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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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LOVEGREEN(ラブグリーン)の編集部アカウントです。ガーデニング、家庭菜園、インドアグリーンなど、幅広い植物ジャンルに精通したメンバーが在籍し、実際の栽培経験にもとづく花・植物の育て方や楽しみ方記事、お庭の取材記事、植物にまつわる企画などを配信しています。

ホトトギス

  • ホトトギスは、日本、台湾、朝鮮半島などを原産とするユリ科の耐寒性多年草。山林や崖、傾斜地などの少し湿った明るい日陰に自生しています。古くから人々に親しまれ、秋の茶花としても使われます。品種によっては7月頃から咲き始め、9月~10月頃が見ごろです。 ホトトギスの大きな特徴は、花弁に浮かぶ紫色のまだら模様です。この模様が鳥の杜鵑(ほととぎす)の胸の模様と似ていることから、この名が付けられました。また一部の品種では、若葉に油を垂らしたような模様が現れることから「油点草(ゆてんそう)」という別名を持っています。 ホトトギスは、めしべが長く伸びていて花柱がヘリコプターのプロペラのように広がった形状をしています。主な花弁の色は、白地に紫色のまだら模様と黄色であり、珍しい色として白があります。 現在ホトトギスとして流通しているものの多くは、ホトトギスとタイワンホトトギスの交雑種だと言われています。

エンドウ(えんどう豆)

  • エンドウ(えんどう豆)は、大きく分けて若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」、そして完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」とがあります。 エンドウ(えんどう豆)は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウ(えんどう豆)が食べられるようになったのは江戸時代以降。早い時代からヨーロッパ系とアジア系に分かれて発展していきましたが、大豆があったためにアジアではあまり広がらなかったようです。 エンドウ(えんどう豆)の種類 エンドウ(えんどう豆)は莢(さや)の硬さで硬莢種(こうきょうしゅ)と軟莢種(なんきょうしゅ)に分かれます。 硬莢種(こうきょうしゅ) ・赤エンドウ豆(成熟豆)…みつまめやゆで豆 ・青エンドウ豆(成熟豆)…煎り豆、煮豆、餡(鶯餡) 軟莢種(なんきょうしゅ) ・サヤエンドウ ・グリーンピース(未成熟豆) 最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウ(えんどう豆)の若芽です。

サヤエンドウ(絹さや)

  • サヤエンドウ(絹さや)は、エンドウの未熟な莢を食用とする場合の呼び方です。大きく2つに分けると、草丈200cmほどのつるあり種、草丈40~100cmほどのつるなし種があります。 エンドウは大きく分けて、若い莢(さや)を食用とする「サヤエンドウ」と、未熟な豆を利用するグリーンピースのような「実エンドウ」、完熟した豆を乾燥させて利用する「エンドウ豆」があります。最近リボベジとしても人気なスプラウトの一種「豆苗(とうみょう)」も、エンドウの若芽です。 エンドウ豆は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でエンドウが食べられるようになったのは江戸時代。関東地方では「絹さや」関西で「サヤエンドウ」と呼ばれることが多いようです。その他にも、ぶんこ、さやまめ、さんどまめ……など、地域によって様々な呼び方があります。

モンステラ

  • モンステラはサトイモ科の常緑性多年草。室内に飾る観葉植物としてとても人気があります。南国の雰囲気があり、アロハシャツにもよく描かれています。自生地では、葉茎のサイズが1回りも2回りも大きく育ち、環境が合うとサトイモ科特有の形の花が咲いて実もなります。 熱帯アメリカに生息するつる性(または半つる性)の植物で、20~40種類あると言われています。葉は生長するにつれ、縁から切れ込みが入ったり穴が開いたり独特な形になります。乾燥に比較的強く耐陰性もあり、明るい室内でたまに水やりをするだけでも綺麗に育つので、総じて観葉植物としては育てやすい品種のひとつです。 モンステラは葉の縁に水孔(すいこう)と呼ばれる排水器官があるため、朝方モンステラの葉を見ると葉の縁に水滴が付いていることがあります。これは、サトイモ科の植物によく見られる現象で、そのように水滴が付いているのはモンステラが状態良く育っている証拠です。水が足りなくなると葉がふにゃっとなるのでわかりやすいです。モンステラは水が大好きなので葉水(霧吹きで葉っぱに水をかけること)をしましょう。

