の小さい実がなるミカン科の常緑低木。冬から春にかけて、木一面に小さな実がつきます。実は、皮も含めて生でまるごと食べられます。皮の部分は柑橘類特有の香りがありほろ苦く、皮の内側は甘酸っぱい味がします。生食のほか、ジャムや甘露煮などさまざまな加工用としても利用されています。 病害虫の心配が少なく、柑橘類の中では栽培が簡単です。樹高は1~2mほどで、庭植え、鉢植えのどちらでも栽培可能です。夏に香りの良い小さな白い花が開花したあと果実が実り、2月~5月が主な収穫時期です。  

ビジョナデシコ(美女撫子)

  • ビジョナデシコは、手毬のようなかわいい花を咲かせる耐寒性多年草。春から初夏に茎先に花径1~2cmほどの花が集まって花房をつくり開花します。暑さにやや弱く、日本では一年草扱いされることがありますが、夏越しがうまくいけば多年草として育てることができます。花色は、白、ピンク、赤、橙、紫や複色など変化に富みます。花もちが良いため、切り花としても親しまれています。

レンゲツツジ(蓮華躑躅)

  • レンゲツツジはツツジ科の落葉低木で、初夏に朱橙色の花を咲かせます。名前の由来は、輪状に並ぶ花を蓮華にたとえたことにちなみます。山地や高原に群生し、ツツジの中では最も花が大きく、一枝から複数の花が咲くため、初夏の開花時は新緑とともに華やかにあたりを彩ります。 なお、レンゲツツジの花や葉、根には毒があり、誤って摂取するとおう吐やけいれんなどの症状を引き起こします。旅先などで見かけても、蜜を吸うようなことはしないようにしましょう。

キブシ(木五倍子)

  • キブシ(木五倍子)は、日本の山野や雑木林、林縁などに自生する雌雄異株の落葉低木です。木五倍子という名前の由来は、果実が染料に使われていたフシ(五倍子)の代用品とされたことに由来します。 桜の開花より少し早い時期に長さ5~10cm程度の房状の花を、枝からぶら下がるように咲かせる姿が特徴的です。淡いクリーム色の花は地味ですが、山野の趣があり、茶花としても使用されます。

アマナ

  • アマナは日当たりの良い里山、野原、林縁、土手などに生えるユリ科の多年草。早春に開花し、夏は地下で休眠するスプリングエフェメラルのひとつです。以前はチューリップ属でしたが、現在はアマナ属に分類が変更されています。日本、中国、朝鮮などに自生し、日本では東北南部から九州に分布しています。 早春に原種チューリップに似た白い花が開花し、白い花弁の裏側は暗紫色の筋が入っています。花弁は太陽に反応して開き、曇りや雨の日は閉じる性質があります。地際付近で咲く愛らしい姿は、晴れた日も雨や曇りの日もそれぞれ美しく、春の到来を知らせてくれる存在です。 甘菜の名は、若葉や鱗茎にほのかに甘味があり、食用になることにちなみます。学名edulisは「食用になる」を意味します。ただし、近年は数が減少し、自生地各地で絶滅危惧種とされていることが多い現状です。苗で購入したもの以外は掘り起こさないようにしましょう。

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