「LOVEGREEN編集部」が監修している植物|植物図鑑931-940件 / 全1474件

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エニシダ

  • エニシダはヨーロッパ中西部原産の、落葉あるいは常緑低木です。生長しても2~3m程度と大きくなり過ぎず、乾燥にも強いので、庭植えで管理しやすい花木です。エニシダは枝を枝垂れさせるように広げる独特な樹形をしているので、花が咲いていない時期も存在感があります。 春に黄色や白のマメ科特有の蝶々のようなフォルムの花を咲かせます。枝垂れた枝にたわわに咲いた花が風に揺れる姿はうっとりするほど見事です。とても可愛らしいエニシダの木ですが、寿命が短く10年程度で枯れてしまいます。耐寒性はあまり強くないので、東北以北では鉢植えで管理し、冬は屋内で越冬させたほうが良い樹木です。 園芸品種に、矮性のヒメエニシダもあります。こちらは大きくなっても1m程度と小さめですので、庭植でも鉢植えでも管理しやすい品種です。花色が白や複色のエニシダもありますが、こちらは落葉です。

椿(つばき)

  • 椿(つばき)は日本を代表する花木で、海外でも近年非常に人気の高い樹木です。椿(つばき)は日本の書物、万葉集に記述があるほか、縄文時代の遺跡からも椿の種などが発見されており歴史の古い樹木です。常緑高木で照葉を一年中楽しめ、昔から盛んに園芸品種の作出が行われ、花色、花形、葉の形など多様な品種が栽培されています。特に花の少ない冬に見事な美しい花を咲かせることから、茶花(ちゃばな)の中でも格の高い花で「茶花の女王」とも称されます。また、その種子から採られる「椿油」は髪や肌に良いことから様々な化粧品に用いられています。椿(つばき)の木材は強度が高く質が均一であることから、印鑑や漆器、彫刻の材料として用いられており文化的にも重要な樹木の一つです。

スナップエンドウ

  • スナップエンドウは、サヤエンドウのようなシャキシャキとした莢(さや)の食感と、グリンピースのように豆自体を食べることができる、両方の良さをあわせもったような野菜です。アメリカで育種され、1970年代以降に日本に導入された比較的新しい野菜ですが、今では全国的に栽培が広がっています。 スナップエンドウと同じ仲間のえんどう豆の野生種は、いまだ見つかっていないようですが、えんどう豆は歴史が古く、紀元前7000年頃から南西アジアで栽培されていました。 えんどう豆は、エジプトの有名なツタンカーメンの墓から出土するなど古代ローマやギリシャで栽培されるほど、歴史的にも大変古く重要な作物だったようです。後にインドから中国へ伝わり、日本へ入ったのは8~10世紀頃と言われていますが、日本でえんどう豆が食べられるようになったのは江戸時代。えんどう豆は早い時代からヨーロッパ系とアジア系に分かれて発展していきましたが、大豆があったためにアジアではあまり広がらなかったようです。

フィカス・ウンベラータ

  • フィカス・ウンベラータは熱帯アフリカが原産の葉がハート形をした人気の観葉植物です。原産地では10mほどの高さになる常緑中高木ですが、日本で観葉植物として室内で育てられているフィカス・ウンベラータは50cm~1.5mほどのものが一般的になっています。ゴムの木に比べると葉が薄く、幅広で葉脈がしっかりと見えます。シーグレープという観葉植物の葉に雰囲気が似ていますが、フィカス・ウンベラータの葉がハート形なのに対しシーグレープは葉が丸くうねりがあるので区別することができます。フィカス・ウンベラータは気温が下がると葉を落とすことがありますが暖かくなってくれば新芽を出すようになります。

クワズイモ

  • クワズイモはアロカシア属(クワズイモ属)の一種です。一般的にアロカシア属は葉を観賞することが多いですが、クワズイモは葉よりも地上部で膨らむ根茎が魅力的な観葉植物です。クワズイモは葉の観賞価値は低いものの、最大で60cm程度の大きな葉を展開させます。耐寒性も弱くはなく、温暖な地域であれば屋外越冬ができるため観葉植物の中でも育てやすいです。

