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「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑

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ハクモクレン

  • ハクモクレンは、別名ハクレン、ハクレンゲとも呼ばれている中国原産のモクレン科の落葉高木。街路樹、公園、庭園、寺院、個人のお庭など身近な場所にも植栽されています。 つぼみのときは銀色の毛で覆われ、3月~4月に白い美しい大輪の花を咲かせます。樹高は10~15mくらいになり、枝先に白い大きな花が開花します。 通常、モクレンというと紫色のモクレンのことをさすのが一般的で、紫の花はシモクレン、白い花はハクモクレンと呼ばれています。開花時期は同じ3月~4月ですが、ハクモクレンの方が若干早く開花が始まります。

ヒイラギ

  • ヒイラギは、葉の縁がノコギリの歯のようにギザギザしているのが特徴の常緑高木です。古くから鬼がトゲを嫌うとして鬼門に植える木としても使われてきました。 耐寒性があり丈夫な樹木で、山野に自生する他、公園や庭園の植栽としても人気があります。11月~12月に濃いグリーンの葉の脇から白く香りの良い小花を塊のように咲かせ、翌年の初夏に黒に近い紫色の果実を実らせます。 ヒイラギの葉は、濃いグリーンで光沢があり肉厚で対生します。ヒイラギの特徴ともいえる葉の縁のギザギザは、老木になると無くなり、縁は丸くなります。

ニチニチソウ

  • ニチニチソウは、初夏~秋の長期間開花するキョウチクトウ科の非耐寒性一年草。本来は多年草ですが、日本だと露地では越冬できないため、一年草として扱われるのが一般的です。ひとつひとつの花は3~5日の寿命ですが、新しい花を次々と咲かせ、毎日花が絶えないことから「日々草」と呼ばれています。 多湿に弱い性質がありますが、基本的には丈夫で真夏でも花を休むことなく開花し続けます。咲き終わった花が自然に落ちて新しい花が開花するので、花がら取りの作業が必要ありません。ただし、落ちた花は定期的に処分したほうが病害虫の心配が少なくなります。 ニチニチソウは、種類が豊富な草花です。ピンク、白、赤、紫、グリーンなど色幅が豊富で、最近は複色カラーのものもあります。また、一重咲きのほか、八重咲きや花弁の縁がフリルのように波打つフリンジ咲き、小輪種など、咲き方も豊富で毎年新品種が作出されています。

オジギソウ

  • オジギソウはマメ科の多年草。耐寒性が弱いため、日本では一年草として扱われていますが、沖縄や九州など、越冬して自生しているような地域もあります。葉に触れると、閉じて下を向く様子がおじぎをしているように見えるので、オジギソウと名付けられました。 オジギソウは、草丈30~50cm、暑さに強く、夏に大きく生育し、花を咲かせます。花はピンク色で、丸くふわふわとしたフォルムをしています。花の後にできる実は金平糖のようなフォルムで、サヤの中に種が入っています。葉は小葉が鳥の羽のように集まった羽状複葉で、指で触れたり、刺激を与えると閉じるという特徴があります。 オジギソウがおじぎをする理由は、動物や虫の食害から葉を守ったり、風や雨で弱るのを防いだり、夏の暑さに耐えるため、光合成の必要がない夜にできるだけ熱や水分の蒸発を防ぐなどの目的のためだといわれています。

フウセンカズラ

  • フウセンカズラは、ムクロジ科のつる性一年草。風船のようにふくらんだ実が印象的で、かわいらしい植物です。 フウセンカズラは熱帯地域原産なので、暑い夏に旺盛に生育します。つるを伸ばして周囲に絡みつきながら、草丈2~3mほどまで伸びていきます。7月~9月に小さな白い花を咲かせ、その後、直径3cm程度の風船のような実を付けます。次々と花を咲かせながら、実になっていくので、8月には、1つの株で花と実の両方を楽しむことができます。 茶色く熟した風船のような実を裂くと、中に黒地にベージュのハート模様の種が入っています。この種のかわいらしさも魅力の1つです。種は、翌年の種まきの時期まで、通気性の良い冷暗所で保存しておきましょう。 フウセンカズラは、明るいグリーンの葉が涼しげで、生育旺盛なことから、グリーンカーテンとしても人気があります。

オニユリ

  • オニユリは原種のユリのひとつで、耐寒性、耐暑性に優れることから、日本の至る所で野生化しています。オニユリの背丈は100~200cm程度、オレンジ色の花には斑点があり、花弁はそっくり返ったような印象的な見た目をしています。発色の良い花は、夏の野山でよく目立ちます。 オニユリの特徴的なところと言えば、むかごができることです。むかごは、葉の上にひとつずつでき、これをまくと3~4年で開花します。見た目がとても似ているコオニユリには、むかごはできません。 また、オニユリの球根は「ユリ根」と呼ばれ、薬用や食用にもされています。ユリ根はオニユリ、コオニユリ、ヤマユリの鱗茎のことをいいますが、最近流通しているのはコオニユリがほとんどのようです。

