ホトトギス
- ホトトギスは、日本、台湾、朝鮮半島などを原産とするユリ科の耐寒性多年草。山林や崖、傾斜地などの少し湿った明るい日陰に自生しています。古くから人々に親しまれ、秋の茶花としても使われます。品種によっては7月頃から咲き始め、9月~10月頃が見ごろです。 ホトトギスの大きな特徴は、花弁に浮かぶ紫色のまだら模様です。この模様が鳥の杜鵑(ほととぎす)の胸の模様と似ていることから、この名が付けられました。また一部の品種では、若葉に油を垂らしたような模様が現れることから「油点草(ゆてんそう)」という別名を持っています。 ホトトギスは、めしべが長く伸びていて花柱がヘリコプターのプロペラのように広がった形状をしています。主な花弁の色は、白地に紫色のまだら模様と黄色であり、珍しい色として白があります。 現在ホトトギスとして流通しているものの多くは、ホトトギスとタイワンホトトギスの交雑種だと言われています。


