コーヒーの木

  • コーヒーの木は定番の観葉植物で、コーヒーカップを模した鉢などに植えられて販売されていることがあります。つやのある葉が美しく、樹形もさほど乱れないためインテリア性が高いです。また、観葉植物として販売されているコーヒーの木と飲料のコーヒーの原料となるコーヒーの木は同じもので、一般的に観葉植物として流通しているのはアラビカ種(C. arabica)だと言われています。 コーヒーの木は開花後に葉の根本に実を群生させます。この実は完熟すると真っ赤になりサクランボに見えることからコーヒーチェリーと呼ばれます。この赤い実から果肉などを取り除き、種子のみにしたものがコーヒー豆となります。味はともかく、自宅でコーヒー豆の製造を実験してみるのも面白いでしょう。 また、コーヒーの木は幼木のときは耐陰性がありますが、生長するにしたがって耐陰性が徐々に弱まってくると言われています。

ヤツデ

  • ヤツデは、数本の株立ちで3~5mになる常緑低木です。ヤツデの葉は長さ・幅ともに20~40cmで掌状に裂け、縁はのこぎりの歯のようなギザギザがあります。秋から初冬に円錐状に多数のつぼみをつけ、5mmほどの白い複合花序を咲かせ、花の後は緑の実になり、次第に黒くなります。 ヤツデは古くから縁起木として親しまれ、特に日陰に耐えることから裏庭には欠かせない庭木として使われてきました。また、手のような葉の形から「千客万来」の願いを込めて玄関や店先などに飾られてきたようです。 ヤツデには「天狗の葉団扇(テングノハウチワ)」という別名もあります。漢字で書くと「八手」になりますが、裂ける枚数は7枚、9枚など奇数であることが多く、中には11枚のものもあります。 最近の園芸種は、葉が斑入りや絞り柄などの印象的なカラーリーフの種類も流通しています。丈夫で手入れいらずなので、庭木を始め、公園樹や建物のエントランスの植栽などにも使われています。

クローバー(シロツメクサ)

  • クローバーとは、マメ科トリフォリウム(シャジクソウ)属の総称です。一般的にクローバーと言えば、シロツメクサという和名の白い花が咲く種類をさすことが多く、3月~8月頃が花の季節で、4月~5月が花の最盛期です。クローバーの花は一つの花のように見えますが、小さな花が集まってできた集合体です。 シロツメクサは、ヨーロッパ原産で日本に渡来したのは江戸時代。輸入船の荷物の隙間に緩衝材として詰められていたのがきっかけで日本に根付き、広まっていったのがきっかけです。そのことが白詰草(シロツメクサ)の名前の由来となっています。

ミント

  • ミントは最もポピュラーなハーブのひとつです。ミントというと、すっきりとしたさわやかな香りを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、中にはアップルミントのようにほんのり甘くすっきりとした香りのミントもあります。品種は数限りなく存在し、毎年のように新品種が登場します。 ミントの利用法としては、アロマテラピーの他、サシェやポプリの材料にしたり、お茶や料理にも使うことができたりと様々な活用法があります。

ノースポール

  • ノースポールはキク科の一年草です。マーガレットによく似た花をつけるノースポール。同じキク科なので間違えてしまうのも無理はありませんが、マーガレットはモクシュンギク属でノースポールはフランスギク属です。マーガレットに比べて花は小さく、平均して直径3cm~5cmの花をつけます。花色は中心が黄色、花弁が白。はっきりとした濃い色の黄色と白のコントラストがきれいな花です。特徴的なのは花だけではありません。その葉も特徴的です。草丈は20cm前後、四方に葉を茂らせます。葉は丸みを帯びた形状ではなく、ギザギザとしたのこぎりのような形を成します。

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