- サザンクロスはオーストラリア原産の常緑樹です。ピンクや白の可愛らしい星形の花をつけることから「クロウエア」という本来の名前より、流通名である「サザンクロス(南十字星)」の方が有名になりました。サザンクロスは、分類上は常緑低木ですが、流通時は草花のような小型の形状をしています。 春から秋まで長い期間、星形の花が株一面に開花し、咲き続けてくれるのがサザンクロスの魅力です。ひとつひとつの花も1週間程度日持ちします。ミカン科なので、葉を揉むとほんのり柑橘類の香りが漂います。 サザンクロスは、いくつかの種類があり、主に流通しているのは、クロウエア・サリグナ(Crowea saligna)とクロウエア・エクサラータ(Crowea exalata)、その両者の交配種です。サリグナとエクサラータでは葉の幅に違いがあります。最近は葉が斑入りの品種やもともと低木ですが、さらに草丈を低くした矮性種などもあります。