クラッスラとは?育て方・栽培方法|植物図鑑

植物名
クラッスラ
学名

Crassula

英名
Crassula
科名
ベンケイソウ科
属名
クラッスラ属
原産地
南アフリカ、熱帯アフリカ

クラッスラの特徴

ベンケイソウ科クラッスラ属の多肉植物で、3~4cmの小型から数m近くにもなる大型種まであり、種類はとにかく豊富。大きさだけでなく形も様々で、幾何学模様に見えるものやユニークな形の種類などあるのでコレクションしがいのある多肉植物です。一番身近な品種は「金のなる木」が挙げられます。中には秋の紅葉した姿がとてもきれいな「紅葉祭り」「火祭り」もよく寄せ植えなどに使われます。花は一つの茎に小さな花が集合して咲きます。多くの種類は白やピンクの花を咲かせ、開花姿もかわいらしいですが、品種によっては花が目立たない種類も。また、夏型・冬型があります。

クラッスラの詳細情報

園芸分類 多肉植物、クラッスラ
草丈・樹高 3cm~1m
耐寒性 やや弱い
耐暑性 普通
花色 赤、オレンジ、ピンク、白
開花時期 4月~12月

クラッスラの育て方カレンダー

時期 1月 2月 3月 4月 5月 6月 7月 8月 9月 10月 11月 12月
植え替え
開花
肥料

クラッスラの栽培環境

日当たり・置き場所

湿気が苦手なので、日当たり・風通しの良い場所で管理をしましょう。
明るい日陰でも育ちますが、ヒョロヒョロとした軟弱な株になるのでなるべく日当たりのよいところに置くほうが元気な株に育ちます。また、紅葉する品種は特にひなたで管理をしましょう。
真夏は葉焼けを起こす品種もありますので、半日陰で管理をしましょう。

温度

耐寒は5度くらいまで。5度以下が続く場合は屋内に取り込んだ方が安全です。

用土

水はけの良い土を好みます。市販の多肉植物用の土を利用するとお手軽ですが、栽培環境や水やりの頻度に合わせて選んでもいいでしょう。

クラッスラの育て方のポイント

水やり

季節で異なります。
【夏型種】
春・秋・・・・日当たりの良い場所に置き、土の表面が乾いたら鉢底から水が出るくらいたっぷり水やりをする。
夏・・・梅雨時期は控えます。高温多湿にならないように心掛け、夕方以降の涼しくなってから水やりをする。頻度は土が乾いてから3~4日後に与えます。
冬・・・暖かい日の昼間に水やりをする。
【冬型種】
春・秋・・・・・日当たりの良い場所に置き、土の表面が鉢底から水が出るくらいたっぷり水やりをする。
夏・・・ほぼ断水します。休眠期。水は控えめに。梅雨明けからの夏と冬は水やりは控えめにします。
冬・・・晴れの日の昼間に水やりをする。0度を切る場合は控えましょう。

肥料

成長期に緩効性肥料を少量与えるか、薄めた液体肥料を与えても良いでしょう。

病害虫

アブラムシカイガラムシハダニワタムシが付きやすいです。
花芽や、新芽など柔らかいところは害を受けやすいので気をつけましょう。見つけ次第すぐにピンセットなどで取り除くか、防止も兼ねて薬剤散布を施します。
病気は、葉に茶色い斑点がつく「さび病」が出ることがあります。出た場合は、病気の箇所をすぐに取ります。

クラッスラの詳しい育て方

選び方

葉が開いているものより、詰まって、全体的に締まっているものが良いでしょう。
葉に虫が付いてない、元気なものを選びましょう。

剪定・切り戻し

株が暴れていたり、生育旺盛な種類も中にはありますので、好きな位置で剪定を行いましょう。

植え替え・鉢替え

春か秋に行いましょう。緩効性肥料を少量与えるか、薄めた液体肥料を与えても良いでしょう。

品種によりますが、春~冬に開花します。

夏越し

なるべく風通しを良くし、真夏は半日陰で管理をし直射日光を避けます。水やりの頻度も減らし、土が乾いてから3、4日後にあげるなど乾燥気味で管理をします。

冬越し

5度以下になるようであれば暖かいところで管理をします。また乾かし気味の方が耐寒が強くなりますので、お水は控えめにします。

増やし方(株分け、挿し木、葉挿しなど)

挿し木・挿し穂で増やせます。切り口を3~4日乾かしてから用土に植えつけます。割り箸などで穴をあけてから挿すとやりやすいでしょう。

  • 監修者:LOVEGREEN編集部
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