  • 葛は、日本の山野及び街中の公園や空き地などで見かけるつる性の多年草、読み方は「くず」です。秋の七草の一つに数えられています。薬用や食用に利用される傍ら、繁殖力が強く、駆除が困難な雑草としても扱われている、身近な野草です。 葛は、赤紫色のフジに似た花を咲かせます。大きさは1~2cm程度のマメ科特有の蝶形花が集まって咲き、ぶどうジュースのような甘い香りがあります。色鮮やかで香りの良い花を咲かせますが、葉が大きく、よく茂るので、葉に隠れて見えないこともあります。空き地や河原など、身近な場所に茂っているのに、花の記憶がないという人も多いのではないでしょうか。 葛のつるは太く丈夫で、3枚の小葉からなる大きな葉を茂らせます。葉や茎に産毛のような細かい毛があります。土中に太い根を伸ばし、山芋のような塊根を形成するのも特徴です。根は太く長いので駆除が困難と厄介がられることもありますが、実は良質なでんぷん質が豊富で、食用や薬用にされる有用植物です。葛の根からは、葛根湯(かっこんとう)や葛湯(くずゆ)などの生薬が作られています。他にも、葛粉(くずこ)、葛餅(くずもち)、葛切り(くずきり)などの和菓子の原料にもされています。 葛の葉の裏の色は白っぽく、風に吹かれて葉裏が見えることから裏見草(ウラミグサ)と呼ばれ、「恨み」とかけて枕詞に使用されます。

彼岸花

  • 彼岸花は、ヒガンバナ科ヒガンバナ属の球根植物。秋になると、田畑の畔、神社や寺院の参道、身近な道路の脇などで、燃えるような真赤な花を連ねるように咲かせます。彼岸花は地下に鱗茎を持ち、分球で増えるので、密に群生しています。遠くから見ると、たくさんの真赤な花がかがり火のように咲いている様子が幻想的です。 彼岸花は、秋になると30~50cmの花茎を真直ぐに伸ばし、その先に数個の花を放射状に咲かせます。花一つ一つを見ると、花びらは細く縁が少し波打っていて、先端が反り返り、しべ類が飛び出すような独特のフォルムをしています。彼岸花の特徴は、花が咲き終わってから葉が出てくるところです。花が咲いていた場所に濃いグリーンの細い線のような葉を伸ばします。この頃には花は枯れてなくなっているので、多くの人はそれが彼岸花の葉だと気づかないようです。 彼岸花に白い花は咲く? 彼岸花は、基本的に真赤な花を咲かせますが、まれに白花もあります。真赤な彼岸花が群生している中で、ポツンと白い花が咲いているようなケースは非常に稀な突然変異です。 白といっても白に近い淡い黄色の花は、シロバナマンジュシャゲと呼ばれる彼岸花とショウキズイセンの交雑種です。シロバナマンジュシャゲも彼岸花と同じころに開花し、群生します。シロバナマンジュシャゲからは多くの園芸品種が作出されていて、白の他にピンクや、黄色の花を咲かせるものなどがあります。 彼岸花は種子を作らない? 彼岸花は、その昔に中国から渡来したと考えられています。中国では種子を作るものが確認されていますが、日本に分布している彼岸花は、種子を作ることはなく分球で増えていきます。 彼岸花には毒がある? 彼岸花は、地下の鱗茎に有毒のアルカロイドを含みます。墓地や田畑周辺で彼岸花を見かけるのは、昔はこの毒でネズミなどから大切な穀物や遺体を守るために植えられていたそうです。 彼岸花の名前や別名の由来 彼岸花にはたくさんの別名があります。彼岸花という名前は、秋の彼岸近くに開花することから名付けられました。曼珠沙華(まんじゅしゃげ)という別名は、仏教で天界に咲くと伝えられている花に由来します。死人花(しびとばな)という別名は、この花が墓地や寺院の近くに多いからです。火事花(かじばな)という別名は、赤い花を炎に見立て、家に持ち込むと火事になると言って忌み嫌ったことが由来だそうです。 彼岸花とリコリスの違いは? 彼岸花は Lycoris radiata のこと、リコリスとはヒガンバナ属の学名 Lycoris をカタカナ読みしたものです。ヒガンバナ科の植物は園芸品種が多く、切り花や鉢植えで愛され、リコリスという名前で流通しています。園芸品種には、黄色やピンクなど、明るい色の花を咲かせる品種もあります。

マンサク

  • マンサクは、マンサク科マンサク属のまだ寒さが残る2月頃から、はっとするような黄色い花を咲かせ、いち早く春の訪れを教えてくれる日本原産の落葉低木。日本各地の山林にも自生していて、紅葉も美しい樹木です。 花びらは長さ約2㎝ほどの線形で、遠くまで良い香りが漂います。葉より先に花が咲くため、満開時は木一面を花が覆いつくします。派手さはありませんが、あたりの木々がまだ落葉している中での花はとても目立ちます。 マンサクは生長が遅く、狭い場所への植え付けにも向きます。耐寒性に優れ、病害虫の害も少なく育てやすいため、庭木のほか街路樹としても植栽されています。 マンサクの名は、春一番に咲く「まず咲く」という言葉が変化してつけられたと言われています。また、マンサクは、たくさんの花をつけるので、作物の豊年満作を占う植物として古くから親しまれてきました。そのことから豊年満作を祈願して名前が付けられたとも言われています。

月見草

  • 月見草は、アカバナ科マツヨイグサ属の一年草、あるいは二年草。メキシコ原産で、日本でも自生するようになった帰化植物です。繁殖力が弱かったのか、身近な場所ではあまり野生化していません。 月見草は、夜に開花し朝には萎れる一日花です。夏の夜に色は白、花びらは4枚の花を咲かせ、朝になって萎れる頃にピンクに変化します。 文豪太宰治の「富嶽百景」に「富士には月見草がよく似合ふ」という一節があります。ただし、その後に「黄金色の月見草の花ひとつ」と書いてあることから、この月見草はマツヨイグサのことだったのではないかと推測できます。      

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