コレオプシス

  • コレオプシスはキンケイギクやハルシャギクをはじめ、たくさんの種類があるキク科の草花の総称です。国が生態系を脅かす恐れがあるため特定外来生物に指定しているオオキンケイギクもその仲間です。 種類によって一年草と多年草の分類が違い、キンケイギクやハルシャギクは種から育てる一年草、イトバハルシャギク、ロゼア、グランディフロラ、オオキンケイギクは多年草に分類されます。近年は品種改良が盛んにおこなわれ、新品種が多数作出されているほか、種間交配種のハイブリッド種も流通しています。 種類によって開花時期が違いますが、いずれも丈夫で手間いらず、多花性で開花期間も長いため、夏の庭や花壇、鉢植え栽培などに利用されています。黄色やオレンジなど明るくカラフルな色のものが多いため、夏の庭を明るく彩ってくれる存在です。  

ビデンス(ウィンターコスモス)

  • ビデンスは日本に自生するセンダングサをはじめ、世界中に200以上の種類が分布するキク科の草花の総称で、一・二年草と多年草のものがあります。花がコスモスに似ているため、ウィンターコスモスという名でも流通していますが、コスモスの仲間ではありません。 園芸種として多く流通している多年草の改良種のビデンスは、種類によって「夏に咲くもの」や「秋から初冬にかけて咲くもの」など開花時期が違います。また、草丈も種類によって様々なので、苗を購入したらプランツタグで草丈や開花時期を確認しましょう。どの種類も日当たりと風通しの良い場所で育てれば、丈夫でやせ地でも育ち、手間いらずでたくさんの花が開花します。

ネモフィラ

  • ネモフィラは、春にかわいい小さな花をカーペットのように咲かせる一年草です。近年、国営ひたち海浜公園などの一面に広がる青いネモフィラがメディアで紹介され、春の風物詩となっています。 花色は、透明感のある青、シックな黒、白などがあります。繊細な切れ込みの入った葉がこんもりと生い茂る姿は、花に負けず劣らず魅力的で、斑入り品種もあります。 ネモフィラは、庭や花壇へ地植え、プランター、寄せ植え、ハンギングなど様々な条件で栽培でき、横に広がる性質を持つためグランドカバーとしても人気があります。  

ガザニア

  • ガザニアは、南アフリカが原産の多年草です。鮮やかな色彩とさまざまな花色が魅力の草花で、春から秋までと長期間開花し、シルバーリーフなど葉が美しい品種もあります。花は光が当たると開くため、朝に開き、夜や曇りの日には閉じる性質があります。鮮やかな花色は強い日差しの中でも引き立ちます。 丈夫で強い日差しや乾燥に強い反面、寒さや高温多湿に弱く、一年草として扱われることもありますが、品種改良で耐寒性のあるものも多く流通し、関東より西では十分に冬越しできます。光に反応して開く性質があるため、日当たりが良く、水はけが良い場所なら放任で毎年花が開花します。

ダールベルグデージー

  • ダールベルグデージーは、春から初冬までかわいい黄色い小花が無数に開花するキク科の草花です。本来は多年草ですが、日本では一年草として扱われています。 小花と繊細な細い葉が可憐な雰囲気。くねくねした細い茎は直立せず、横に広がるように生長し、株全体でみるとふんわりとした印象になり、花壇の前側、寄せ植え、ハンギングなどに使われています。 暑さにも強く、株が蒸れないようにすれば長い期間花を楽しむことができます。

ボタンクサギ

  • ボタンクサギは、7月~9月にピンクの花が開花するシソ科の落葉低木です。熱帯地方では常緑樹として扱われます。手毬状の花は、遠目でみるとアジサイの花や趣に似ています。 名前の由来は、牡丹のような美しい花が咲くことと葉や茎を傷つけると独特な香りがすることにちなみます。この香りは剪定や葉をちぎった際に香るだけで常に漂ってくるものではなく、花には甘い香りがあります。この花をアゲハチョウが好むため、開花時期は花の周りを飛んでいるのをよく目にします。 生育旺盛で地下茎で広がり株立ち状になり、7月~9月の長い期間開花します。花と同じく葉も大きく雄大な雰囲気で、園芸品種には斑入り品種もあります。

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